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君は異次元を見たことがあるか?四次元パーラーあんでるせん紀行後編
知る人ぞ知る長崎県の四次元パーラーあんでるせん。
前回は予約をした時の話を書きましたが、今回はあんでるせん紀行後編ということで、実際にあんでるせんに行った日の話を書いていきたいと思います。
電車で川棚駅へ向かう
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あんでるせんの最寄り駅である川棚駅へ電車を乗り継いで向かいます。
電車の数が少ないので、遠方の方は前乗りして博多ぐらいに滞在しておくことをお勧めします。
ちなみに私はあんでるせんに行くついでに九州旅行を企てていたので、前乗りして鹿児島、熊本、宮崎の名所を満喫していました。
当日は熊本から新幹線で新鳥栖へ、そして新鳥栖駅から早岐駅、川棚駅へ進んでいきました。
車窓からハウステンボスを眺めながら、この電車に乗ってる人の誰かは自分と同じようにあんでるせんに向かってるんだろうな~、などと考えていました。
川棚駅について、改札を抜けると、あんでるせんの建物が見えました。
結構目立つので簡単に分かりました。
電車の都合で開演より30分ほど早く着いたので、すぐ横の待合スペースで時間をつぶしました。
先に来て待っていたお客さんが数名いましたが、年齢も性別もバラバラでした。
というか家族や友人と見に来ている人が多かったのかな。
ちなみに何故か分かりませんが、待合所では異様なほどラベンダーの香りがしました。
待っていた人がハンドクリームでも使っていたのかな(笑)
あんでるせん入場!
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待合所で待機していると、開始時間になったので、建物の二階に上がるように促されました。
狭い階段をのぼりながら「うぉおお・・・ついに噂のあんでるせんに・・・」と小さく感動していました(笑)
入店すると、ショーの料金の支払いと、整理券(?)の配布があります。
私は「7」の整理券をもらいました。
ラッキーセブンの7なので悪い気はしないが、おそらくこの番号は予約順にふられているので、丁度カウンターの6席が満席になった後の一人目なんだなと思うと、正直悔しい感じはありました(笑)
ショーの最中は、この番号札をランダムに引いて、出た番号の方を対象にマジックを披露してくれます。
カウンター席が取れなくてもショーに絡むことは出来るので、ご安心ください。
入場してからは、奥様がお冷を出してくれたり、ショーのためのスペースを確保したり、色々と動いてくれていました。
ショーは途中のトイレ休憩までぶっ続けなので、お手洗いに行っておいてくださいと促されました。
店内をキョロキョロ眺める
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店内の雰囲気は独特で、置いてあるものも一風変わっています。
全体的にカラフルで、何かしら普通と違うというか、凝っている感じがしましたね。
時計盤が反転している掛け時計が印象的でした。
入り口のカウンター席付近の壁には、今まであんでるせんに来た芸能人や著名人の写真が所狭しと貼りだされています。
皆これを眺めながら「え!あの人気女優も来てたの!?」とか楽しんでましたね。
ちなみに某俳優、は11回来たことがあるとか(笑)
おそらくではあるが、これらの芸能人、著名人はマジックを見るために来たのではないと思う。
十中八九すごいマスター(の超能力)を見るために来たのだろう。
大っぴらに言わないだけで、見えない世界や不思議な力に対する確信がある方達だと思う。
これだけ沢山の有名人からも愛されるあんでるせん。
マスターのショーは目の肥えた有名人達をうならせるだけの魅力を持っていることが伺えますね。
宿命の人は誰なのか
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ここからは記憶に残った演目や有名な演目について軽く書いていきますが、正直演目が多過ぎて、しかもそこそこなスピードで流れるように進んでいくので、あまり覚えてない部分もあります。勿体ない。
