占星術の活かし方3
さらに奥深い占星術の要素です。
1. 「リリス」(ブラックムーン)
「リリス(ブラックムーン)」はホロスコープ上で「暗い面」や「無意識の欲望」を象徴するポイントです。これは自分が無意識に感じている抑圧や、魅力を感じつつも恐れているテーマを示しており、リリスの位置から「魅惑されるけど避けたい」対象を知ることができます。リリスを理解することで、自分の抑圧された一面や心理的な課題を解放しやすくなります。
2. 「パート・オブ・フォーチュン」
「パート・オブ・フォーチュン」は「幸運のポイント」とされ、自分が自然に幸せや成功を感じやすい分野を示します。これは天体ではなく、ホロスコープ上の太陽、月、アセンダントの位置関係から計算されます。パート・オブ・フォーチュンが示すハウスや星座を知ることで、自分がどのような行動や環境で最も輝けるか、幸福感を得やすいかを理解することができます。
3. 月のアポジー(ドラゴンの影)
占星術には「ドラゴンヘッドとドラゴンテイル」以外にも、月のアポジー(遠地点)という特別なポイントがあり、これも「ドラゴンの影」と呼ばれることがあります。これは自己意識や外界との関わりにおいて、自分が苦手とする分野や試練のテーマを象徴しています。アポジーが指し示すエリアは、成長のための課題や克服すべきテーマを探る手がかりとなります。
4. エンプティ・ハウス(空のハウス)
ホロスコープには、惑星が存在しない「エンプティ・ハウス」が必ずいくつかあります。このエンプティ・ハウスは「重要ではない」と思われがちですが、実際はその分野において「安定している」または「課題が少ない」ことを意味します。逆に、多くの惑星が集まるハウスは、その分野での経験や学びが多いことを示します。エンプティ・ハウスを理解することで、人生においてどの分野にエネルギーを注ぐべきか、または安心できる分野を知ることができます。
5. 天頂(MC)と天底(IC)
ホロスコープの天頂(MC)は「社会的な役割」や「キャリア」、天底(IC)は「家庭」や「無意識のルーツ」を示します。MCは「社会における自分の在り方」を表し、どのような形で他者や社会に影響を与えるかに関係しています。ICは「心の深い部分」や「幼少期の影響」に関係し、ここで得た経験が人生における安心感の基盤となります。MCとICは、内面と外界のバランスを知る上で重要なポイントです。
6. セクスタイルとクインカンクス
アスペクトの中でよく知られるのは、コンジャンクション(合)、トライン(120度)、スクエア(90度)、オポジション(180度)などですが、「セクスタイル(60度)」や「クインカンクス(150度)」といったマイナーなアスペクトも重要です。セクスタイルは「潜在的なチャンス」や「協力関係」を示し、努力すれば良い結果が得られることを意味します。一
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?