知名度0の私が文学フリマに初出店した記録①【文学フリマ大阪12】
先日(といってももう一週間も前ですが)初めて文学フリマに出店いたしました。
当日を迎えるまで不安でいっぱいでしたが、とても楽しい一日を過ごすことができました。
新刊をお手に取ってくださった方、無配を受け取ってくださった方、本当にありがとうございます!
折角参加したので備忘録と今後文学フリマに出店しようと思っている方向けに
・どんなスケジュールで動いたか
・当日までに準備したこと
・イベントの様子
などをお伝えできればと思います。
はじめに
まず、この記事を読んでくださってる方のほとんどが私のことを知らないと思いますので、簡単に自己紹介をさせていただきます。
初めまして、柊木てんと申します。
二年前から二次創作の小説を書き始め、そのうちオリジナルも書いてみたいと感じるようになり、今年(2024年)から柊木てん名義で一次創作の活動を始めました。
活動開始にあたって何か目標があったほうが頑張れるなと思い、イベントを検索したところ「文学フリマ」なるものがあると知って参加を決意。
当日までに「カクヨム」や「ステキブンゲイ」で小説を投稿していましたが、評価どころか閲覧数が100を超える作品はなく、Xでのフォロワーも一桁という知名度はほぼゼロの状態での参加でした。
新刊を出すまでの流れ
一月の時点で文学フリマへの参加を決めていたので、早割のある印刷所さんに予約を入れました。
今回は変形本(真四角本)を作ってみたかったので、取り扱いがあり、早割もきくSTARBOOKSさんでお願いしました。八月末の納品で六月半ばの締め切りです。
そして九月まで結構日にちがあるのでどうせならもう一冊作ろうと思い(こちらは早割のない印刷所さんで大体七月末の締め切り)、その日から新刊二冊を出すための原稿を始めます。
(一次創作のみでの活動ならもう少し着手を遅くしてもよかったのですが、二次のほうでもちょこちょこイベントに参加したりしていたので早めに取り掛かっています)
原稿はどちらかひとつのみを進めるというより、あっちをやったりこっちをやったり、その時の気分で進めていたので、いつ、どれをどのくらいとは言えないのですが、一冊目の「天竺町のテンジク様」は五月中には本文を終わらせ、その後表紙と目次などを作成して五月三十日に入稿、二冊目の「一期一石堂の人々」は七月初めには本文を書き終えて入稿しました。
早めに入稿できたので八月初めには手元に本がある状態で、その後自宅から会場へ荷物を送っています。
当日までに準備したこと
まず、他の方が設営や価格設定、無配の形状をどのようにしているか知りたかったので、文学フリマ香川に一般参加しました(とてもわくわくして楽しくて、次は自分が出店する側になるんだ!とモチベもめちゃ上がりましたし、素敵な御本との出会いもありました)。
会場やお客さんの雰囲気はその土地によって若干変わるようですが、もし可能であれば一度経験しておくといいかもしれません。
・無配
無配の形状は様々で、A4いっぱいに印刷されていたり、無配で貰っていいの?と思うような冊子になっていたり、ポストカードだったりで、それぞれのサークルさんの特徴が出ていて勉強になりました。
中でもポストカードはカラーで目を引くし、鞄の中でぐしゃぐしゃにならないしいいなと思って今回取り入れてみました。
ただ、それだけだと作風が合うかどうか判断しづらいかなと思ったので、新刊にちなんだ無配小説(A4二つ折り両面印刷)も用意しました。
参加した方のレポートを読んでいると、無配が想定より早く捌けてしまったと書かれている方が多かったので、今回は無配小説150部、万が一それが全て捌けても大丈夫なようにポストカードはそれより多く用意しました。
今回のイベントで新刊が全て売れるということはないと考え(実際完売はしていません)、次のイベントでも使いまわせるようにポストカードには配置を記載せず、無印のミシン目入りマスキングテープにスペースナンバーと名前、Xのアカウント名を記載して貼り付けました。
結果的に無配小説150部はほとんど捌けましたが、その理由についてはイベント当日の項目で記載します。
・ポスター、お品書き
これはポストカードの画像を使って作成したので楽でした。
A4サイズで二枚ずつコンビニ印刷し、ポスタースタンド用と机の前の部分に貼る用で使用しました。
前の部分に貼る分は、運営さんの方からサークル名と場所が印刷された紙が配布されているので(写真中央のやつ)無くても構わないのですが、あったほうがスペースが賑やかになるかもしれません。
・告知
他のイベントでも告知は大事ですが、実際に参加された方のレポートでは特に強調して書かれている方も多かったので、配置が発表された頃からXにて「#文学フリマ大阪」のタグを使用して定期的に宣伝をしました。
私はあまり告知宣伝が上手でないのですが、なにせ知名度がないので少しでも知ってもらおうと他の方の投稿を見ながら「しつこいかな?」くらい投稿しました。
この辺りでは本の詳細(ページ数や値段)も決まっているのでwebカタログも忘れず更新します。
そしてこのwebカタログには「気になる」ボタンなるものがあり、当日会場を回る際の参考にされる方もいらっしゃるようで、私も日々その数が増えないか確認していたのですが、赤裸々に話すとイベント一週間前までは「1件」その後「3件」になっていました。
これが多いのか少ないのか、他の方はどうなんだろうと胃を痛めながら当日を迎えます。
結構長くなってしまったのでイベント当日の話は次回にさせてください!
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
もしご質問等あればお気軽にどうぞ。
続き(当日編)
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