中国旅行の思い出 東北旅行 趙雲から黒河まで 1999年(記事15)
暑い日が続いているので、寒い冬の思い出です。
といっても、現実があまりにも暑すぎて、写真を見た程度ではまったく涼しくなりませんけど…。
1999年2月、春節(旧正月)をまたいで中国の東北地方に行きました。
私は雪があまり降らない静岡の出身なので、雪国を体験することが目的でした。
東北に入る前に、河北省の省都・石家庄に寄りました。
(重慶から東北まで電車で20時間以上かかったので、途中でいくつか観光する場所を入れました)
石家庄の街をうろついていて、偶然「趙雲廟」を見つけました。
『三国志』の英雄・趙雲、字は子龍の廟です。
「ああ、そう言えば、趙雲は常山の人、常山は今の石家庄のあたりだったんだなあ」と思い出しました。
門の前に趙雲像が建っていました。
正直、あまりカッコイイとは思いませんでした。
頭が大きいからか、顔が童顔だからか、動きのある馬に対して人物が棒立ち状態になっているからか…。
石家庄の他の写真はいずれまた公開することになると思います。
先を急いで天津です。
春節前の天津はとてもにぎやかでした。
天津に行っても「天津飯」はない、ということを知りました。
天津はあくまでも通過点だったため、風が強くて目を開けるのも大変だったこと以外、あまり印象がないです。またいつか改めて観光したいです。
天津から東北地方の入口に当たる遼寧省・瀋陽まではバスで移動しました。当時の長距離バスはこんな感じでした。
瀋陽まで何時間かかったかは覚えていません。寝台バスで夜の間に移動したはずです。
少し調べてみたら、今でも7時間半ほどかかるようなので、当時はもっとかかったと思われます。
「さあ、いよいよ東北だ、雪国だ」と思ってワクワクしたのですが、瀋陽に入っても雪は降っていませんでした。
ということで今回の記事では、東北らしくない瀋陽の写真はバッサリ省略して、黒竜江省・黒河に飛びます。
黒河はロシアとの国境の街です。雪を求めてここまで来てしまった、という感じでした。
零下20度の雪国、景色は素晴らしいけどなにせ寒い。風が強くて顔が痛い。
アイスクリームが口の中で温かく感じたのを覚えています。
私はもうすぐ50歳、黒河は再訪の機会がないだろうな、と思います。若い頃にいい経験ができてよかったです。
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