ネタバレしても実際に見たらタネも仕掛けも分からなくて、驚くというかドン引きみたいな演目なので、特に問題は無いと思いますけどね。
奥様が席を整えてくださり、皆それぞれ指定された位置について、待つこと数分・・・
カウンター越しにマスターが現れ、玩具(ハンドクラッパー)でお客さんに拍手を促してくれました。
クスリと笑いが起きて場の雰囲気が和み、皆の拍手とともにマジックショーが開演しました。
マスターが皆さん良くお越しくださいましたと挨拶をして、そして最後に意味深な一言を。
この中に1人、宿命の人がいます。
そしてそれはショーの中盤で明らかになります、と。
私は「多分、これ自分だ・・・!」と勝手にドキドキ緊張してました(笑)
こういうの、自意識過剰マンなので反応しちゃう(笑)
お札が生き物のように動く
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ショーが始まると、マスターは最初にお札を手の平の上で立たせるテクニックを披露してくれました。
何度か試して難しいな、というフリをしながら、「風がこう流れてるから・・・」と呟きながら何度かトライすると、お札がマスターの手の平の上でピンと立ちました。
しきりに風の流れを読むんです的なことを言っていました(笑)
普通に風向きを読んだぐらいで出来る気がしませんが・・・。
マスターに「やってみてください」と促され、挑戦するカウンター席のお客さん。
こんな感じでカウンター席の方はマスターのショーのサポートをさせてもらえます。
当たり前ですが、難しくて中々出来ません。
まぁそりゃあ出来ないよなと思うのですが・・・
コツがあるから練習すれば出来るようになるよ、とマスター。
ホンマかいな。
そして、ここから急にレベルが上がります。
お札が生き物のように動き出したのです。
ピンと安定して手の平に乗っていたお札が、ペットのように人懐っこくマスターの腕や肩の周りを回ったり登ったりしてました。
いきなり理解不能度が跳ね上がります(笑)
割と序盤からタネの想像もつかないんだが(笑)
発泡スチロールの破片みたいなものが同じような軌道で周りをチョロチョロ動いていたのが気になりましたが、まさか送風で動きをコントロールできるはずもないしなぁ・・・。
マスターはこの技を披露する合間にちょくちょく「合気道をやっていますから」とか「空手をやってますから」みたいなことを仰るのですが、聞く度に「そういう問題なのか!?」と思っていました(笑)
空手と合気道何年やってもそうはならんやろと(笑)
しかし武道も突き進めていくと深い次元の話になるようなので、そういうレベルのことを言っていたのかもしれませんね。
指輪の瞬間移動、浄化
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「指輪を貸してくださる方いますか?」
マスターに促されて数人の方が指輪をトレーにおいて渡しました。
たまにこういう風にお客さんのものを使ってマジックをされるので、指輪とか小銭とかは用意しておくとショーに積極的に絡むチャンスが出来ます。
マスターがおもむろに大量のガチャガチャのカプセルが入った透明な箱を取り出してきて、「あなたの指輪はこれですか?」とカプセルの中に入っている玩具の指輪を差し出して笑いを誘います。
「違います。」
「じゃあこれかな~・・・」
と何個かカプセルを取り出していきます。
そのうちに、大量のカプセルの中に先ほど渡した指輪が入っていることに気づいたお客さんから小さい悲鳴が上がりました(笑)
いつの間にかおもちゃのカプセルに入っていて、しかも指輪が浄化されてピカピカになって戻ってきたのです・・・。
当たり前のように指輪がカプセルに瞬間移動して、当たり前のように輝きを増しています(笑)
手渡された指輪を見たお客さんは、自分のものだと確認して感嘆していました。
私の記憶が正しければ、指輪を手渡したうちの1人の指輪は出て来なくて、マスターが「自宅に送っておくから」みたいな事を言って終わったような気がするのですが、ちょっとハッキリ覚えていないんですよね。
確か本当に自宅に帰ったら指輪が置いてあったとか、そういう逸話をネットで見たような気がしますが、どうなのでしょうか・・・?
