『大どろぼうホッツェンプロッツふたたびあらわる』を読んで
続編ざます
前作のラストで捕まったはずの
ホッツェンプロッツが脱走して帰ってきます
ちなみにホッツェンプロッツは
刑務所とかでなく
『消防ポンプおきばに閉じ込める』
という方法で罰せられていた訳だが
まんまとおまわりさんを出し抜いて脱獄
(そらそうなるわな)
安定の無能警官ディンペルモーザー氏
35ページと84ページ
二連荘でホース巻きにされる
ディンペルモーザー氏の
奇跡の無能っぷり
この町の治安は基本的には
カスパールとゼッペルとおばあさん頼みだ
ホッツェンプロッツからの手紙
誤字や脱字が多い
少し切ない
適正な教育を受ける機会が無かったのだろう
彼もまた格差社会の犠牲者なのかもしれない
今作のキーキャラ
シュロッターベック夫人と彼女の愛犬
ダックスフントのヴァスティ
わにっぽいが犬である
断じて犬である
だってシュロッターベック夫人は
ヴァスティの畜犬税をきちんと払ってるのだ
好きだった魔法使いのツワッケルマン様が
今作では登場しないのは少し残念だが
それでもやはり安定の面白さ
警官の制服を着てるホッツェンプロッツに
あっさり騙される面々が良い
なんかおとぎ話にあった
お婆さんの寝間着を着た狼と
赤ずきんちゃんとのやり取りって感じ
今作の飯テロ案件
やきソーセージにザワークラウト
めっちゃ旨そうで困る
途中、カスパールの
『ぼくとゼッペルは、お昼を食べに、うちへかえらなくちゃいけないのです。せっかくのやきソーセージのかわがはじけてしまうまで、あんたとつきあってもいられませんからね!』
というセリフがあって
こっちゃ一生懸命ガマンしてんのに
なんでそんなんゆうのんさカスパール
と、思った
この本をもし読むのなら
アルトバイエルンとか香薫とか買うて
冷蔵庫に入れといてから読まな
深夜にコンビニ行く羽目になるで
(経験者は語る)
そういや
『ザワークラウト』って食い物も
この本が初めて教えてくれた気がする、、