藤原興風(ふじわらのおきかぜ)が百人一首に残した作品は?
藤原興風が百人一首に残した作品は、、、
─── 目 次 ───
☆作品
☆意味
☆歌枕
☆倒置法
☆文法解説
☆鑑賞
☆出典
★関連動画
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☆作品
♪ 誰をかも
知る人にせむ
高砂の
松も昔の
友ならなくに
です。
読みは、
♪ たれをかも
しるひとにせん
たかさごの
まつもむかしの
ともならなくに
となります。
太字一カ所が変わります。
2句切れ。
この歌は、藤原興風が年老いてからの作品です。
藤原興風の友人が次々に亡くなってしまったことを悲しんで詠んだ歌です。
☆意味
誰をかも
(誰をいったい?)
知る人にせむ
(自分のことを
わかってくれる
友人にしようか?)
高砂の
(長寿で有名な高砂の)
松も昔の (松も昔からの)
友ならなくに
(友ではないのに)
☆歌枕
「高砂」とは、現在の兵庫県高砂市のことで、松の名所だそうです。
☆倒置法
上の句と下の句が倒置
☆文法解説
2句:「知る人」は、
「自分のことを知る人」
→
「自分のことをわかって
くれる人」
「む」推量の助動詞
意思を表す
☆鑑賞
藤原興風は、長生きをしましたが、友人は次々に亡くなってしまい、
「誰を友人にしようか?」
と、老いを嘆いています。
☆出典
『古今集』雑上・909
★関連動画
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