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ギンナンの匂い

神社の年末大掃除で、広い境内を掃除しました。
この神社は、無人の為地域でお守りする事になっています。
近くの保育園の散歩に使ったり、小学生や、中学生が集まっていたりしていますが、雨が降るととても滑りやすく、ツルツルの土で子供達が遊ぶとドロドロになるので、後が大変です。

もちろん、無人ではありますが、我が家の子供達の「お宮参り」もここでしました。
初詣もここです。地域で、持ち回りではありますが、大晦日の夜、当番は焚き火をして、日を越すと、参拝者に、酒を振る舞います。

その為の、大掃除で、一年経ったしめ縄も取り替えます。
掃除では、本堂の拭き掃除、境内の掃き掃除があります。
いつから植っているのか、ここの木はどれもとても大きく成長しています。
「鎮守の森」です。
クスノキなどは、大き過ぎて、20年ほど前、折れてしまいました。
おまけに、根っこに“オオスズメバチ”が巣を作り、小学校の近くなので大騒ぎになった事もありました。

春には桜も沢山咲いて、花見もできます。

スダジイも沢山あり、義祖父は、秋には沢山拾って来ては、子供達にシイの実を炒ってくれていました。
なので、思わず見つけると拾って、炒ってしまいます😅

そして、『ギンナン』です。
掃除をしていても、黄色い銀杏の葉が沢山落ちています。
なんともいえない臭さですよね!
靴で踏んで潰してしまうと家にまで、持って帰ってしまうので、掃除も慎重になります。

そういえば、娘が小学生の時、親子で学校清掃をする行事が二学期末にありました。
親も忙しい人が多いので、クラスでも1/3
ほどしか父兄はいませんでしたが、その時は運動場の掃除でした。
運動場の端には沢山の木があり、枯葉も沢山でした。
その頃の担任の先生は、歳の頃は私とあまり変わらないくらいでしたが、はっきり言って、ちょっとガサツな先生でした。
しかし、この掃除の時、男の子達に
「ハイハイ!葉を手で掴んでこのゴミ袋に入れて❗️」と、「ギンナン」が多いゴミを手づかみでゴミ袋に入れさせていました。
「先生臭ーーーい」
「我慢我慢」
って、我慢ではありません❗️
ギンナンは、かぶれてしまいます❗️

思わず、そこのゴミは、軍手をしていた私が交代しました。
それにしても、大雑把すぎる先生でした💦「ギンナン」は臭くてかぶれるのです。
注意です。

昔、神社で「ギンナン」を拾っているおばあさんに会った時、バケツに火箸(トング)でギンナンを拾っていました。
それをどうするのか聞いたら、
「穴を掘って、ギンナンを埋めておくと、種だけになるので、掘り起こして、利用するのよ!」と教えてもらいました。
今では、拾ってきたギンナンを“高圧洗浄機”で実をむいていくのだそうですね❗️
進歩しました。

食べ方では、私は、ギンナンを封筒に入れて、塩を振り、レンジで、1分程温める事をしています。
バチバチすごい音がしますが、程よく割れて、美味しく火が通っています。
割る必要も無く、気軽に食べられます。
無限大に食べられそうです。

しかし、ギンナンは、食べ過ぎるのは良く無いそうです。
「メチルピリドキシン」という毒素があり、食べ過ぎると脳の神経伝達がうまくいかなくなり、呼吸困難やけいれんを引き起こすことがあるそうです。
注意です。

因みに、ギンナンの臭い成分は、「酪酸」と「エナント酸」というものだそうで、「酪酸」は、雑巾や靴下のような匂いで、「エナント酸」は、腐敗臭だそうです。
ギンナンを踏んづけて、臭いようでしたら重曹を使って洗うといいそうですよ❗️


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