ESPカードの絵を当てる
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ESPカード(ゾナーカード)という5つの絵柄が書いたカードを裏面の状態でシャッフルして重ね合わせた後、上から順に絵柄を当てるというもの。
マスターは何番目は何の絵柄というのを100%当てます。
カウンターの下でマスターから見えないようにシャッフルしても、何番目に何の絵柄があるか全て当てられます。
カウンター席の青年もマスターに促されて絵柄当てに挑戦しますが、中々正解するのは難しかったです。
ちなみにこれも練習したら出来るとのこと。
直感を磨く練習が必要だそうです。
後でお店で同じカードを買えるらしい。
確かネットで買うより安い値段だったように思う。
絵柄が5種類あるので、何度か試してみて3/5以上の正答率があれば、けっこうセンスがあると言えるそうです。
紙コップの中のサイコロの目を当てる
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紙コップにサイコロを入れたものをお客さんに手渡し、隠して振り混ぜてもらって、出た目をマスターが当てるというもの。
目をつぶってコップを振らせて、コップを持っている本人も何の目が出ているか分からない状態でもバッチリ当てられます。
で、それをやりながらちょいちょいコップを手渡した人の好きな人の名前を漢字で当てる。
サラッと超能力すな(笑)
当てられた人はそりゃあビックリというか、むしろドン引きの表情でした(笑)
そりゃあ、初対面でそんなことされたらね(笑)
ペンとコインがお札を突き抜けるマジック
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まずはペンをお札に突き刺すと、スルリとすり抜けたように貫通するマジックを見せてくれました。
上手く説明できないのですが、ペンがお札を「突き破っている」のではなく、「突き抜けている」のです。
紙が破れた感じが全くなく、すり抜けているんですね。
そして次に、ペンではなく100円玉をお札に押し当てると、半分ほど貫通させます。
そのまま100円玉を動かすと、ヌルヌルとお札の中を泳ぐように動いていきます。
もちろんお札が破れたり傷ついたりする様子は一切ありません・・・。
マスター曰く、物質はスキマだらけなので、すり抜けようとすればすり抜けられるそうです(笑)
これはテレビで似たようなマジックを見た人もいるかもしれません。
だからこのマジックにはネタがあると主張する人も多いでしょう。
しかし、どうにもマスター曰く、マスターの方がオリジナルだそうです。
テレビでマジシャンが披露しているのは、ショーを観に来たマジシャンが、マスターのマジックを小道具を使って模倣したものだとのこと。
「パチモンだ!」とか「インチキだ!」とか主張する側が偽物という、因果関係が逆だったという、あるあるですね。
全部マジックだと断言するのであれば、コインがお札を突き抜けるとか、そういうマジックで再現できそうなものだけじゃなくて、マスターがやる全ての演目を完コピしてほしいですね。
人の名前をバチクソに当てる
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先ほども少し書きましたが、マスターは初対面の人の名前をガンガン当てます。
しかも漢字で。
個別の演目として当ててるわけではなく、演目の合間に「○○さんでしょ?」とか「○○〇〇君だよね?今気になってる人」みたいな感じで、人の名前をズバズバ言い当てて行くんですよね。
初見の人の名前どころか、初見の人の好きな人を漢字で言い当てたりします(笑)
普通に会話する程度のテンションで(笑)
超能力がどうとかじゃない、もう異常者よ(笑)
マジックを超能力と言い張ってる!と批判している方もいるようですが、そういう方には
初見の人の恋人の名前を漢字で当てるマジックも出来ますよね?
タネ明かししてもらっても良いですか?
と問いたいですね(笑)
予言!!
