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長い、長い、いちにちと笑顔で耐えたいちにち。

母の葬儀の前日、
車の出入りでご迷惑をおかけするので、菓子折りを持ち近所にご挨拶に。

ある一軒の御宅では、
『施設に入りたくなかったんじゃないの?!』と、言われた。
だから、その日に亡くなったんだというのだ。

申し訳ないが、
何も知らないで憶測だけで、物を語らないでほしい。
いるんだよな、こういう人。

母の大好きだった自宅から、火葬場に出発できた。
近所の方々、親戚、家族が見送った。
母は、賑やかな事が苦手で、物静かな雰囲気を好む人だった。

大好きだったピンク・白の花、淡い緑の花に包まれて旅立った。

母の好きだった【きんつば】や和菓子を納め、
私が作った最後のおにぎりを口元の近くにいれた。

最後に、私の唇に手をあて、
その手を母の唇にそっと合わせる。
『来世でまた会おうね』
の言葉を添えて
母の88年間の幕は閉じた。

私をあなたの娘に産んでくれて、ありがとう✨


noteで、みなさんに
応援していただき、
母が亡くなった後も、
お優しいメッセージをいただき、本当にありがとうございます✨

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