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お客様の「面倒臭い」をいかに取り除けるか?

(今日の記事を音声で楽しみたい方はこちら↓)

お客様の「めんどくさいな」っていうその気持ちを取り除く ことって大事だよねというお話をしたいと思います。
今日のこの話は、フラリボンという、読み終えた本を回収して、 査定額分の
お金を活用させてもらって、お花として子どもたちに届けるプロジェクトをやっているのですが、それがフラリボンというプロジェクトなんです。その内容について知り合いの経営者の方から質問をいただいたので、そのやり取りの中で、「なるほど、確かにそれ大事な視点ですね」と感じたことがあったので、それについて共有したいと思います。

例えば皆さんのご自宅に、ビジネス本でもなんでもいいんですけど、ISBNというバーコードがあって、そのコードがついてる本があるんです。で、それがついてる本が査定の対象なんですけれど、読まれた本はずっと残してその後も活用する場合もあれば、読み終えたら即、例えばブックオフさんとかに出すケースもあるでしょう。

いずれにせよ、その読み終えた本を僕らに託していただきたいんですね。そしたら、それを査定させていただきます。で、査定するのは僕ではなく、バリューブックスさんという、本を社会に循環させるために様々な取り組みをされている会社と、このプロジェクトについては連携してますので、そちらで査定をさせていただきます。

で、値段がつきました。で、合計1000円に仮になりました。
そしたら、その1000円を、本来だと皆さんに戻すんですけど、戻さずにチャリティとしてお預かりして、そのお金をNPO法人さんにお送りするんです。

で、その団体さんとかは、それを、お金をそのまま自由に使っていいわけではなく、お花にまつわるプロジェクトを僕らと一緒に計画して、その時の予算として活用させていただくという、プロジェクトなんです。なんとなくわかりますかね?
で、その時に、じゃあスタートとすると、まずご自宅にある本を送っていただく必要があるわけなんです。その過程についてのお話を、先日、知り合いの経営者の方としていたんですが、一言で言うと、それすらもめんどくさいっていうことなんです。。。何かって言うと、まず、どのサイズの段ボールに入れなきゃいけないのか?仮に、じゃあ140サイズ以下とかってある程度指定してあるんですけど、そのサイズの段ボールがないよ。自宅にないよ、じゃあどうしたらいいの?どっかから、もらってこなきゃいけないの?もらってくるにも面倒だよね?じゃ、もらえなかった場合どうするの?買うの?いや、それでわざわざ買わないでしょ?っていうことも発生するじゃないですか。あとは、仮に、段ボールが手元にあったとしても、どの本だったらオッケーなの?というところで、一応細かくルールはあるんですけれども、それを1個1個守らなければいけないみたいな形になっちゃうと、 「もういいや、もうめんどくさい、こんなんやってらんない、パス」という風になりがちだと。

その方は、今回のフラリボンについて指摘をしてるのではなくて、実は過去に着なくなった洋服を、チャリティーとして被災地だったかな?送ったことがあるそうなんです。(そのような活動されている方がいたから)

でも、SNSで「こんな洋服送ってくるな!少し考えればわかるでしょ!」というような投稿が活動している方のSNSで見かけて、なんかすごく考えるようになっちゃった、そんな経験を話してくれたんです。なんか、その気持ち、すごい理解できたんです。

良かれと思ってやったことが、全くそうではない方向に取られてしまった。

だから、少なくともこのフラリボンについては、やろうとしてることとか、意義というのは素晴らしいから、でも、それを広げていくにあたっては、 そういった、いざ本を送っていただく、送る人の気持ちに立った時に、めんどくささっていうのを極力排除していけるといいよねという話だったんです。

もう、その通りだなと思いましたし、じゃあ、そのためには、どうしたらいいかっていうと、回収拠点ですね。

現時点ではまだ花屋さんだけなんですが、花屋さん以外にも、僕らの今後の流れとしては、イメージとしてはカフェとか としゃなんだ飲食店さんとか、いろんなそういう店舗での回収もしようと思ってますし、あとはその店舗じゃなくてもオフィスでもいいと思っています。(9月2日現在、拠点を増やすという方針は保留になりました)

このプロジェクトに賛同いただける会社があったら、会社もいわゆる回収拠点として登録していただければ、 そこにいる、従業員の方々が自宅で読み終えた本を出勤するときに本持っていって、会社で まとめて発送していただければそれでオッケーじゃないですか。そんなふうにもしたいと思ってるんです。(9月2日現在では、あくまで個人で本の集荷依頼をかけていただくことをまずは推奨しています)

そのようにして、その本を送っていただく方のめんどくささっていうのを、ちょっとでも取り除いてあげられることができたらいいなという風に考えていますので、 貴重なご意見でいただいた経営者の方、本当にありがとうございます。

今後プロジェクトをどのような座組みにしていくのかというのは、一旦、このプロジェクトの区切りについてから考えていこうと思ってますが、今みたいな話を踏まえて、ぜひ検討していきたいと思いますので、 このプロジェクトについて、なるほど素晴らしいプロジェクトでですね。と共感いただける方がいらっしゃいましたら、力を貸していただけると嬉しいです。

それでは、今日も元気にがんばローズ🌹