urusurakiki

初めまして(*^^*) urusurakikiと申します。 日々の戯言を真剣に綴っております。 よろしくお願い致します❀

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最近の記事

羨ましがる人が羨ましかった話

ある日のサンキでの出来事。 回転什器をくるくる回して洋服を見ていると、近くに60-70代ほどのご婦人3人組と、婦人と同年代のご夫婦らしき方がいらっしゃいました。 3人のご婦人は回転什器を回しながら、ワイワイと洋服を選んでいます。 一方ご夫婦は、どうやら奥様のアウターを選んでいる様子で、ご主人が手にとって奥様に当て、「これはどうだい?」「これも似合うよ」といった具合に和やかに物色していらっしゃいました。 そのうち、ワイワイとしていた3人のご婦人に変化が。 それまでは楽し気に

    • 100文字日記①今日こそはと思っていたのに

      今日こそはと思っていたのに。 またちぎれてしまいました。 ビンを分別する時に「お取りください」とある、 プラスチックのキャップ部分。 『下に引いてから上に引くと取れます。』 現在、下に引いたらちぎれる確率90%といったところでしょうか。 次こそは成功したいと願いながらみりんを使う、春の日の夕方。

      • ドトールコーヒーの窓際にて

        ある日のドトールコーヒーでの出来事。 季節限定ヨーグルトドリンクを飲んで一息ついていると、どこからともなく電話の着信音らしき音が鳴り、続いてすぐに電話をとる声がしました。 ちらりと見れば、中央の席の男性でした。 年齢は70代後半か80代でしょうか。 はたから見てもこだわりを感じられるようなおしゃれな帽子にメガネ姿で、背筋をまっすぐに伸ばし、まっすぐ前を向いて話していました。 男性は迷う事なく、そこそこ大きな声でこう続けました。 「あぁ、今かい?今ね、喫茶店。」 その「

        • アミダくじ、歌わずにはいられない世代

          『アミダくじ』 選んだ運命の1本の線が下にたどり着くまでの独特な緊張感、せっかく当たりにたどり着いたのに、「あれ、今1本飛ばさなかった?」などと言われてやり直したらやっぱりハズレだった時の絶望感は言葉にできないものがあります。 「抽選方法」というカテゴリーの中では、折り紙に当たりハズレを記入し、花の形にしてパクパクさせるアイテム(正式名称はパクパクパックンチョ)とその人気を二分するといっても過言ではないでしょう。 先日職場にて、とある問題をアミダくじで決める事になり、線

          『水曜日のダウンタウン』とAIWAのラジカセの思い出

          水曜日のダウンタウン『清春の新曲、全て書き起こせるまで脱出できない生活』とても面白かったです。 私も昔は、歌詞を知るためにカセットテープを何度も巻き戻してはノートに書くという作業をよくやっていたので、とても他人事とは思えませんでした。お2人がラジカセをようやく手に入れられた時には心底ホッとしましたが、本当の戦いがそこから始まる事も分かっていました。 昔は今のように歌詞が気軽に手に入らなかったので、同じような経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか(^^) 清春さん

          『水曜日のダウンタウン』とAIWAのラジカセの思い出

          『PERFECTDAYS』と思い出のTシャツ

          学生時代、お気に入りの1枚のTシャツがありました。 初めての都会での1人暮らし。その頃は1人で洋服を買うのがもの凄く苦手でしたが、おしゃれになりたくて自転車を漕いで買いに行きました。  緊張しながら店内を見回すと、ひと際存在感を放つ1枚のTシャツが目に飛び込んできました。ユニークでアーティスティックなそのデザインにひとめぼれした私は、何だかおしゃれになれる気がして購入しました。 翌日、そのTシャツを着用し、入ったばかりのサークルの部室へ出向きました。すると、いつもおしゃれな

          『PERFECTDAYS』と思い出のTシャツ

          ジャンケン大会の緊迫

          ある冬至の日の出来事。 その日スーパーにはカボチャやゆずが たくさん売られていました。 カボチャ売り場には試食販売の女性がいて、 美味しそうなカボチャの煮物が小皿に乗っていました。 私と70代くらいのご婦人がカボチャを見ていると、試食担当の鈴木さん(仮名)が、 「ホクホクでとっても美味しいですよ。いかがですか?」 と声をかけてきました。 私とご婦人は、「美味しそう~」などなど小声で言いつつ見ていました。 すると鈴木さんは再び 「国産は今だけなんですよ~」とか 「今日は冬至で

          ジャンケン大会の緊迫

          テプラの奇跡

          先日、久しぶりに近所の銭湯へ行きました。 銭湯のロッカーは、カギを閉めたあと手首にカギを付けて入浴する、というシステムのものだったのですが、カギ穴のそばに、あるメッセージがシールで貼られていました。 「カギを持って行かないで下さい」 カギを間違えて持ち帰る人に注意を促すためのものです。 最初は特に気にしてはいなかったのですが、ふと隣のロッカーに視線を移すとそこにはこう書かれていました。 「カギを持って帰らないで下さい。」 「カギを持って行かないで下さい。」と同じ意味合

          テプラの奇跡

          自己紹介

          遅ればせながら、この度noteを始めましたurusurakikiと申します。 ご覧頂き感謝申し上げます。 北海道に暮らしております(^^)/ 人生の折り返し地点を迎え、日々の戯言を真剣に綴る事、 大好きな『男をつらいよ』の全48作レビューに挑戦する事を noteを始めるにあたっての目標に掲げております。 『男はつらいよ』を愛する全ての人々の心が温かくなるような、 『男はつらいよ』とはまだ出会っていない人々が柴又に行きたくなるような、そんなレビューを、皆さんにお届けしたいと

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          潔く悔しがる人を見た話

          とある冬の日、車で信号待ちをしていたら、 横断歩道の信号が点滅をしだして、向こうの方から30代位の男性が 結構なスピードで駆けてきました。雪道で路面はツルツルだったので、 転んでしまうのでは?と心配になるくらいの勢いでした。 しかし男性の健闘むなしく、ギリギリ、本当にギリギリで 信号は赤になってしまいました。 男性は、ピタっと止まり、両ヒザに手を当て肩で息をしながら、 かなり、それはそれはかなり悔しそうな振る舞いをしていました。 声は聞こえませんでしたので、以下は想像です。

          潔く悔しがる人を見た話

          文具売り場の「あいうえお」

          先日、大型書店の文具売り場へ行きました。 少しいい筆記具を買ってみようかなと漠然と思い立ったのです。 売り場に着いて1番に気になったのが「芯が折れないシャープペンシル」 張り切って試し書きをしようと思いましたが、芯切れでした。 「書いてみたいから芯をいれて欲しい。」その一言がどうしても言えなかったのでボールペン売り場へ移動するも、どれを買えばいいのかさっぱり分からないくらい種類が多いので、とりあえず一通り試し書きをしてみる事に。 試し書きをする時、私は大体「あいうえお」と

          文具売り場の「あいうえお」