長渕剛さん♪の全曲感想!に感化されました! もちろん、私はKISSで挑戦です!
山田トムトム さん! 熱い刺激を頂き、ありがとうございます。
私も、感想を述べてみたい!
KISS ファーストアルバム(日本語タイトル:地獄から使者)
《記事引用》
キッス・ファースト 地獄からの使者 (KISS) とは、1974年に発売されたキッスのデビューアルバムである。原題は「KISS」。アルバムジャケットは、ビートルズのセカンドアルバムのパロディ。
The Beatles の影響は絶大ですね。
いざ。参ります!
私が初めて自らの手でレコード針を落としてKISSのアルバムを聴いたのは、1975年にリリースされた「地獄の狂獣 キッス・ライヴ Alive!」でした。ファーストアルバム「地獄から使者」から数えて4作目にあたるものです。
今回お題にするファーストアルバムは、中学校同クラスの友人から「兄貴からOKもらった」と言って(なんと)誕生日にプレゼントしてくれたのです。涙がちょちょ切れるほど嬉しくって、とにかく(レコード針も盤も擦り切れる程)何度も何度も聞きまくりました。ライブ盤とは違う独特な透明感とでもいうのでしょうか、スタジオの緊張した空気や真空管アンプの少し焦げたような匂いも届くかのような印象を受けました。
それまで歌謡曲や演歌しかテレビやラジオで観たり聞いたりすることがありませんでしたから、その音の違いには、好奇心と興味と摩訶不思議と刺激と興奮と言葉にできない憧れ(神的な世界観)を感じたのでした。
もちろん、英語の台詞も殆どの部分がチンプンカンプン。なんとな~く”LOVE”だから"愛"なんだ。「うぉっやらしい!」と意味不明の理解の中で、「格好いい!」という感覚に魅了されていました。
※収録曲名、作詞/作曲者、解説文は、Wikipediaからの引用です。
❶ストラッター(STRUTTER)
作詞/作曲:ポール・スタンレー、ジーン・シモンズ|リードヴォーカルはスタンレー。
《感想》
軽過ぎるかも知れない軽快なドラムから入るのが印象的。掻き鳴らし的なギターとベースラインをなぞるようなリズムギターでノリノリの曲です。Amで(特別な歌唱力がなくても)歌い易く、後々に素人バンドを結成した時に練習曲(偉そうに!(苦笑))として演奏していました。KISSの曲は全般的に超速弾きや超技巧的な尖った部分はありませんが、シンプルな4人での役割分担や、リフ・アイディアの面白さ、そして4人が歌えることが魅力です。曲名は和訳で「気取り屋」です。投げ捨てる(吐き捨てる)ように♪ STRUTTER ♪とシャウト気味に歌えばOK!雰囲気は上々です(苦笑)。
❷ナッシング・トゥ・ルーズ(NOTHIN' TO LOSE)
作詞/作曲:ジーン・シモンズ|リードヴォーカルはシモンズ。
《感想》
ベースとギター2本のユニゾンで異様な雰囲気(何かを期待させる)で始まり、雰囲気がガラリと変わってロックンロールっぽくなります。ライブ盤と比較してスタジオ盤は音が薄く感じられますが、歌唱力(声量、音圧、音の太さ、安定感)でカバーしているようです。ドラムのピータークリスの掛け合いが「如何にも!」で楽しくさせてくれます。歌詞的には「減るもんじゃないだろう? なぁ~いいだろう?!」って感じです(苦笑)。ギターソローの部分は存在感がありステージ映えしますね。格好いい!の一言に尽きます(ギブソン・レスポールとマーシャルアンプで枯れたようでかつ甘い良い音が鳴っています)。
❸ファイヤーハウス(FIREHOUSE)
作詞/作曲:ポール・スタンレー|リードヴォーカルはスタンレー。|ステージでは最後にシモンズが口にエーテルを含み松明で火を吹く。初期の頃は、スタンレーは消防士のヘルメットを被って演奏していた。
《感想》
曲の導入が上手い(アイディアだらけ)のだと思います。ギター2本の(役割分担)と歌唱力(コーラス)によって、重圧的な雰囲気を保ちつつノリの良い曲です。好きなのはエースのギターソロで、弦をピックで圧し潰すようなミュートとハーモニクスのミックスで独特な音を出しています。「熱いんだよ! 消防車呼んでくれ!」って感じです。
