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読書感想文 九十八歳。戦いやまず日は暮れず

佐藤愛子先生最後のエッセイ集だ。

このエッセイの時点で書く気力を失ってるというが重厚な面白さがあった。とても書く気力を失っている人の文章ではない。

この本を読む前にお孫さんのエッセイを読んでいる。介護が必要な状況になってて認知症もかなり進んでいるとか。

佐藤愛子の孫は今日も振り回される 杉山桃子著。

佐藤愛子先生について最近興味を持つようになったのでなんだか悲しい。

年取って気力も無くなり死は怖くないという境地になっているとエッセイで語られている。

ヘトヘトという言葉で語られているが、全力で書いてきたのだからきっともう書くこともないのだろう。

私も人生の終わりになったとき、何もする気がなくなって死を受け入れる状況になるのだろうか。

人生の終わりについて考えさせられるエッセイだった。

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