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緊張とリラックスなど、学びのシェア

ここ一年くらいの間に学んだこと。

私が感じたことなのでどなたでも当てはまるわけではないですが、もしかしたら役に立ちそうという人もいらっしゃるかもしれませんので、備忘録兼ねて書いていきます。

※ただ、エッセンス的な感じで結構大雑把な書き方になってしまいますので、そこはご了承ください。

◆人生を豊かにしていくためには、「好きなことに全振り」する。

身体の不調や病気のご相談も、少し掘り下げてみると心や人生の苦しみのご相談だったというケースが結構あるのが当院です。

このご相談のなかでよくあるのが、自分自身に好きに生きることを許していないということ。

本当は〇〇したい。こういう生き方をしたい。欲しかったのは実は〇〇だったなど、そういったものと真逆の方向に走ってしまっていたので苦しみが生まれているケースもありがち。

こういう状態から変化させるのはとても難しい。変化は恐れと不安にもつながっていたりするので、なかなか自分で気づいたり行動することが難しくなってしまいますよね。

なので、一言でいうと「好きなことに全振り」という表現にしました。

〇〇したかった→やりましょう!

こういう生き方したい→そっちに進んでみましょう!そのほうが苦しくないし、苦しくないから楽しくなるし、喜びや愛情、感謝を感じられるようにもなる。これが好循環を生み出し、うまくいく。

そこにいきなりいくのは怖い、難しいっていうのも私も体感して知っているので、そういう時はまず「ミスマッチを減らしていく」。
手を付けられるところから焦らず、じっくり、ゆっくりと。。。

◆上記を感じるために、あえて苦しいことを体験している説。

もしかしたら人類は知能があるがゆえに、あえて両極端を体感したいのかもしれない。と、最近思うようになりました。笑

なぜかというと、喜びも苦しみもその差を知らなければ自分自身の居心地の良さがどこなのかセッティングしにくいからなんだろうと。

頭では分かっていても、実際に自分自身が感じて心の奥底からそう思えるというレベルに至るには結構大変です。

自分の魂といわれるような、奥深いところが何を望んでいるのか、それを明らかにするためにあえて真逆のことをするというケースもあるように思います。

好きなことに全振りするためには、その好きなことがわからないとできないし、見つからないこともある。

もがいた結果、やっぱりこっちだったんだ!というのはよくある話だと思います。

なので、痛みも苦しみも、あの人に言われたこと、されたこと、自分自身がやってしまったことも、全部自分自身が深いところで体験したかったものかもしれない。

どこかで起こっている争いや環境変化も、人類や自然の変化の一部かもしれない。

そうやってふり幅を体験して、反省して、過ちを正す力や明るい未来に進む力に変えているのかもしれない。

自分自身の人生も、その流れの一部。

きっと私は誰かにそれを伝えたり、より良い世界をつくってほしくて酸いも甘いも体験しているのだろう。

◆緊張のコントロールは体調コントロール。そしてより良い対人関係にもつながる。

私、まだまだ片手で収まるくらいしかワークに参加できてませんが、システマを体験しています。

ここでいうシステマは、ロシアの格闘術のやつです。

このワークを通して、まず私は自分自身の緊張とリラックスと脱力の差を知りました。

そして、自分でも知らないところで緊張していたり、他者に遠慮して接していたことに気付きました。

施術者としてクライアントさんに接するとき、知らないところで遠慮していると、これが緊張となって変に力んでいることに繋がっていたことも知りました。

自分が緊張しているということは、相手にもその緊張が伝わるのです。

施術で触れるときも、実は今まで緊張していた。力んでいた。それが自覚のないレベルだったものですから、気付いた時には大変な衝撃でした。笑

相手にも無意識レベルで伝わっているということは、施術効果も落ちるということにもなりますし、落ちるということは良い結果を出したいですとか、こういう操作をしたいという力みにも繋がるので緊張のループに陥る可能性もあります。

施術者に対して言えることでもありますが、まず自分が緊張しないようにしよう、です。笑

(だからといって雑にしましょうということではありません。丁寧に、でもお互いに緊張せずに、という感じです。)

そして、これがどう体調のコントロールに繋がるかというお話も関連してきますが、大雑把にいえば自律神経系のお話になります。

緊張状態って、世間でいうところの交感神経の興奮が強い状態です。

知らずにこの強い状態が続くと、肩こりや腰痛など、様々な不調につながることがあります。

ストレスも同様ですね。精神的な興奮が体の興奮になるし、それが長期間続くと内臓も疲弊したり、免疫力低下や体の炎症など、様々なことが起きてきます。

(そもそもストレスって一言でいっても様々ですね。体へのダメージ自体もストレスって言えますので、心身にとって不快なものって考えるとわかりやすいかもですね)

