木材の性質
どうも、小倉丈一郎です!
新潟県三条市出身、26歳
現在は奈良県宇陀市の森庄銘木産業で
樵(きこり)の仕事をしています。
新潟で林業家として独立するために
奈良へ移住して林業を学んでいます。
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MORITO
【木材は軽くて強い】
木の中の構造は中空の細胞組織の集まりで
自然に形成されたハニカム構造です。
ハニカム構造とは正六角形または
正六角柱を隙間なく並べた構造のことです。
これによって軽くて強いという性質を
持ちますが、素材そのものの強度をみると
たとえば鉄4000㎏/cm³、杉材350㎏/cm³と
鉄と比べると杉材の強度が弱いことも
事実です。
ですが、構造材は建物の自重を
支えなくてはならないため、
それ自体の重さも問われます。
そこで強さと重さのバランスを示す
「比強度」(自重に対する強度)を見ると
木材のバランスの良さが分かります。
例えば鉄と杉を比べると
鉄が510㎏/cm³、杉が920㎏/cm³で
杉材の方が重さと強さのバランスが
とれていることが分かります。
【木材の熱伝導率】
杉の熱伝導率は0.12w/mkで、
鉄53w/mk、アルミニウム200w/mkに
比べると低いことが分かります。
木材の熱伝導率が低いのはハニカ ム構造
により気泡をたくさん含んでいるからで、
そのため熱が伝わりにくく、
触れたときに「温かみ」を感じます。
また、柔らかく柔軟な性質があるため
床材に使用すれば歩行時のショックを
和らげる性質もあります。
山からは以上でーす!
またあした!