紫外線が肌に与える影響(日本化粧品検定2級)
肌にもっとも悪い影響を与えるのは紫外線です☀
米国皮膚科学会では、老化の約80%が紫外線による影響だと考えられています😵💫
ここでは、紫外線が肌に与える影響についてのお話をします😎
☆肌に影響する紫外線の種類
太陽は波長の異なるガンマ線、X線、紫外線、可視光線、赤外線を放出しています。その中でも、紫外線は紫外線A波、紫外線B波、紫外線C波の3つに分かれています。
紫外線A波(UV-A)=長波長紫外線(320~400nm)
紫外線B波(UV-B)=中波長紫外線(280~320nm)
紫外線C波(UV-C)=短波長紫外線(280nm以下)
☆紫外線により肌はどうなる?
紫外線照射中や直後から生成されたメラニンは、皮膚のターンオーバーとともに排出されていきますが、排出しきれずに残るとシミになります。
また、繰り返し紫外線を浴びるとメラノサイトの数自体がふえ、より肌は黒くなり、またシミだけでなく皮膚がんになることもあります。
UV-A(生活紫外線)がもたらす影響
波長の長い紫外線A波は地上の紫外線の約9割を占め、真皮中層にまで到着します。
日常の生活(買い物や洗濯干し)の知らず知らずのうちに、またガラス越しに長い間浴び続けることで、メラノサイトを活発にし、サンタン(皮膚の黒化)を起こしたり、肌の弾力を保つエラスチン繊維やコラーゲン繊維を変質させ、しわ、樽もの原因になります。
UV-B(レジャー紫外線)がもたらす影響
エネルギーが強く、空気中の水分で吸収されますが、散乱制が高いため、あらゆる方向から肌に届きます。
おもに、表皮にダメージを与え、直接的に細胞の遺伝子を傷つける作用があります。いわゆる日焼け(皮膚を赤く炎症を起こす=サンバーン、メラニンを増加させ、肌の黒化=サンタン、シミ、そばかす)を起こします。
また、角化のリズムを乱して、肌がごわつき、角層中の水分が減少して、肌あれの状態にも。
サンバーン
日焼けで皮膚が赤くなること。UV-Bによるもので、紫外線を受けた部分が赤く炎症を起こし、ひどい場合は水疱(やけどと同じ状態)ができます。
紫外線を受けてから8~24時間でピークに達し、炎症は数時間続きます。サンバーンを起こすほどの日焼けは、遺伝子の損傷も伴い、サンバーンを繰り返すと皮膚がんの要因にもなるので注意が必要です⚠️
サンタン
日焼けで皮膚が黒くなること。主にUV-Aにより、紫外線照射中、直後から黒くなる即時型黒化、照射量によっては数ヶ月持続する遅延型黒化があります。
サンタンは紫外線から体を守ろうとする天然のサンスクリーンです。
参考資料
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