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【学級通信】(高校3年:第115号)朝のおはようで偏差値UP
2019-06-19
私は毎朝、7:30~8:00の間に出勤します。職員玄関でタイムカードを押し、パソコン室を空け、PCの電源を入れます。その後、教室に行き、教室後方の拡大年間行事予定表の過ぎた日に斜線を入れます(ぼちぼち6月が終わりそうです)。次に会議室へ行き、冷房の温度を調整、さらにプリンタの紙をチェックします。これが私の日課となっています。
この日課の中で必ず出会うのが、Cくんと、Kくんです。朝から教室で勉強しています(Cくんは会議室のときもあります)。Cくんは朝の7時くらいから来ているそうです。Kくんは朝7:30くらいから来ていたそうですが、Cくんが7時登校ということを聞いて、今では7時に来ているそうです。会議室ではSくんや、Yくんも8時には来ています。Tくんもいます(いたり、いなかったりですが)。
彼らは一緒に勉強しているわけではありませんが、朝来て、同じ空間でもくもくと勉強しています(ずっと見ているわけではないのでわかりませんが、基本的に集中して勉強していると思われます)。いつも一緒につるんでいるわけではなくても、心のどこかでは意識していると思います。
「あの子がやっているから、俺も頑張ろう」
「あいつ、何時に来ているんだろう?」
「すげー勉強しているっぽいな~」
「負けられないぞ!」
「次の模試はあいつより良い結果を出したい」
朝から自習している人たちは、こんなことを思っている人も多いと思います。塾の自習室でも同じようなことがあるようです。自分より先に、いつも同じ席に座っている人を勝手にライバル視する現象です。
つるむわけではないけれど…友達というわけではないけれど…一回も話したことはないけれど…意識し合う関係。これが必ず受験勉強にプラスに働きます。気づかないうちに刺激を与えあい、支え合っているのです。同じ空間にいるというのは、受験勉強の仲間でありライバルなのです。
このクラスがそんな空間になることを祈っていますが、乗り切れない人も多いようです。勉強しようと思っているのにできない…勉強できないので焦る…けど、できない…やらないのでさらに不安になるという悪循環。そのうち友達から誘われてホイホイ遊びに行ってしまう。落書きをしたり、蛍光灯を割ってしまったり…そんな行動を見ることがあります(涙)。
昼休みに少し運動するくらいならリフレッシュになるでしょうが、放課後や空き時間に遊び始めたら、クラスの雰囲気も、3学年全体の雰囲気も下がっていくのは間違いありません。だから全員がメリハリを持った行動をできることを期待しています。雰囲気というものが受験にとって、とても大切なのです。
先日、Yくんが、
「せんせぇ…預かって欲しいものがあります」
と私のところにiPadを持って来ました。iPadがあると勉強できないのだそうです。とりあえず預かって、鍵のかかる書庫に保管しています(ちなみに漫画でもスマホでも預かって欲しければ担任は喜んで預かります。言われればいつでも返却します。朝預けて、帰りに返すでもOKです)。
アプリを消したり、マンガを封印したり、私にiPadを預けてみたり、ロッカーにスマホしまったり、自分で雰囲気を作っていく行動をすれば、今まで乗れなかった子も、必ず前に進んでいきます。そして、朝7時に教室に来たら、もっと加速して進んでいきます。本校に来て6年目ですが、朝早く学校に来て勉強していた三年生は必ず結果を出しています。
体育祭が終わり、朝の自習人数は減っています。4月から頑張っていたけど、ちょっとサボってしまっている人、体育祭以降、朝習慣が無くなってしまった人、2年の最後に
「私は三年になったら朝早く来て勉強するんだ!」
とか言っていたのに一回も来ていない人。まだまだ挽回できます。6月の最終週から気合入れ直して、充実した夏へと繋げてください。
朝7時、Kくんと、Cくんに「おはよう」を言うと偏差値が上がりますよ~