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とにかく流れるように次々とマジックが披露され、楽しんでいるうちにショーも前半の最後へと向かっていきます。
最初に言いました、宿命の人です。
「じゃあ、まだ読んでない番号札の中から1つ引いてください」とマスターがカウンター席のお客さんに促します。
カウンター席の方がシャッフルして引いた番号札は・・・
「7」
き ま し た
「やっぱり!」みたいな勘違い野郎の部分と
「えぇっ!本当に当たるの!?」という小心者の部分がどちらも騒ぐ(笑)
「○○君(私のフルネーム)でしょ?」
「はい」
「絵描くの好きでしょう?」
「はい」
「うん、分かってた。」
緊張しながらマスターの問いかけに返事をしました。
会話の中で、マスターは「君は何かイベントを企画したり、ものを作ったりするのが向いてるね」と言ってくれました。
イベント企画はともかくとして、確かに私の性格的には何かを作る方が向いてる感じがしますね。
そして、マスターから手帳を手渡され、見えないように好きな絵を描いてくださいと指示されました。
敢えてめちゃくちゃ複雑な絵にしようかな、誰かの似顔絵とかにしようかと思ったりもしましたが、別の絵に決めました。
というか立った状態で手帳に絵を描くのって難しい・・・
「描けた?良い?」
マスターが後ろを向いた状態で確認してくれました。
これが、私の描いた絵だぁ~!
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どこが絵を描くのが好きな人間の絵やねんという指摘はご遠慮願いたい。
ちょっとマイナンバーカードのキャラクターっぽい(笑)
マスターにはこの絵が見えない状態をキープしたまま、マスターからの質問に答えます。
「耳がありますか?」
「はい」
「目もありますか?」
「はい」
「口もある?」
「はい」
「分かりました。貴方が描いた絵はこれですね・・・」
マスターの描いた絵は・・・
ピ カ チ ュ ウ
一瞬「えっ!?」という雰囲気になったところで、マスターが「PREDICTION」と書かれた黒板風の手帳のようなものを取り出してきました。
(ショーに使ってるグッズがどれも特徴的なので説明が出来ん笑)
なるほど、ピカチュウはジョークだったらしい。
この雰囲気でこういうボケを入れてくるのが面白い(笑)
それをパタパタと開けると、中には箱形のキーホルダーのようなものが入っていました。
そしてその箱をスライドさせると、中から小さく折りたたまれた緑色の紙が出てきました。
紙を開くと、マスターが本当に書いた絵が・・・
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ビビビビッと電気が走ったような感覚でした。
目がYっぽい感じも似てるね、とマスター。
一応もうちょっと可愛く描くつもりだったのですが(笑)
私が描こうとしていた絵ではなく、実際に描いた絵を見て予言をされたんだなと思いました。
この「予言」はあんでるせんのマジックショーの中でも目玉の演目だったようで、拍手喝采で小休憩となりました。
噂の「予言」を体験できた事もですが、この場において自分がそういう役回りをいただけたことに感激してしまいました。
「予言」が宿命の1人だけが体験できるマジックという認識をしていなかったので、余計に嬉しかったです。
嬉しさと共に何だかぼーっとした感覚のまま、バスの待合所のトイレに行きました。
このマジックが示唆するのは、この世に私達の思う「時間」というものが無い、過去→未来という直線的な流れが無いってことですよね。
そしてこの時私は別に違う絵を描くことも、複雑にすることも、出来たし思いついたんですよ。
でも何となくそうしたくなかったというか、この絵を描こうって思ったんです。
自分の意思で決定したというよりも、そうなる事になっていた感覚です。
四次元パーラーあんでるせん。
そのマスターがいる空間は、四次元というか、異次元なんですよ。
猛者マダムとの邂逅
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トイレから出て、あんでるせんに戻ろうとしていると、前から来た女性に話しかけられました。
「すごかったですねー、さっきの。」
あれ?こんな人いたっけ?と思って戸惑ったので、
ものすごくぎこちなく「ふはぁ?そうですね。」と返事しました。
