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【考察】アニメキャラの私服はなぜダサいのか


はじめに

アニメ、漫画、ゲームの私服はダサい!とネットでよく目にする。

なぜキャラクターがダサいのか(ダサくみえるのか)を真剣に考えてみた。

1. 現実の「オシャレ」とキャラクターデザインの考え方の違い


ファッションはキャラクターの個性や作品のテーマに合わせてデザインされるため、現実のファッションとは異なることが多い。
アニメでは、キャラクターの独自性や作品の雰囲気を強調するために、奇抜で目立つデザインが選ばれることがある。
このようなデザインは、情報過多や過度な装飾になりがちで、その結果としてキャラクターが「ダサい」と感じられることがある。

↓例) 『テニスの王子様』跡部景吾
財閥御曹司。
服装はダサいが、一般人が着ないフリルのシャツのデザインから、「おぼっちゃま」だということがわかる。

2003年11月「テニスの王子様」109話「テニス・バイアスロン」より

2. 描き手のセンスの差


キャラクターデザインを担当する人のファッションに対する興味やセンスの違いがある。

流行やファッションのトレンドに敏感な人もいれば、自身の独自のスタイルや感覚に基づいてデザインを行う人もいる。

(漫画原作では全然ダサくないのにアニメになると急にダサくなることがある。)

この差が、キャラクターのデザインに影響を及ぼし、結果的に「ダサい」と感じられる要因となることがある。

3. キャラクターへの先入観


特定の制服や服装がキャラクターに定着している場合、そのキャラクターが異なる服装をすると、違和感を覚えることが多い。
普段から同じ制服を着ているキャラクターが異なるデザインの服を着ると、キャラクターのイメージや印象が崩れ、ファンにとっては「ダサい」と感じられることがある。

↓例)『エヴァンゲリオン』
普段制服、プラグスーツ姿のイメージがあるだけに、私服に違和感がある。
普段学校で制服の時しか会わない同級生と、休日会った時の違和感に近いのかも。

「エヴァンゲリオン×箱根 2020」のポスター

まとめ


アニメキャラの私服が「ダサい」と感じるのは、いくつかの要因が影響していると考えられる。
まず、アニメの制作側がキャラクターの個性を際立たせるために意図的に奇抜な格好をさせることがある。これはキャラクターの独自性を表現するための手法である。
また、アニメーターによってファッションセンスに差があるため、キャラクターの服装が必ずしも現実の流行に合致していないこともある。
さらに、私たちが持つキャラクターへの先入観や固定観念も影響している。

これらの要因が重なることで、キャラクターの私服が「ダサく見える」ことがあると考える。

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