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子どもに「いやー!」と泣かせてしまったと思った時に保育士が思っていること
子どもたちの「いや~~~!!!」の泣きが珍しく激しくて朝から疲弊している母です。
「いや~~~~!!!」
と子どもに大泣きされて、しんどさや"早く泣き止ませないと"という焦り、"この泣きをどうすればいいの?"という疑問などを抱えたことがある母は私だけじゃないはず。
子どもがいやいや泣いている時にどうすればいいか、保育士も実践している気持ちの保ち方についてお伝えする。
「いやいやって泣いていることは、自分の意思を表現できるように成長した証。成長を喜びましょう。」
と、書いてある育児書がある。
確かに保育士も「わ~~~!○○ちゃん、いやっ教えられるようになったの!大きくなったねぇ!!!すごいね!!!」なんて声をかけることがあるけど、このnoteで紹介する気持ちの保ち方はそうじゃない。
私が先輩保育士に教わって、それから密かに子どもが「いやいや~~!!!」と大泣きするたびに思い返している私の気持ちの保ち方は、
「私の前でこの子は自分を表現している。
そんな環境を用意している私って最高じゃない?」
だ。
子どもはどの子もみーんな、大人が思っているよりずっと、賢い。
だから、自分の気持ちを表現する相手を選んでいることがある。
たとえば、ママに対していやいやがひどいとよく聞く。それは、ママが子どもの中で、一番どんな自分でも表現できて受け止めてくれる相手だからだったりする。
保育士時代の私は、「いや~~~!!!」と泣いて気持ちを爆発させる子がいたら、「この子は私の前でも自分の気持ちをMAXに表現できるんだ!信頼関係がちゃんと築けたんだな~~~。私、最高じゃん!」と思う。よって、泣いている子どもに対して特にイライラしたり、どうしようと焦ったりしないのだ。
我が子にも同じことを思っている。
「こっちがいい~~~!い~~~や~~~!!!」
と子どもが大泣きする姿を見て、「私と子どもはちゃんと信頼関係が築けているんだな~~~。自分の気持ちを表現できる環境を用意できている私、めっちゃ偉いわ~~~。」なんて思っている。
そう、大泣きできる環境を与えられているママはめっちゃ偉いのだ。
でも、泣かせてしまった!!!と罪悪感を抱えているママは多い。だから、そんなママに伝えたい。
「大泣きできる環境があることは、ママが頑張っている証でもある。めっちゃ偉いよ!!!ハナマル!!!」
大人だって、この人の前では泣いても大丈夫とか考えているもんね。子どもも言葉にしないだけで、同じように考えていると思うよ。少なくとも、保育士をして100人以上担任してきた私はそう思う。
「いや~~~」と泣かれた時に、罪悪感や焦りを感じる度合がちょっぴり少なくなると、その時に合わせて前よりも冷静にいろいろ対応できる幅も広がると思うから。
大泣きされた時は、まず自分の子育てを褒めまくろう。
明日もいい1日になりますように。
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![神田ちあき|保育士ママライター](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/121253359/profile_4f7c9c8fcad53a72b51bef7a5fca87d1.png?width=600&crop=1:1,smart)