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結婚にタイミングなんてない。あるのは覚悟だけだって話
こんにちは!
今回は結婚のタイミングについての話。
先日、後輩からこんな相談をされた。
「結婚のタイミングって、いつがベストなんですかね?」 って。
パートナーとはもう何年も付き合ってて、そろそろ結婚を考える時期なのはわかってるんです。
でも仕事の状況だってあるし、収入の不安もある。
何より、子どもができたらちゃんと子育てできるのかな? とか、生活の相性だって合うのか、正直わからないんです。
「タイミングが合えば踏み切りたいんですけどね…」
そんな感じで悩んでる人って、きっと少なくないですよね。
「付き合いは長いし、結婚したい気持ちはあるけど、なんとなく決め手がない…」
「タイミングが来ないまま、日々がただ過ぎていく…」
「収入も不安だし、そもそも ‘結婚=幸せ’ なのかどうか確信が持てない…」
とかね。
周りがどんどん結婚して、両親や親戚からのプレッシャーもあって、気持ちだけが焦っていく。
でも行動には移せなくて、ただモヤモヤが募る。
正直、「わかるわ〜」って思う人、多いんじゃないかなと思うんです。
後輩の話をいろいろ聞いた結果、僕は思います。
「結婚にタイミングなんてない。あるのは”覚悟” だけ。」 って。
結婚はタイミングじゃなくて「覚悟」の問題
後輩は、
「結婚するにあたって、生活の相性とか、子どものこととか、経済的にやっていけるのかとかいろいろあるじゃないっすか。。」
って真剣に悩んでた。
生活の相性、子供のこと、経済面のこと、この手の悩みってほんとうによく聞くテーマですよね。
わかるよ。責任が伴うし、めちゃくちゃ不安ですよね。
でもね、その不安はたぶん、”今”、”ひとりで”悩んでても仕方がない問題だと思うんですよ。
後輩に伝えたことはこんな感じ。
生活の相性は “100%マッチ” なんてない
生活の相性が完璧に合う相手って、実際いないと思う。
一緒に暮らしてみたら、絶対にどこかしら不満は出るし、「ここちょっとやり方合わないな〜」ってところはあるもの。
ということはさ、生活のなかでお互いどういう生活スタイルが良いかということを何回もすり合わせていくしかない。
そこで大事なのは、「どれくらいお互いを受け入れられるスタンスでいるか」 だと思うんだよね。
住み始めてから合わない部分はすり合わせていけばいいし、足りないところは話し合って補い合っていく。
「相性をぴったりにしてから結婚する」 んじゃなくて、「相性をすり合わせながら結婚生活を作る」 ものなんじゃないかな。
子どもができたときにちゃんとやっていけるか?
これね、結局あなたが子供とどう向き合うかを”決める”という問題であって、あなたの”性質”に依存するものではないと思うのよ。
もちろん子育てに向いている性格や得手不得手はあるかもしれないけど、実際に子育てが始まったら、否が応でも向き合うしかないからね。
そこで 「自分なりにベストを尽くそう」 と決められるかどうかが大事。
それに、そもそも子どもを産むかどうかも含めて、パートナーと話し合うしかない話題だと思う。
タイミングを気にして未来を先回りしすぎるより、「そのときはそのときで全力でやる!」 くらいの覚悟で挑んだほうが、案外うまくいくと思うよ。
収入の不安は、永遠にキリがない
「もっと年収が上がったら」「もっと貯金ができたら」ってよく聞く悩みだと思うんだけどさ。
じゃあいくらぐらいの収入や貯金があれば、幸せだと思えるの?
その収入や貯金ができる時期のめどは?
