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大学卒業後、学習塾を創業。8校舎まで増やした後、他社に事業を譲渡。以後は、不動産投資家…

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大学卒業後、学習塾を創業。8校舎まで増やした後、他社に事業を譲渡。以後は、不動産投資家として生計を立てている。現在の所有物件は8棟188戸。趣味は、ドライブ、カメラ、旅行。

最近の記事

インクルーシブ教育の難しさ

インクルーシブ教育には、多くの課題があります。 その中でも、大きな課題であり、かつ解決が難しい課題は、関わる人たちの理解が不足していることでしょう。 そもそも、インクルーシブ教育は、マジョリティとマイノリティ双方のことを考え、教育環境を整備しましょう、という考えです。 今までは、圧倒的にマジョリティが強かったわけです。 ですから、学校にはエレベーターが設置されていなかったり、段差が有ったり、全ての授業が全員参加を前提としていたり、となっていました。 それを、スロープを設

    • インクルーシブ教育とは

      インクルーシブ教育とは、簡単に言えば、誰もが同じ環境で、同じ場所で、共に学ぶことを言います。 要するに、外国人や障害者等のマイノリティの人たちとマジョリティの人たちが、一緒に学びましょう。という考え方です。 日本には、障害者の人たちは支援学校や支援級が用意されていたり、または外国人学校が有ったり、いわゆる「分離教育」が実施されています。 この分離教育は、インクルーシブ教育の対義語として考えられることもあります。 このインクルーシブ教育は、ICT教育と並んで、教育界の最新ト

      • いじめ発生時、親として出来ること。

        万が一、学校でいじめが発生した場合、学校に全てを任せる、ということは考えるべきではありません。 学校を信用するな!という意味ではなく、当事者が主体的に動くのは当たり前という意味です。 最初にすべきことは、学校と親とによる、二者面談を申し込むことです。 この場で、状況の確認、学校の今後の動き、及びそれに対する親(被害者)としての要望を伝えましょう。 放っておけば、学校は、マニュアルどおりに対処するはずです。 これについても、して欲しくない事が有れば、「嫌だ」と伝えるべきです

        • いじめ対応の問題点

          いじめが発生した場合、 (1)事実の確認 (2)被害者のケアや加害者の指導 が行われることになります。 事実確認の方法については、アンケート及び面談が主となります。 調査主体は、原則として学校(校内の教員やスクールカウンセラー)、重大事態が疑われる場合は第三者(弁護士、外部の心理カウンセラー等)になりますが、方法は調査主体が誰だろうと変わりません。 で、ここにいじめ対応の問題点が潜んでいます。 一つ目は、学校に解決や事後対応までのほぼ全てを任せてしまっているという点、そ

        インクルーシブ教育の難しさ

          「退学させろ!」と学校に要求するのはムダ

          学校(高校)に対して、 あの生徒を退学さえて欲しい。 と言う保護者がいます。 学校側が、毅然とした態度で「ムリです」と言えれば良いのですが、クレーマーの保護者に言われると腰が引けてしまい、「検討します」なんて言ってしまったりします。 生徒を退学させるかというのは、誰かから言われて、「はい、分かりました」となるような話ではありません。 中には、「いじめをしたら退学」「飲酒喫煙で退学」などとする学校もありますが、これはいじめや非行の防止という効果を狙っている場合が多いでしょう

          「退学させろ!」と学校に要求するのはムダ

          いじめって何だろう?

          「いじめ」と何だろう? 実は、ずっと疑問に思っています。 もちろん、いじめの定義は存在しています。 いじめ防止対策推進法という法律に書かれていて、要約すると、加害者と被害者に何らかの人間関係があり、加害者が被害者に対して、精神的・物理的に苦痛を与えること。となります。 ここには程度が書かれていません。 どの程度からいじめになり、どの程度までは人間関係のトラブル(誤解)で済ませるのか、というのが書いてありません。 「被害者が『いじめ』と思えば、『いじめ』になる」というのが、

          いじめって何だろう?

          幼少期の英語教育を考えてみた

          子どもが誕生すると、「英語教育どうしよう?」と考える方は多いように思います。 私自身を振り返ってみると、中学生入学頃から学習塾に通っていました。 英会話スクールではなく、いわゆる補習塾と呼ばれる、中学校の授業対策をしてくれる一般的な塾です。 英語の成績は、平均よりもやや良い程度だったと思います。 そんな私ですが、実は、米国の大学を卒業しています。 両親ともに日本人で、海外経験ゼロの家庭に育ったのですが、なぜかアメリカに行ってみようと思ってしまったのです。 英語を習得する

          幼少期の英語教育を考えてみた

          通信制高校の選び方#2

          通信制高校は、家庭で学習しつつ卒業を目指すのが本来の姿です。 しかしながら、自学自習で高校の勉強を進めるのは難しいため、在校生のサポートに乗り出す高校が増えています。 とは言え、例えば東京に有る高校が、北海道や沖縄の生徒をサポートするのはムリがあります。 ということで、各高校は地元の学習塾等と提携し、生徒のサポートを任せるようになりました。 これが、サポート校(名称は高校により異なりますが、ここではサポート校としておきます)と呼ばれる施設です。 多くの生徒は、通信制高校に入

