『安定』という言葉の先に『安寧』はない

あん‐ねい【安寧】

無事でやすらかなこと。特に、世の中が穏やかで安定していること。

いきなり、今回のテーマの説明文から始まったが、最近若者の相談というか、愚痴というか、こういったものが多い。

『安定した仕事に就いてみたけど、全然楽しくない。』

カウンター越しに、そんな人たちの話を聞きながら、彼らを見てみると、

なんとなくだが、目が死んでいる。
彼らにもわかっているのだ。
この先、その仕事を続けていても、毎日が同じことの繰り返しで、明日が見えてしまうこと、果ては終わりまで見えてしまうこと、
さらに、現代社会の情勢から、定年制度がなくなり、年金制度の破綻から、もらえる年金の少なさや、時期の先送りから、

"一生これを繰り返すんだ"

と、いう人生が見えてしまうのではないだろうか。