❹コールド・ジン(COLD GIN)
作詞/作曲:エース・フレーリー|この音源ではシモンズ単独のヴォーカルだが、フレーリー復帰期は2番目からフレーリーがヴォーカルを執っていた。
《感想》
エースがリードでコードを刻むところに、ポールが被って来るのです。シモンズのベースラインも動き出し、ベーシックな8ビートは既に歌が被さるのを待つかの如く盛り上げて来るのです(この辺りが格好いい)。ギターソロの部分も特徴的で16分音符を♪ギロギロギロギロギロギロギロギロ♪とオルタネイトできっちりと弾き分けています。コピーしようと練習で手を付けた時は上手く行きませんでした。簡単なはずなんだけど、レコードのような音を目指すには難がありました。基礎練習が必要だと気付いた後は、一生懸命に、あの♪ギロギロギロギロギロギロギロギロ♪を繰り返し練習しまくりました(苦笑)。
エースフレーリーが寒いスタジオで練習の際に体を温めようとジンを飲んでいたらしく、酒好きのための曲?(もっと飲もうぜ!という煽り?)として、彼が作ったようです。
❺レット・ミー・ノウ(LET ME KNOW)
作詞/作曲:ポール・スタンレー|リードヴォーカルはスタンレーとシモンズ。元々のタイトルはサンデー・ドライバー(Sunday Driver)であり、ポールが初めてジーンに会った時に披露した曲。
《感想》
KISSらしくないというか、どちらかというとThe Beatlesに近い?!というか、ポピュラー、POPS的な印象の曲です。ポールスタンレーの出発点がここにあり、そしてバンドメンバーを構成するための人探しの時(ジーンシモンズに会った時)にこの曲を披露したとなれば、ますます興味深くなってきます。あと二人のメンバー(エースフレーリー、ピータークリス)の特徴(良い部分)をふんだんに盛り込み(もちろん、ジーンシモンズの特徴も)、4人構成のKISSとして共同で様々な曲を創作してきたのだと想えば、流石とも、だからこそとも、ビッグアーティストと呼ばれるようになったこと(ファンになったことも)に納得です。そう。そうなんですよね。4人の長所が上手く融合しているんですよね~。後々のソロアルバムを聴けば、その理解が更に深まります。
❻キッシン・タイム(KISSIN' TIME)
作詞/作曲:カル・マン、バーニー・ロウ|ボーカルはスタンレー、シモンズ、クリス。|オリジナルはボビー・ライデルのオールディーズ・ナンバーで、プロモーション用に短期間で録音されており、メンバー内の評価は低く、ステージで演奏される事は滅多に無い。初回プレス時には収録されておらず、追加分から収録された。
《感想》
音楽って、本当に奥深く不思議で楽しいですね~。演奏する人、メンバー、楽器、時代、訴えたいモノ、目指す先が異なれば、見事に生まれ変わりますね(当然といえばそれまでですが・・・)。オリジナルの面影は残っていますが、ある意味、お見事!流石! KISSならではの "パワー" だったのではないでしょうか? 私は、皆んなが評するほどに悪い印象ではありません。
❼ジュース(DEUCE)
作詞/作曲:ジーン・シモンズ|リードヴォーカルはシモンズ。|初期のステージではオープニングで演奏される事が多かった。本作収録版は、ライヴ・テイクと最もかけ離れた印象を与える。
《感想》
この曲は、ライブのために生まれた、したたかに仕組まれた曲ですね。Alive!のオープニング曲です。ギターソロも(例の如く決して難しいことは何もしていませんが)チョーキングがネチっこくてむちゃくちゃ格好いい! ステージで客席に見せ付けるように弾いて、絵に成る映像が目に浮かびます(事実そうなんです!)。タイトルはゲームのデュースとも、悪運とも、見返りとも意味を受け取ることができます。そんな時は「DEUCE」!でいいのでしょう!