          通信制高校の選び方#2

          通信制高校の設置認可基準を厳格化

          通信制高校は、昔は、働きながら高校に通いたい人たちの受け皿でした。 働きながら学校に通うのは実質的には難しいため、家庭学習を中心に、最小限の登校で高校卒業が出来る、通信制高校が誕生したわけです。 時代が変わり、働きながら高校卒業を目指す生徒は減りました。 反対に増えたのが、不登校や発達障害・知的障害等により、全日制高校への受け入れが難しい生徒たちです。 今、通信制高校は、こういった生徒たちの受け皿になっています。 つまり、通信制高校の仕組みが出来た当初とは、想定されるターゲ

          通信制高校の設置認可基準を厳格化

          いじめの問題

          いじめについて、学校の対応のまずさが度々報道されています。 いじめは許されることではありませんし、いじめが報告されたら学校として適切に対応するのは当然のことです。 いじめが報告された際の対応は、 ①当事者(加害者、被害者)や周囲から話を聞く ②学級内でアンケート調査を実施する ③教員による見回りを強化する ④校内の教員に事実を共有する ⑤加害者に指導を行い、被害者にケアを行う ⑥関係各所に報告をする といったことが挙げられます。 適切に対応していれば教員や学校が責任を問わ

          いじめの問題

          通信制高校の選び方#1

          通信制高校に進学する生徒が増えています。 そもそも、高校には全日制、定時制、通信制があり、どれも高校の種類だと考えて下さい。高校と名乗っている学校は、全て高校になります。どの種類の高校も高校ですから、卒業の資格に違いはありません。 で、通信制高校の話です。 通信制高校は、もともと、家で勉強しましょう、という高校でした。働きながら高校にも通いたいという人たちをターゲットにしていたため、高校に通学することが邪魔だったわけです。よって、高校に通学することを排除したのが通信制高

          通信制高校の選び方#1

          発達障害の生徒の高校進学

          発達障害や知的障害の生徒が高校進学を考えたとき、大まかに言うと2種類に分かれます。特別支援学校か高校か、です。 高校については、さらに3種類に分かれます。全日制高校、定時制高校、通信制高校です。 特別支援学校は、知的障害の生徒を対象としています。また、中学校での欠席日数が多いと、断られるケースも有るようです。 進学先に困るのは、全日制高校ではハードルが高く、かといって特別支援学校には行けない生徒になります。具体的には、知的発達に遅れが無い(または遅れがあってもごく軽度の

          発達障害の生徒の高校進学

          信頼できる不動産仲介業者を選べば、不動産投資は成功するのか?

          不動産投資で成功するために、信頼できる仲介業者と営業担当を見つけるべき、というのが、この記事の筆者の主張です。 もちろん、信頼できる業者に出会えれば、それに越したことはありません。が、そもそもの話として、業者を信用しても良いのか?という疑問もわきます。 仲介業者は、「『今』売れる物件」を良い物件とみなします。不動産投資家は、「『これからも』稼いでくれそうな物件」を良い物件と見なします。すなわち、仲介業者は「今」を見るのに対し、投資家は「これから」を見ることになります。従っ

          信頼できる不動産仲介業者を選べば、不動産投資は成功するのか?

          私立高校の経営問題。

          少子化ですから、今後も生徒減に苦しむ私立高校は増えてきそうですね。 学校内には生徒募集を司る部署は設置されていますが、一般の教員が分掌の一つとして任されるのみで、マーケティングの専門家が配置されるわけではありません。また、定期的に異動が発生しますので、マーケティングの技術も蓄積されていかないように思います。 一昔前までは、部活動や進学の実績で生徒は集まりました。募集方法も、中学校の先生に働きかけていれば十分でした。が、インターネットの発達とともに、自分自身で情報を集める親

          私立高校の経営問題。

          仲介業者だと思ったら、サブリース業者だった・・・。

          とある不動産屋から電話がありました。 「弊社で、御社の物件を紹介したいと思います。資料を頂けませんか?」 ということで、資料を送付しました。と、同時に、その不動産屋が自社の資料も送りたいと言うことだったので、送ってもらうことにしました。 で、資料が届いたわけですが、サブリース業者でした。 一般的に、不動産オーナーは、入居者と賃貸借契約を交わし、各部屋を貸すことになります。仲介業者が入りはしますが、あくまでも仲介です。契約は、オーナー・入居者間のものです。 サブリース

          仲介業者だと思ったら、サブリース業者だった・・・。

          不動産投資は怪しい世界?

          「かぼちゃの馬車」事件を発端にした、不正融資。まだまだ闇は深いようです。不動産投資業界も、「かぼちゃの馬車」以来、銀行が融資の引き締めをしており、なかなか厳しい状況に置かれています。 不動産というと、怪しい業界ではあります。「正直不動産」というマンガがありますが、まぁ、あんな感じの世界かもしれません。騙し、騙され、のような世界が広がっています(もちろん、優良不動産会社も存在していますが)。 ですから、自己防衛は必要です。 記事中に という、不動産会社社長のコメントが掲

          不動産投資は怪しい世界?