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なぜいきなり真逆になる?

早朝覚醒が始まってから約2週間後の土曜日。
その日は外出の予定があり、帰宅したのは22時過ぎだった。
帰宅後、持っていった荷物を片付けてから入浴。入浴後は寝支度の後、朝に洗濯して室内に干しておいた洗濯物を片付けてから床についた。
時計を見ると2:30を回っていた。

なんでこんなに遅くなってるんだ?

そう思いながら布団に潜り込み目を閉じる。
いつもなら布団に入り、スマホでラジオを聴きながら5分後には夢の中…
のハズが眠気が訪れない。
寝る時はラジオをつけて、30分で消えるようにタイマーセットをする。30分も起きていることなどまずないが取り敢えず30分。
いつもならつけて寝る意味もないほど速攻で寝てしまうのにその日はなぜか寝つけない。

あれ?眠くならない。なんか目が冴えてる?

妙に神経が昂ぶっているというか、意識が冴えているというか、とにかく眠気が来ない。

なんだろう?おかしいな???

そう思いながら、それでもその夜はラジオがタイマーで止まる前には眠っていたから、床についてから30以内には寝ついていた。
だが、第2の異変はこの夜から始まったのだった。

翌日の夜。
いつものように入浴後、寝支度を整えて床に入る。

はあ。また早朝に目を覚ますのか

暗澹とした気持ちで布団に潜り込む。顎まで布団を引き上げ目を瞑る。そしてそのまま眠りの世界に…

あれ?眠くならない。てか、なんか目が冴えてる?

前日の夜に感じた違和感がデジャブのように蘇る。
眠れないのだ。全く眠気が来ない。
これまで布団に入れば秒で寝つき、早朝覚醒が始まってからも寝つきだけは相変わらず良かったのに、全く眠気が来ない。来ないどころか爛々と目が冴えている。

え、え、どゆこと?

超焦った。
とにかく焦った。

子供の頃、年に1回1週間程度、布団に入っても全く寝つけなくなり1時間起きに時計を見てはため息をつく事があった。それは大人になるにつれいつの間にかなくなっていた。
子供の頃は「不眠症」などという言葉は知らず、ただ眠れないのが辛かった。

だが今は違う。
早朝覚醒という不眠症の症状に悩まされ、日々夜が来るのが怖いと思っているような私には「眠れない事」が凄まじく恐ろしい。

なんで?なんで?なんで?

疑問が頭の中を駆け巡る。
結局その夜は3時まで眠ることができなかった。
そして翌日は5時まで眠ることができず、その翌日も、そのまた翌日も毎晩毎晩3時4時まで眠ることができず完全に寝不足。

これはおかしい。

早朝覚醒が始まった時と同様、己の睡眠に明らかな異変が起きている事を自覚する。
そしてネットで検索した結果、今の自分の症状が『入眠障害』というものであることを知る。

『入眠障害』とは「布団に入ってから30分〜1時間以上かかってからでないと寝付けない状態で、それを苦痛に感じていたり、生活に支障が出ていたりする状態」のこととあった。

まさに今の自分の状態だ。
うーーーん。
困った。
非常に困った。

ただ入眠障害が始まってから、何故か早朝覚醒は治った。寝ついてしまえば以前と同じ、目覚ましが鳴るまで目が覚めることはなくなった。
まあ入眠障害に早朝覚醒じゃ、徹夜と同じになってしまう。それを考えると「ああ良かった」ではあるのだが。

と、そんな事で満足している場合ではない。
早急にどうにかしなくては。
そう思った私はある行動に出た。

それは早朝覚醒が始まった時に取った行動とまるで同じなではあったのだが。

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