"Weekly Traffic Accident NEWS" （2022/4/10～4/16）
はじめに・所感
今年に入ってからの全国の交通事故死者数は648人となりました。
4月は14日までの日報集計結果から86人となっています。
6日～15日までの期間に全国で春の交通安全運動が実施されましたが、残念ながら多くの尊い命が失われています。
唯一の笑みの材料として挙げられるのは、17市区で4月の交通事故死がゼロということです。
交通安全運動の成果とみれるならば喜ばしいことです。
ゼロだったのは、函館、旭川、山形、群馬、石川、福井、岐阜、京都、奈良、鳥取、山口、徳島、高知、佐賀、長崎、熊本、鹿児島でした（14日までの集計結果として）。
ただ、1月からの累計で見ますと、交通事故死が全くのゼロという市区は存在していません。
※公益財団法人 交通事故総合分析センター｜交通事故死者日報より
Yahoo!ニュースから「交通事故」関連の記事を残してみました。
基本、全ての事故は防ぎようがあると考えていますが、中でも最も簡単に「防げた」はずだった残念な事故が目に留まりました。
「タイヤ脱落」による事故です。
横浜市で発生した事故の詳細（一般車か事業用車両か、タイヤの種類等）は不明ですが、防げたはずの残念な結果です。冬用タイヤを通常タイヤへ交換が終わった頃に発生しがちです。タイヤホイールを固定するナットの「増し締め」が不十分で起こり易くなります。
特に左後輪タイヤは左折時に「ねじり」の力が働き、僅かな隙間の拡がりを加速させる可能性があるのです。一般ドライバーの方がご自身の手でタイヤ交換した場合は、「約50～100km走行後」を目安に「増し締め」が必要です。また定期的な「緩みチェック」と「増し締め」も重要となります。
作業に不慣れな方や面倒だという方は、ガソリンスタンドやタイヤ販売店、車両購入販売店にお願いするのが良いでしょう。
もしも、該当する、もしくは心配、不安だという方は、是非ともこの機会に「緩みチェック」を！
その「意識」と「行動」で、交通事故で思い悩むことも、相手をつくることもないでしょう。
その他に多くの事故が発生していますが、「飲酒運転」の多さや若い世代の「暴走」も気になる記事でした。
何故に事故が絶えないのでしょうね？ 自覚の問題でしょうか？ その自覚はどのように「気付き」として届けることができるのでしょうか？ ひょっとして「人」としての全ての「自由度」を監視、制限される（かも知れない）未来の交通社会（2050年）の姿まで待つ他にないのでしょうか？
1 北海道
4 宮城県
5 秋田県
6 山形県
8 茨城県
9 栃木県
12 千葉県
13 東京都
14 神奈川県
これは、加害者側の立場でみると「防げた」事故です。
15 新潟県
16 富山県
20 長野県
21 岐阜県
22 静岡県
23 愛知県
25 滋賀県
26 京都府
（交通事故関連のニュースではありませんが、あり得ないでしょう！あってはならないでしょう！という驚きから、ここへ残しました。子どもたちにとっては、ある意味で信号に従って横断歩道を歩行していた列に車両が飛び込んで来たようなものです。災難です。）
27 大阪府
33 岡山県
34 広島県
39 高知県
40 福岡県
47 沖縄県
★一言
家の玄関から外へ一歩踏み出せば、そこは「交通社会」という総延長130万kmの「道路」が拡がっています。とても身近な存在のはずですが、通勤に往復1時間を費やしたとしても1日に「交通社会」に触れる時間は5%程度（≒1h/24h）で、目くじら立てて言葉するほどでもないように感じてしまいがちです。
しかし、その僅かな時間に、一度（ひとたび）「悲惨な出来事」に遭遇するような事があれば、ご自身だけではなく相手の「人生」にも多大な影響を与えてしまう、とても恐ろしい「僅かな時間」でもあるのです。
（どうでも良いと思って運転されている方なんて、世の中に存在はしないのでしょうけど・・・）
「僅かな時間」とするならば、もう少し「安全意識」を高めた「安心濃厚」な「心優しい時間」にはできないものでしょうか？
何度も言葉していますが、交通事故は「ほんの僅かな」、「ちょっとした」・・・だけです。この「少しだけ」、今よりも「意識」を高めることができれば大きく結果が変わるものと確信しています。
善き休日のひと時となりますように。
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