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感想【映画 ルックバック/2024年】

⚠超個人的見解なので、どうぞ広い心でお読みください。微妙にネタバレあります。




Amazonプライムで配信中の作品。


「チェーンソーマン」よりずっとよかった。

チェーンソーマンは好きなんだけど、この歳になると少年マンガって、「どこかで見たな…」っていう設定が多いので、意地悪な感想になってしまう。「アキくん」見たさにチープな意気込みで見てしまっていたので、本当に恥ずかしい。
ごめんなさい。今度改めて、「チェーンソーマン」を見直します。


🎬映画【ルックバック】

あらすじ・ストーリー
小学4年生の藤野は、学年新聞で4コマ漫画を連載し、クラスメイトたちから絶賛されていた。ある日、彼女は教師から、学年新聞に不登校の生徒・京本の漫画も載せたいと告げられる。ふたりの少女は、漫画へのひたむきな思いを注ぎながら成長していくのだが……

映画ナタリーより引用



藤野は、珍しいタイプの絵が上手い子だなと思った。私も絵ばっかり描いていたけど、絵を描くのが好きな子って、大人しいイメージだったから。

藤野は、運動神経も良くて、クラスでも目立つし、男女ともに友達が多くてハイスペック女子。

最初、藤野のことはで、見下すような目つきが嫌だった。

でも、京本の画力に圧倒的差を感じて、「あたしより上手い!悔しい!」って、練習しまくるところに好感が持てた。

描いて描いて描きまくる。

私も文章が上手くなりたいなら、書きまくるしかないのか。
なんでも近道はないんだなぁと思った。

でも現実は厳しくて、画力の差が縮まらず諦めてしまう。頑張っても報われないことって本当にあって、そこは才能なのかな…

いやいや、藤野にも「話をつくる才能」があって、2人のコンビで漫画賞をもらって順風満帆なスタートになる。

しかしここで、、、

普通に暮らしていても、状況が変わるのは当たり前なんだから、こういう展開なのかな?と予想はついたけど、喧嘩別れみたいになってしまって悲しい。

高橋ジョージと三船美佳みたいだなと思った。

私は漫画賞をもらって、二人が遊びに行くシーンで泣いてしまう。
藤野が京本の手を繋いで引っ張っていくシーン。

かけがえのない時間

セリフのない音楽と映像だけのシーン。キラキラした2人の目や、高揚したほっぺや、走ってるときの息づかい。

漫画に鮮やかさが加わって、すごく好きなシーン。

不登校の京本は、初めて友達と出かけたんだろうなとか、藤野のオレ様風を吹かせたヒーローっぷりが京本には眩しいんだろうな、とか伝わってくる。

「部屋から出てよかった」
「今日はすごくすごく楽しかった」って京本は言ってんだから、悲しい思い出にしないで!って藤野に言ってあげたい。

キラキラした時間を胸に抱いて、生きていくしかないんだなと思った。

2人の尊い時間。

58分の映画なので、サクッと見れます。
ぜひぜひ!


見出し画像は「エンタメの入口」さんより、お借りしました。

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