そんな不明瞭なことを考えてないで、今の経済水準で、幸せな暮らしをしていけるかをパートナーとしっかり話し合った方が良いと思う。
いくらお金があっても ”もっと” は尽きないし、逆に少ないなりに幸せに暮らす工夫だってできる。
毎食高級フレンチがいいとか言うなら別だけど、そうじゃないなら、
「スーパーの半額お惣菜と発泡酒でも幸せを感じられるか?」
そういうリアルなラインを一緒に話し合うほうが、よっぽど “結婚生活の具体イメージ” につながると思うんだよね。
僕自身が結婚するときに考えたこと
「結婚は覚悟が大事」って言うのが僕の主張なんですけど、覚悟って何? って思いますよね。
僕が妻との結婚を決めたときはね。
どうやったら妻と幸せでいれるかをめちゃくちゃ考えたんです。
この話をするために、ちょっと僕が妻との結婚を真剣に考えたはなしについて触れようと思います。
~~~
僕が妻を好きになったきっかけはね、友達との飲み会の2次会カラオケで「おジャ魔女カーニバル」を全力で歌って踊っていたから(笑)
アイドルみたいに可愛らしいパフォーマンスとは程遠く、むしろ酒で枯れたガッスガスの声で、全くの恥じらいも見せずに、その場を盛り上げることに全精力をつかって全身で歌い踊っていた。
その姿を見ていて、「あ、なんかこの子といると毎日飽きなさそうだな」って思ったんです。というかめちゃくちゃ興味が湧いたって感じかな。
そこからは、なんとなく毎日気になるようになった。
これが自分の好きのきっかけ。
そんなこんなで、付き合い始めて1年くらいたった時。
彼女のまわりの友達から、「そろそろ結婚しないの?」と言われ始めました。
でもその時の僕はなんとなく、ぼんやり結婚するかもなくらいに考えていたけど具体的なことはなにも考えていなかった。
そんな僕に決定的なことを言った友達がいました。
「ぼや~としてると、多分ふられちゃうよ?相手にも将来があるからね。」
え?ふられる??
それは困る!こんな一緒にいて日々が楽しく充実感が得られる人、たぶんもう一生出会えない!
そこで、ようやっと彼女との結婚に真剣に向き合うようになった。
でもね、いざ結婚って一大事と向き合うとなったとき、どうやったら彼女を幸せにできるかについて、まったくイメージができなかったんです。
僕ってほんと絶望的にだらしないし、なにをやっても中途半端で何かを成し遂げるということに何度も挫折してきた。
そんな僕が誰かを幸せにする?
無理無理無理!!!ってなった。
考えれば考えるほど、勝手に自分を追い込んでた。
ある夜、どうにも居たたまれなくなって、一人で居酒屋に駆け込んだ。
キンキンに冷えたビールを一杯、二杯とあおったかと思えば、今度は焼酎に日本酒、とにかく目の前にある酒を勢いだけでどんどん飲み干してた。
多分、考えるのに疲れて意地になって酔おうとしてたんだと思います。
気づけばもうフラフラ。
店内の喧騒が遠のくようにぼんやりして、頭の中では「幸せにしなきゃ、幸せにしなきゃ…」って同じフレーズがぐるぐる回ってた。
カウンターに突っ伏してたら、ふとした瞬間に、まるで頭に一筋の光が差すみたいに
「あれ? もしかして、僕が幸せにするんじゃない。僕が幸せになるんじゃないか?」
って声が聞こえた。たしかに聞こえた。
飲みすぎて、思考が逆にシンプルになってたのかもしれない。
でも、その一瞬で、ずっと心を押しつぶしてた重たい荷物がすーっと軽くなるような気がした。
「僕が幸せになるために、彼女と結婚する…」
そう捉えた瞬間、今までの“人を幸せにしなきゃ”っていう強迫観念が、少しだけ愛おしく思えた。
「人を幸せにする」って言うけど、そもそも自分が幸せじゃなきゃ相手も幸せになれないだろう? って。
ぼくが笑顔で生きていくためには、彼女も笑顔でいてほしい。そのためにぼくができることをやればいいんだって。
そんな単純なことに気づくまで、どうしてこんなに時間がかかったんだろう。
「僕は僕の幸せをちゃんと求めよう。それがきっと、彼女も幸せにする道につながるんだ」
そう思えたら、飲みすぎたはずの酒の酔いも、少しだけ和らいだ気がしました。
~~~
でね、そのスタートラインにたったら、最終的には
「お互いが笑顔でいられる関係を作るための行動」を自分がどれだけ本気でやれるか
って話になるんですよね。
それが“覚悟を決める”ってことだと思うのですよ。
たとえば、
僕は料理が得意だから、普段は僕が料理を作って、美味しい料理を毎日食べてもおうって覚悟を持った。
”幸せはおいしいご飯から”だから。
あと、常に彼女の意見を尊重しよう、全力でこの人の尻に敷かれようという覚悟をもった。
自分の主張を”納得させる”ってスタンスは家庭内においては不要なマインドだなと思うんです。
主張の優劣に入るとほんとうに解決しなければならない課題から反れてしまうから。
