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「誰かの憧れでありたい」___眠りに着く前のエッセイ

自分で言うのもなんだが、
田舎で育ったのもあってそこそこな高学歴。

もちろん学歴どうこうではなく受験勉強に捧げた時間も
その努力も向き合い方も、今の自分を支える誇りだ。

「○○はやっぱりすごいな」

「昔から知ってるけど、やっぱり○○には敵わんわ」

「○○は私の憧れ」


大なり小なり皆あるんじゃないかな。この言葉に支えられて今の自分がある、保っていられる 淡い記憶のなかの人からの言葉。

誰かの憧れになれていることが嬉しくて
そんな自分が誇らしくて。
自分で自分をなかなか誇れない私は、
何気なく言われた言葉に、きっと何倍も喜びを感じてギュッと大切に胸にしまってきた。

私の場合、記憶にある最後の言葉は高校生の頃。
ただただ真っ直ぐにもがいて
全身全霊で頑張ったのが、高校生までだったんだ。
人から憧れだと言われる嬉しさと、それに値するくらい自分を誇らしく思える気持ちの合わさった、キラキラしたもの。


今日、久しぶりに友人から
何気ないメッセージのやりとりで届いた
「○○はやっぱり私の憧れだぁ」
という言葉にドキッとした。

あー、私今その言葉に値するかな?

その友人が知っている昔の私とは違って
何にも向き合えてないただの大人になっちゃってる。

何も行動できず、でもありきたりじゃ嫌だなと
思ったまま終わってしまった大学生活と
今一つ向き合えてない目の前の仕事。

私こんなんだっけなぁ
もっとやれる奴じゃなかったっけ?
こんなんじゃ昔の自分にかっこつかない

おこがましいけど
本当におこがましいけど
私はやっぱり
誰かの憧れでありたい。
そして私の生き方で誰かを勇気付けたい。

少しでも、行動したくて
この気持ちを綴る、今。

何をどうしたらいいのか分からないなりに
不器用なりに、でも自分への誇りは譲らず
生きていきたい。

もう大人だからって
難しくしてるのは自分自身だな、と。

おやすみなさい。



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