話し始めてからすぐ気づいたのですが、「こんな人いたっけ?」と思った理由は、この女性はカウンター席でマスターの助手ポジションをされていたので、私には彼女の後頭部しか見えていなかったからである(笑)
何か全体的に可愛らしい雰囲気の4人家族の奥様であった。
ちなみにカウンター席は彼女達4人と別の2人連れの女性で埋まっていた。
つまり目の前の女性は4/6をかっさらった猛者マダムである。
「私あの予言やってもらいたかったんですよ~羨ましいです~」
悔しそうに言うマダム。
しかしまぁ、こちらからしたらカウンター席でマスターのショーを間近で見れている貴女が羨ましいのだが?(笑)
などと思いつつも、よくよく考えれば彼女達がカウンター席を取ってくれなかったとしたら、私がラッキーセブンになることも無ければ、マスターに予言をしてもらうことも無かったわけである。
私にとって一生記憶に残るであろう瞬間は、この一時しか同じ時間を過ごさないであろう目の前のマダムのおかげで作られたといっても過言ではない。
全ては偶然なようで必然。
それを感じさせる一幕でした。
・・・というのは後付けで、この時は「なにおぅ、こっちだってカウンター席座りたかったわい!」と思っていました(笑)
ルービックキューブで○○を作る・・・
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次はルービックキューブを使ったマジック。
ルービックキューブをカウンター席のお客さんに手渡して、適当に回転させてもらい、それをまたべつのお客さんに手渡す。
そして、マスターが「右に2回、左に1回、前に1回・・・」などと指示しながらルービックキューブを回転させていくと、見る見るうちにルービックキューブが前面揃っていきました。
これは普通にすごい。
だがここで終わるようなマスターではない。
今度はこれをマスターが後ろを向いて指示しながらルービックキューブを回転させていきました。
それでも全面色を揃えることが出来ます。
恐るべしマスター。
いや、ただね。
それはまだ分かる。
色が揃うのは何となく納得できる。
次ぐらいからおかしいレベルになっていきます。
今度はルービックキューブを2個使用し、1つはお客さんがカウンターの下でマスターから見えないように適当にシャッフルして置いておきます。
もう片方は別のお客さんに持ってもらい、マスターの指示で「左に2回、前に3回、右に1回・・・」と動かしていき完成させます。
完成したルービックキューブをみても、別に1面も色が揃っているわけでもないし、最初は「??」という感じでしたが、よくよくカウンター下に置いてあるルービックキューブと見比べると・・・
配色が完全に一致している・・・!!
いやいや、無作為に選んだ人がテキトーにシャッフルしたルービックキューブの色の配置を完全に再現するのはおかしいでしょ(笑)
さすがにタネや仕掛けでどうこう出来んでしょう。
全部の面の色が揃っているのも、ぐちゃぐちゃにシャッフルされた配置も、
何かこう、宇宙的にはどっちも同じで、どっちも完璧なんだろうなって思いました。
また別の方を指名し、カウンター席のお客さんがバラバラの配色にシャッフルしたルービックキューブを手渡します。
そしてマスターの指示の元、ルービックキューブを回転させていきます。
こちらも一面も色が揃っているようには見えません。
今度は一体何をしているのかと思えば、最初からカウンターの近くに置かれていた、瓶の中に入ったルービックキューブの配色と同じです・・・怖い(笑)
最後は全員がそれぞれ配られたルービックキューブを自由気ままにぐちゃぐちゃにシャッフルして、それをマスターの指示のもとケースに納めていくと、とあるドット絵が完成するのですが・・・
それがどうなるかはショーに行って確かめてください。
師匠は集合的無意識のすごさを再確認したと言っていました。
ちなみに私は「すげー」としか思ってませんでした(笑)
この辺で如実に知性の差が出ますね(笑)
どれがマジックでどれが超能力かは分からなかった
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師匠はマジックと超能力が半々ぐらいだと思うと言っていましたが、私はどれがマジックでどれが超能力か分からなかったな~。
何だったら私からすれば全部超能力だったよ(笑)
正直、全部面白かったしショー自体が楽しかったから気にしてませんでした(笑)
演目自体も凄いですが、マスターが小ネタとかモノマネを挟んでくれるのが面白いんですよね。
どれがマジックで、どれが超能力か見分けるのも楽しみ方の一つかもしれませんね。
