肌悩みの原因とお手入れ①乾燥について(日本化粧品検定2級)
肌の悩みは季節や年齢によって人によって異なります。
特に季節による肌の悩みは多くの人が抱えていると思います😖
今回は悩みの一つである乾燥についてのお話をしようと思います✨
一般に皮膚のうるおい(水分量)は、皮脂・NMF(天然保湿因子)・細胞間脂質という3つの保湿因子によって一定に保たれています。
ところが、これらの3つの保湿因子がターンオーバーの乱れや加齢などの原因で減ってしまうと、角層の水分量も減少し、皮膚がひどく乾燥した状態になってしまいます😨
また、適度な洗顔などにより、肌の油分(皮脂や細胞間脂質)が奪われるとNMFが洗い流されたり、水分が蒸発しやすくなり、肌は乾燥します。
そこで、皮脂膜の構成成分に近いスクワランやNMFの成分に近いアミノ酸、細胞間脂質の成分に近いセラミドなど、保湿成分や油分がバランス良く入った化粧品で補うことが重要です。
《乾燥時のお手入れ方法》
①洗浄力の優しいクレンジングや洗顔料に切り替える。
②保湿成分が多く配合された化粧品を使う。
③乳液・クリーム・オイルなどでうるおいを閉じ込める。
④集中ケアアイテムを使う。
(密閉効果の高いシートマスクやパックを使う)
《代表的な保湿成分の保湿力》
「肌内部の水分を保つ成分=保湿成分」を配合した美容液でのケアがおすすめです。保湿因子によってうるおいを与えるものや、キープするものがおすすめです。
うるおい成分を与える
⬆️ そそぐ: 角層に水分をとどける (精製水など)
つかむ: 水分を吸収する性質があり、湿度が低いと吸収率がダウン⤵️(アミノ酸、NMF、グリセリンなど)
かかえこむ:真皮にもともとある成分が多く、各層内保湿として作用。 湿度が下がっても水分はかかえこんだまま(ヒアルロン酸、コラーゲンなど)
はさみこむ:水分をはさみこむためしっかりと水分をキープする性質を持つ保湿物質(セラミド、レシチン、スフィンゴ脂質など)
ふたをする:肌に入れた水分を蒸発させないようにする(スクワラン、 ホホバ油、ワセリンなど
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うるおいをキープする