❽キッスのテーマ(LOVE THEME FROM KISS)
作詞/作曲:ポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、エース・フレーリー、ピーター・クリスによるインスト曲。|ごく初期のステージでは、この曲も含めて「アクロバット(Acrobat)」として演奏されていた。ちなみに「アクロバット」は未発表曲扱いである(後にCDボックス・セットと、DVD「キッソロジー」に収録された)。
《感想》
曲中でベースの強調箇所があるのでジーンシモンズ主体の作曲だったのかな~と勝手に想っています。どこか東洋的?インド風?の奇妙な旋律もあり、ピータークリスがJAZZが好き(JAZZ出身)ということも手伝ってか、この曲は聞き慣れたKISSではないのです。その癖、KISSのテーマとは? 未だに不可解な部分を残したままです。
普通、ハードロック(ヘヴィメタル)と呼ばれるグループのインストルメンタル曲は大抵派手(Iron Maidenの様に(苦笑))なのですが、KISSは肩透かしを食らったという印象があります(そのミステリアスな部分も魅力の一つなのでしょうけど)。
❾10万年の彼方(100,000 YEARS)
作詞/作曲:ポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、リードヴォーカルはスタンレー。|初期のステージではクリスのドラムソロが入る(現在はポールによる煽り)。
《感想》
~♪(For a )hundred thousand years ♪~の発音がやたら耳に残ります。裏声(ファルセット)に変わるギリギリの声域での高音声が気持ちいい! 歌の意味からは、「長く待たせたな~。(いいだろう?)」と褒められた歌詞ではないのですが・・・(苦笑)。全体の曲のイメージとしてはライブ映えもして、やっぱり格好いい!としか言いようがないのです。ギターソロも長めでスリリングで、格好いいです。また、♪GOD OF THUNDER(雷神)♪の曲がリリースされるまでは、ベースイントロのこの♪100,000 YEARS♪でジーンシモンズが「血のりシーン」を観せてくれていました。
❿ブラック・ダイヤモンド(BLACK DIAMOND)
作詞/作曲:ポール・スタンレー|イントロのヴォーカルはスタンレー、本編のヴォーカルはクリス。歴代のキッスのドラマーは必ず歌う曲。ライブでは終盤の見せ場のひとつである場合が多かった。
《感想》
この曲は名曲でしょう! スタジオ盤では、ポールスタンレーによるアコースティックギターのアルペジオでの弾き語りで始まります。もちろん、期待通りに豹変して本来の重音になるのですが、ヴォーカルをドラムのピータークリスにバトンタッチするところに意表を突かれ、「やるね!」「粋だね!」って感じです。サビの~♪ WhooUhuu ♪~♪ BLACK DIAMOND ♪~のコーラスも、ギターのバッキングもむちゃくちゃ格好いい! ここは演奏していると勝手に気分が高揚(興奮)してくるのが分かります。内容的には「娼婦」を歌ったものですが、「BLACK DIAMOND」という響きに暗闇の部分の全てを覆い尽くされた感があります。流石、音楽のパワーといいますか、KISSの効用効果といいますか、曲の構成、歌、コーラス、ギター、音、ライブ向きパフォーマンス等々、最高の楽曲だと思います。大好きな曲の一つです。
※加熱、興奮し過ぎて、和訳の記事も添えさせて頂きました。学生時代にこのような便利な世界があれば良かったろうな~。と、つくづく思います。
「いやぁ~!一気に駆け抜けて感想を述べてしまいました!」
「いやぁ~!音楽って本当に素晴らしいですね!」
久しぶりに全曲をノンストップで聴き惚れながら、懐かしみながら楽しむことができました。
山田トムトム さん! ありがとうございました。
また、KISSの「全曲感想」で楽しみたいと思います。次はセカンド・アルバムですかね(時期未定ですが・・・)。
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