『夜と霧』を読んで。 その①
もし私が同じ状況に置かれたならば、
私は迷わずその身を電気柵に投げ出していただろう。 いはらっち
ヴィクトール・E・フランクルをご存じだろうか?
彼は精神科医でありながら、第2次世界大戦においてユダヤ人という理由だけでナチスの強制収容所に収監されてしまった人物である。
自由を奪われ、人としての尊厳も踏みにじられ、
命さえも簡単に奪われる、
そんな非道を極めた環境の中にありながら、
最期の瞬間まで誰も奪うことが出来ない、
『精神の自由』を見出した人物である。
そんな彼