そのため、ストレス管理は緊張のコントロールともいえるし、体調のコントロールにも密接ということになります。

そして心と体は繋がっており、とても密接なので、この緊張をどうするかは健康だけでなく、対人関係にも及びます。

よく緊張している人が近くにいると移るなんてお話聞きますよね。それをイメージするとわかりやすいかと思います。

どちらかが緊張している状態だと知らないうちにお互い身構えていることになるので、いくら言葉を丁寧にしても心を許せないとか、リラックスできないことにもなります。

例えば接客業の新人さんが分かりやすいですかね?
所作は丁寧にしようとしているのだけどガチガチなので、全然話が入ってこないとか、こっちが落ち着かないよっていうやつですかね。

他、個人的にわかりやすく感じるのは、営利目的で絡まれるときの力みですかね。笑

どれだけ良い商品やサービスだったとしても、「めっちゃ売ったるぞー!!」という力みが強いと警戒してしまうあの場面。笑

私は小規模な個人事業主なので、だいたいビジネス交流会のような場面ではカモにしようと話しかけられるか、最初から相手にされないかのどちらかが多いです。

こういうときは観察したり肌で感じていると、「収益にしよう」「取引できる人」などの力みや欲が伝わってくるので、私が大切にしたいこととミスマッチを感じてしまうと仲良くなりにくいです。

あ、でも、この辺は緊張のお話とは別の要素もあるので、なかなかシンプルなお話にできませんね。笑

とにかく、円滑な対人関係には、自分自身のリラックスというのも大事。
システマを体験することで、体を通してダイレクトにその感覚を学べたって感じです。

ほんと、緊張とリラックスの影響ってめちゃ大きいので、ぜひ皆様にも体験してみてほしいです。

◆施術を通した場合の変化

そういえば、このリラックスと緊張のコントロール、施術の時にうまくできると、クライアントさんの身体が自然な動き方をしていきます。

ガチガチになっていた筋肉やコリも自然に緩んだり、居心地のよいポジションに収まるように動きがでます。

私はまだまだシステマ的な自分自身のリラックスと緊張のコントロールを完璧に扱えていないので、どうしても思考を挟んでしまったりもするのですが、うまくできた時は「私何もしてないのになんで!?」ってくらい、変化が速いです。

この現象を通して得た気づきの大きなポイントは、この効果のお話だけではなくて、クライアントさん自身の変化のことです。

とあるクライアントさんに言われるのですが、「施術後は筋肉が緩みすぎて〇〇できない」というご指摘。

しかし、施術を受けた全員がこうなるわけでもないのです。

私は使う鍼の数はかなり少ないほうなので、鍼の数も皆様大きく変わりません。

私の緊張やリラックスという要素はあるにしても、そんなに緩ませる気がない場合でも緩んでしまう。
そういう現象を観察していると、その人自身が望んでいることが体に現れているのでは・・・という仮説や感覚に行きついてきました。

特にシステマの感覚を得てからは、私の意図とは関係ない自然な変化を目撃することが増えました。
(今まであった現象だと思いますが、より目撃しやすくなった、気づきやすくなったという感じかと)

きっと、普段ダメージが強い状態が続いていたり、緊張状態が続いているような人は、体が回復を望んでいるので無意識的に脱力させているのだろうと思えるような変化なのです。

この状態でいえば、回復力が高まるように自然と変化していくことを妨げるほうが施術者としてはナンセンスな気もするし、
その人の健康を思えば自然な変化にゆだねていく方がよいのでは・・・と思ったりします。

どうしてもそれが嫌なら、10分くらいで軽く調整するっていう方法もあるかもしれませんが、お店のメニューにはそういうの入れてませんし、やるとしても料金もそれなりに上げないといけなくなりますし、結局のところ何を優先したいかはお客様次第であり、私自身もそういう人を受け入れるかどうかということにもなるので、こじれたりミスマッチが起きないように接していなかいとですね。
こういったお話はニーズと営業方針、私の説明力や相手の理解度など様々な事が絡むので、角が立たないようにを考えるとなかなか難しいお話になりますね。(;^_^A

逆に、どうしても体を緩ませたくない、緊張した状態を維持したいという事情がある人は、なかなか緩みませんね、そういえば。。。

この辺のお話も、信念や習慣などの多岐にわたる要素があるので、上記も含めて人体の不思議としか思えないのですが、これもここ1年くらいの体験や気付き、学びの一部という感じですね。

長くなりましたが、私にとっての大きな学びと気づきのシェアでした。
何かのご参考になりましたら幸いです。

※画像をギャラリーから使わせて頂きました。素敵なお写真、ありがとうございます。


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