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映画『PERFECT DAYS』に見たバーテンダーししょーとの共通項。(ネタバレ有りなので映画を観てから読んでください)

昨日、映画『パーフェクトデイズ』が、Amazon Primeにて配信になったのを知って早速観てみた。

以前から気になっていた映画で、内容などもトイレ掃除が関わってることくらいしか知らなかったが、なんとなく映画の雰囲気から見てみたかったのだ。

余談だが、映画は出来る限り前情報なしで観るのが好きである。タイトルやカバー写真のみで、自分の琴線に触れたものを観る機会が多い。

先入観なしで観ることで、自分の中での決めつけのようなものをしないですみ、より楽しめる。

だからなのか、人気映画も最近では公開日あたりに観に行くことが多い。時間が経つとどんどん情報が公開されていって、つまらなくなってしまうからだ。


さて、話を本題に戻そう。


この映画の中での自分との共通項ということであったが、まずは私は『トイレ』が好きである。

映画の主人公がトイレが好きであったかは、はっきりはわからないが、何かしらトイレの掃除をする仕事に誇りを持っていたように見えた。

私もトイレ掃除は毎日する。私の店のトイレ掃除は極端かもしれないが、男性客が入った後は必ずしている。それくらい重要な場所であると思う。

女性客に汚れたトイレを見られたりしたら、もう来ないかもしれないと言う恐怖心もあってなのか。しかし、それだけではない、男女問わず、美しいトイレというのは居心地が良い。

正直、カクテルの技術などを褒められるより、そういった影の努力を褒められた方が嬉しいくらいである。

※なおトイレ掃除に関しては長くなりそうなので、下に過去記事を記しておくのでよかったら参考にしてほしい。


トイレ掃除の中で垣間見たいろんな人間模様。

一方的な観念からなのか、卑下するものもいれば、その苦労を想像し理解してリスペクトするものもいた。

私自身、トイレ掃除をする中で後者の言葉を受けることが多く、嬉しく思うこともあるが、

どんなに綺麗にしていても、次の人が使えなくなるほどに汚して何の気持ちも持たない者もいる。

悲しくなり、腹立たしくなることもあるが、すべての人に想像し、理解してほしいというのは難しい話である。


トイレの話はこの辺にしておこう。

一番の本題はPERFECT DAYSという言葉そのものである。

主人公のルーティーンは非常に完璧で美しく見えた。


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