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からだ こころ あたま

 心理学的にも、生物学的にも「身体と心は相互作用している」と言われています。ストレスで体調を崩すことはよくあることなので、そのバランスは大切なのでしょう。しかし、現代社会において、ストレスを減らすことはなかなか難しいし、イライラ、クヨクヨする人は多いと思います。

 身体と心の相互関係が健康に関わると思っていたのですが、先日読んだ『からだとこころの健康学』(稲葉俊郎さん著)では、“からだ・こころ”に加え、“あたま”について書いてありました。“あたま”って、“こころ”じゃなかったのか?

「『あたま』は、過去を振り返って未来をシミュレーションすることで『○○すべきである』という指令を出します。『私はこうしなければならない』『ここに行かなければならない』『努力しなければならない』と言い続けるのが役割です。それに対して『からだ』や『こころ』の言語は『○○したい』というシンプルなものです。『好き』『心地よい』といった感覚を最優先します。走りたいから思わず走る。声を出したいから出す。それが本当の『からだ』や『こころ』の表現です。両者の違いを簡単に言えば、『あたま』は嘘をつけますが、『からだ・こころ』は嘘をつけないということです。さらに言うと、『からだ・こころ』には嘘という概念はないのです。」

なんか複雑なんだなぁ。素直な『からだ・こころ』が愛おしくなる気もするし、『あたま』は、『からだ・こころ』を守るためにもクルクルと頑張っていることも、また愛おしい気もする。それも全部自分。

数字で見ると、その人が持っている『あたま』『からだ』『こころ』を表す数字でその傾向が見えるのだけれど、やっぱり、そのバランスを整えることが、その人らしさを活かしていることになるような気がします。私の場合は、『あたま』であれこれ考え過ぎず、『こころ』の数字でブレーキを掛けなければ、『からだ』が整い、よりよいアイデアを実現させていくことができる。やっぱり、『あたま』なのか。ちょっと、他の人でも見てみよう。


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