鬼電話の民たち
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全ての演目が終了し、終わりの挨拶に。
そして話題は予約の取り辛さに。
マスターが「皆様がカウンター席を取るために何度も電話をかけてくれること、存じ上げております」といった風に、頑張って予約をして来た皆を労ってくれました。
そう、前編でも書きましたが、毎月1日はカウンター席を予約したいお客さんの電話ラッシュで、とにかく予約の電話がつながらないんです。
マスターがカウンター席の方に向かって問いかけます。
「奥様何回電話しましたか?」
「600回ぐらい」
「貴女は?」
「1,200回ぐらい」
お前らどんだけ電話しとんねん。
そら繋がらんわ。
だがしかし、ショーを観た後だからこそ言える。
あんでるせんには、それだけ電話してでも来る価値は絶対にある。
立ち見をした人はきっと今度はカウンター席で観たいと思うだろうし、もっとマスターの魅力に迫りたいと思うだろう。
ちなみに、マスターが予約は毎月1日以外の日でも受け付けてるので、1日しか予約ができないと勘違いしないようにね、と言っていました。
帰り際のギフト
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ショーが終わり、マスターのお話も終わると、お土産購入タイムです。
マスターのパワーで「どうやったらこんな曲がり方するねん」というぐらいに曲げられたスプーンやフォーク、オリジナルグッズを購入することが出来ます。
購入するかしないかは自由です。
マスターのパワーが込められているものなので、記念に買って帰ると良いのではないでしょうか。
私は買いたかったグッズが売り切れてしまったので、フォークを買いました。
素敵なショーのお礼にここでもっとお金を使った方が良い気がしましたが、実は師匠から曲がったスプーンをいくつか頂いていたので、あんまり買って帰ってもなと思ってしまい(笑)
グッズを購入すると、手渡ししてくれる時に少しだけマスターと会話する時間があります。
身体の不調がある部分を浄化したり、チャクラ開くからと言って額に手をかざしてパワーを送ってくれたりします。
「経営者に向いてるよ」とかそういう一言ももらえます。
ショー以外でマスターと個人的に関わるのはこの帰り際のひと時なのですが、何かこう、愛のある方だなぁという気になりますよね。
けっこうグッズを購入するまでに時間がかかったので、慌てて飛び出して川棚駅へと走っていくと、ちょうど電車がやってきました。
帰りの電車まで完璧なタイミングでした。
絶対に一度は行った方が良い場所
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あんでるせんをネットで検索すると色々な人の体験談が出てくる。
ほとんどは賞賛する内容だと思うけれども、それを読んで良い感想を持つ人もいれば、正直少し怪しいと思っている人もいるだろう。
だがしかし、少しでも興味を持った人がいれば、是非一回体験してみてほしい。
ショーを観てこれはマジックだろうと推理したり、これは鳥肌物の超能力だと素直に感動したり、自由に楽しめば良いと思う。
全てにタネがあると思って演目の謎解きをするのも良いと思う。
私の書いた記事を「ホンマかいな~」と疑うのも別に良いと思う。
でも、悪意のある人の書いたマスターへの批判を見て鵜呑みにすることは止めたほうが良いと思う。
そんなもののために世界で一番面白い場所に訪れる機会をみすみす逃す必要は無い。
あんでるせんに行けば、人によっては色々な観念がまるで変わると思うし、少なくともアッと驚くショーとマスターのユーモア溢れる立ち振る舞いが見られるのだから。
マジックの面白さだけでなく、合間に散りばめられたマスターのモノマネや小ネタもとにかく楽しい。
遠くからでも絶対に行った方が良いし、近くにいるのなら行かない理由なんてない。
一回自分がその場で書いた絵と、誰かが朝に描いた絵が一致する体験してみ?
また行きたい、何度でも。
Youtubeやブログで取り上げられて予約が取りにくくなったという噂を聞いたけれども、正直そんなもの関係ないと思う。
口コミだけでも同じように予約が難しいぐらいに満員になっただろうと思う。
何度でもショーを観たい、マスターのすごさを肌で感じたいと思わせてくれる、四次元パーラーあんでるせん。
この世にそんな場所があることを当たり前のように思ってはいけないなと噛みしめながら筆を置きます。