私の52個のエートル トゥルマンテ ◆28個目◆
◇私の野望 その1◇
マッサージが好きでたまーに30分とか短くて、初回だけ安いマッサージに行ったりしてました。
いつか、毎日マッサージを受ける生活を送ることが私の野望となっています。
最近、仕事がやたら忙しくて、疲れ果ててしまいました。
仕事のスピードも減速してきた、気づいたらデスクで故障したロボットのようにぼーっしている自分に気がついた。
これではまずいと思い、体をリフレッシュしようとマッサージに行くことにしました。
「初回割引90分!本場パリアロマオイル80%OFF!」なんて大きく書かれたのを見つけ飛びついた!通常の予算よりは高め6600円だが奮発した。
がっつりとマッサージしてもらいました。
マッサージ中は本当に気持ちよくて、疲れが流れ出すような感覚。「こんなにすっきりするなんて、やっぱり長いコースにして正解!」と幸せ気分で家に帰り、ダラダラしていると
なんだか体が重い。いや、すごく重い。まるで全身に鉛を貼り付けられたような疲労感が押し寄せてきたのです。マッサージに行ったのに、なんでこんなに疲れるの!? 疑問を抱きながらフラフラとベッドにたどり着き、気力を振り絞ってネットで調べました。
すると、こんなことがわかったんです。
マッサージで疲れる理由
1. 老廃物が流れ出るからマッサージによって血液やリンパの流れが良くなると、体にたまっていた老廃物が一気に流れ出します。これを「デトックス」というらしいのですが、要するに体が「お掃除モード」に入るせいで疲れるのだとか。
2. 筋肉がほぐれて負担がかかる長い間こり固まっていた筋肉がほぐれると、急に自由になって筋肉が驚くらしいです。その結果、疲れたような感覚になるそうです。
3. リラックスしすぎて隠れた疲れが表面化マッサージで副交感神経が優位になると、体が「今まで我慢してた疲れ、今だ!」と解放しちゃうそうです。
4. 身体の修復反応マッサージで微妙に筋肉や組織が刺激されると、体が「よし、修復するぞ!」と頑張り始める。これも疲労感の原因になるとか。5. 心理的な緊張の解放
精神的なストレスも解き放たれると、一気にぐったりしてしまうことがあるんですって。
なんだか納得したような、していないような…。
それにしても、この初回割引90分コース、80%オフとはいえ6600円も払ったのに、家に帰ったら全くの使い物にならない自分がそこにいました。「これってさらに疲れにマッサージに行ったのか??無意味というかマイナスじゃないの?」
これまで30分や1時間の短いマッサージばかりだったので、90分もかけて「デトックス祭り」をしてしまった結果なんでしょう。
そう思うと、あの一生懸命マッサージしてくれたスタッフさんに申し訳ない気持ちも湧いてきました。
ベッドの上でぐったりしながらふと考えたことがあります。
それとも、何度も通えば体が慣れて、ただただすっきりとした爽快感だけが残る日がくるのか?
それはいつ?何回行けばいい?それまでいくら投資すればいいのか?
お金だけの問題ではない。体を慣れさせる。デトックス出し切る。このすごい疲労感に耐える気力と体力。
私の野望はそんな簡単にはできないことがわかりました。野望というからにはそれなりの努力と金が必要だとヒシヒシ感じました。
なんにせよ、この野望は捨てないておこう。
次はもう少し短いコースにしよう。とベッドでぐったりしつつ、誓うのでした。
そして、マッサージする人は大変だよなぁ。マッサージする人はマッサージしてもらうのかな?マッサージ師同士で格安とかでお互いマッサージするのか?
格安とかはたまたお互いだからブラスマイナス0でお互いタダ?とか。
なかなかいい。
これなら毎日マッサージの野望果たせるんじゃん!と思った。
野望への近道は見つかったが、今更マッサージの勉強してマッサージ師になるより、今の仕事の給料で行こうと思うのでした。