でも、自分の信念の部分は大事にして折れられないところは、ちゃんと話してお互い納得のいく方向性をみつけようとも考えた。
それから、ケンカはしないようにしようという覚悟を持った。
よく「喧嘩するほど仲が良い」っていうけど、それはそんなに良い状態ではないというのが個人的な見解。
しっかりと議論や相談をしっかりできる関係性の中で、ケンカではなく僕が怒られるという構図になろうと思った。
今でも、完璧には出来てないけど、ここで決めたことは家庭の中での自分ルールになってます。
そうやって具体的に
「どう行動すれば相手と自分が一緒に幸せでいられるか」
をイメージできたから、結婚に対して一歩踏み出す決意ができました。
タイミングに悩む人へ:まずは「パートナーとの未来を真剣に考えてみる」
「結婚のタイミング」に悩んでいる人は、タイミングという便利なアイテムを使って、結婚という一大事に向き合う覚悟を先延ばしにしているだけなんですよね。
だからね、「この先、パートナーとどういう未来を作りたいか」 をとことん想像してみてほしい。
具体的な問いをいくつか出してみますね。
「この先、5年後・10年後にどんな二人でいたい?」
「相手の幸せのために、自分ができる行動は何?」
「相手はどんな自分でいてほしいと思ってる? そのために、自分はどう接していく?」
「今の収入の範囲で、どんな暮らしを楽しめそう?」
「もし子どもができたら? できなかったら? どんな関係を築きたい?」
こういうふうに、「未来を真剣に考える」 作業を先にやってみると、自然と次のステップが見えてきます。
タイミングを待ってるだけじゃ、いつまでも行動できない。
というかそのタイミングは一生来ない。
でも、いざ未来を考え抜いてみると、「あ、意外とやっていけそうじゃん!」 とか、「やるなら今がベストかも!」 って思えたりする。
それってもう、タイミングを探してるというより、自分で「覚悟を決める瞬間」を作り出すってことなんですよね。
考えたら、あとは一歩踏み出すだけ
あらためて結論を言うと、結婚の完璧なタイミングなんて存在しない。
仕事が落ち着いてから、お金が貯まってから、子どもを産める状況になってから…
そんなふうに条件をそろえているうちに、あっという間に時間は過ぎる。
後輩の相談を聞いて、改めて思ったのは「最終的には ”覚悟を決める”しかない」ってことなんですよね。
徹底的にパートナーとの未来を考える
どうすればお互い幸せになれるかを想像し尽くす
「よし、やるぞ」って覚悟を決める
正直、ここでやっぱり不安になる人もいると思う。
でも、不安っていうのは、実際にやってみないと消えないし、一生完全には拭いきれない。
それよりも、「未来を真剣に考えたからこそ踏み出す覚悟ができた」って状態のほうが、ずっと前向きに行動できるはずなんです。
具体的に動いてみよう!
最後に、読んだだけで終わらないように、いくつか今日から始められる行動」を提案してみますね。
ノートに書き出してみる
「結婚する理由」と「結婚しない理由」をそれぞれ書き出してみる。
あいまいな不安や“タイミング”がどこから来てるのか、自分で整理すると意外とハッキリする。
パートナーと “5年後の未来” を話し合う
「そのとき自分たちはどんな暮らしをしていたい?」「子どもは考えてる?」など、具体的に想像してみる。
夢物語でもいいから、一度話してみるだけで「自分たちの幸せのカタチ」がちょっとずつ見えてくる。
収入や家計の話を一緒に検討する
「どれくらいあれば安心できる?」「どんな節約や工夫ができる?」
具体的な数字を出してみると、変にぼんやりとした不安が薄まるはず。
「覚悟を決めた瞬間」が、最高のタイミングになる
結局、「結婚のベストなタイミング」なんてものは誰にもわからない。
友達の結婚ラッシュを見て焦ったって、仕事が忙しくて落ち着かなくたって、結局は自分で決めるしかないんですよね。
「覚悟を決めた瞬間」こそが、その人にとって最高の結婚タイミングになる。
後輩にそう伝えたら、最初はピンときてなさそうだったけど、最終的には「自分がやるしかないっすね…!」って笑ってた。
不安がゼロになるわけじゃない。むしろ不安なんて尽きないからこそ、考え抜いた先の“一歩”に価値があるんじゃないかなと思うわけです。
最後にひとこと
「結婚したいのに 「タイミングが…」 って言ってる人は、
ただ ‘覚悟’ が決まりきってないだけかもしれないよ?」
もし今、結婚するかどうかモヤモヤしているなら、ぜひ「パートナーとの未来」を具体的に考えてみましょう。
それさえできれば、あとは「やるか、やらないか」を決めるだけ。
怖いなら怖いままでいい。とことん考え抜いて、「よし、それでも行ってみよう!」と踏み出す瞬間を、自分で作るんです。
その一歩が、最高の結婚タイミングを生み出してくれるはずですからね。
では!