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シスターの生活

娘の中高一貫校は、カトリックの女子校で、学校の一角にシスターたちの住居もある学校でした。
先生の中でもシスターが教師として、教えている教科もありました。

私も、学校には良く行っていたので、知っている方は、いらっしゃいました。
理事長はシスターでしたし、教頭もシスターでした。
シスターはいつもグレーのワンピースにグレーや黒のベールをかぶっていました。
ほぼ、全員高齢者のシスターでした。

グレーのワンピース

この学校では、父兄に向けての授業もあり、参加をよくしていました。
例えば、「宗教の授業」。
これはテッパンですよね!
学校の中には、そんなに大きくない『静修室』という部屋があり、そこで、キリスト教の教えを習うのです。(キリスト教では無い私は、一回しか参加していませんでしたけど)

後、ちょっとしたスクールがありました。
その中で、イタリア人シスターによる、『イタリア語』講座でした。
月1の授業でしたが、中々、難しい授業でした。
毎回10人ほどの少人数のレッスンで、少しはイタリア語を身近に感じる程度までは学習したのではないかと思っています😅

イタリア語を勉強して観た「ニュー・シネマ・パラダイス」とても好きな映画です。
音楽も“エンリオ・モリコーネ”で、とても好き💕


ところで、シスターたちは学校の中に住んでいるのですが、私も利用するスーパーにシスターたちも凄い年代物の軽自動車で買い出しにやって来るのでした。
いつも同じシスターなので、炊事当番は決まっているのだと思います。
いつも、吟味に吟味を重ねて商品を選んでいる姿を見ていました。
質素な生活は大変だと感じました。

学校の近くに、ケーキがとても美味しい「ケーキ屋」がありました。
たまに、シスターたちがご褒美と買っている姿も見ました。
なんなら学校で、ケーキをご馳走してもらったこともありました。
そういうたまの贅沢もする事にホッコリしたことも、、、♡
最近その「ケーキ屋」が閉店してしまい、シスターたちはガックリしているだろうな、と、考えています。

あと、シスターたちは、週に一度、学校の図書館にある映画のビデオを観るのが楽しみだということを聞きました。
そんな娯楽もあるんですね。

娘から聞いたのですが、「カトリック」のイメージは、離婚できないとか、堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、制約が多いのは「プロテスタント」の方だそうです。
教会も、ステンドグラスなど、華やかな装飾があるのは「カトリック」で、「プロテスタント」は質素だそうです。

どおりで、娘が通っていた学校は、少しゆる〜い学校だったかもしれません。







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