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夫とぶつからないコミュニケーション術
夫と出会って約8年、ほとんど喧嘩をしたことがない。
もちろん一度もないわけではないが、一緒に暮らしていくうちに、ちょっと伝え方を意識するだけで、不要なピリピリは劇的に減らせるということを学んだ。
夫とあまりぶつかることがない私は友人からよく「なんで!?」と聞かれるが、なぜなのだろう。説明するために、少し具体的に考えてみた。
夫が私よりも6歳上であることや、常に飄々としていてあまりこだわりがないという点が大きいような気もするが、私も気を付けていることはある。
ひとつずつ簡単に説明していこう。
・めっちゃポップに伝える
言葉の通りだが、内心は舌打ちしながら「おい…」と思ったことでも、めちゃくちゃポップに伝えるようにしている。
「使ったらしまって欲しいのだ!」
「なんでこんなところにゴミがあるんだろう~!?」
など、シリアスな雰囲気にならないよう、なるべく明るいトーンで笑顔で伝える。
バカバカしく見えるかもしれないが、つまらないことでピリピリする方がバカらしい。
・タイミングと言葉選びに気を付ける
その場でポップに伝える心の余裕がない時はこっち。
重要なのはイラッとした時にそのままの勢いで伝えずに、少し時間を置いて冷静になってから話すこと。
そうすることで、意外と言わなくても気が収まることと、やっぱり伝えるべきことが整理できる。
無駄にトゲのある言葉を使わなくてすむので相手も聞いてくれやすくなるし、筋が通るように話す心の準備もできる。
お互い満点じゃない。お互い許されながら生きている。ということを冷静に思い出してから伝えるようにしている。
・自分を主語にして話す
これは、以前読んだ「ママのためのシュタイナー教育入門」という本から学んだテクニックだ。
母親がストレスや子ども、パートナーと向き合う方法などについて書かれている。
その中で、人は勝手に自分を主語にして話されると嫌悪感を抱き、話の内容を受け入れることができなくなる、というようなことが書いてあった。
「あなたは、いつも仕事しかしていない」
「あなたは、いつも手伝ってくれない」
こんな風に相手を主語にしてしまうと、相手は勝手に決め付けられた嫌悪感から、その後の話を素直に受け入れられないのだそうだ。それではただの文句と受け取られるだけで、本質的な解決は難しい。空気が悪くなるだけだ。
「わたしは、一人で子育てをしているような不安な気持ちになっている」
「わたしは、育児と家事がうまく回せなくて困っている」
自分を主語にすることで、「わたしがそう感じている」という事実は、相手には否定することはできない。その上で、「どうしたらよいかな?」と相談するスタンスで問いかけるのが良いのだそう。
相手は自分が責められているわけではなく、頼られていると感じることができる。「じゃあ、息子のお風呂は俺が入れようか?」など、自分で出してくれた解決策なら相手も気持ちよく行動できるのだとか。
私も、夫に何かお願いしたい時は、自分の悩み事として相談するようにしている。まだ1歳だが、息子と話す時も意識しようと思っている。
おわりに
以上、私が夫とのコミュニケーションで気を付けていること3つをご紹介した。
こんな話をすると、「夫にビビって媚びてるだけじゃないか」と思われるかもしれないが、それは少し違う。自分がその方が楽なのだ。
「そんなに気遣って疲れないの?」とか「面倒くさくない?」とか聞かれるけど、喧嘩になる方が100万倍疲れるし面倒くさい。
特に子どもができてからは、大人同士で無駄に消耗しないことがめちゃくちゃ重要だ。子どもとの生活では、不安定な睡眠時間や、どこに地雷があるかわからないイヤイヤ期など、大人にはコントロールできないことが多い。
せめて自分たちでコントロールできるところはしていこう、というのが我が家の暗黙のルールであり、ある意味、夫婦円満の秘訣だと思っている。