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父の形跡を辿って

父の戸籍を亡くなった時、初めて見たのですが、そこには古い東京の地名が書かれていました。
東京府豊多摩郡野方町

出生場所です。
何処なのかサッパリ判らず、父の生前の話から
新宿である事、高田馬場に近かった事、
戸塚第二小学校に通っていた事を聞いていました。
父の出生場所は、判らなかったのですが、弟である叔父の出生場所は、なんとなくわかりました。
東京府豊多摩郡落合町上落合

上落合なら今でもあります。
ここに引っ越しして、弟が生まれ、小学校まで住んでいたのでしょう。

実は、去年「聖シプリアン聖堂」を見に行ったついでに、近くの洋画家、「中村彝アトリエ記念館」にも行っていました。

中村彝(つね)は、明治、大正時代の洋画家で、文部省美術展覧会(文展)で何度も受賞したことのある新進の画家でした。

中村彝


自画像
ロシアの音楽家
ワシリー・エロシェンコの肖像画


支援者の援助で、下落合にアトリエを新築して、彼が肺結核で37歳という若さで亡くなった後も彼の元に集まっていた画友らの保存会によって今も残っている建物です。

可愛い建物

落合にも近くて良いかなと思って「新宿区立中央図書館」に行きました。
早稲田大学の理学部の横にある図書館です。
色々調べると、
父が生まれた所はどうも、新宿区ではなくて
中野区だったようです。
父は
「俺は、新宿生まれの江戸っ子だ」なんて言っていたのにちょっと違いました💦
父と叔父が3歳離れているので、2年ほどで引っ越したものと思われました。
前、書いていた記事とは少し違うところが今回解りました。

アトリエ
天窓もあって、光が入るよう設計されている

そこの事務所に古地図がありました。
大正時代だったと思います。
熱心に見ていたら、学芸員の方から声をかけて頂き、住所の話をしていたら、
「ここは、下落合ですから、上落合は、坂の下、ここより南になりますよ。」と教えてもらい、父の話をすると、
「新宿の図書館に行かれたら、古い地図ありますよ!」との事で、年が明けて図書館に行きました。

祖母から「大分県人学生寮」の寮長を祖父がしていて、寮生と一緒に生活していた事を聞いていました。
多分、その、上落合の家は、「大分県人学生寮」があった所だと思われます。
「大分県人学生寮」を調べたのですが、その事は何処を探しても出てきませんでした💦
寮生の中には、中曽根内閣の時の郵政大臣、
佐藤文生がいたと聞いています。


で、場所だけはわかりました。

高田馬場の駅の西側の住所です。
丸くチェックしたところです。

何となく、スッキリした出来事でした❗️
歴史を調べるって楽しいですね‼️

今度は、その場所へ尋ねるか、、、⁉️
それとも、中野区の図書館に行くのか、、、⁉️
「大分県人学生寮」を調べるか、、、⁉️

目標がまた出来てしまいました😅

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