自意識とコメディの日々の読書感想文
お笑いで成功する道は険しく、厳しいなと思った
ネタというもので先人達がこんなにも試行錯誤している
才能がある人達がこんなにも真剣に取り組んでいる
そう考えると、そんな中で新しいものでなおかつ面白いと認めてもらえるようなものを作るって相当難しいと思う
ただ、新しいものである必要ってそもそもあるのか?とも思う
面白ければ新しかろうが、古かろうが、別にどっちでもいいのでは?という気もする
それよりも自分が面白いと思うかどうかの方が大事な気がする
あと、この本に出てきた、バナナマン、バカリズム、ラーメンズ、おぎやはぎ、アンタッチャブル山崎、アンジャッシュ、東京03、そして著者のオークラさんはみんな成功した人で、思うようにいかず悩んでいた日々もあるのかもしれないけど、基本はみんな成功している
その陰には成功できず辞めていった人、今も続けている人もいて、そういう人達のことも気になった
才能がある人が才能のある人達と一生懸命やってきた話という感じで、それはそれで面白いのだが、才能のない人を切り捨てた残酷な話でもあるなーと読んでいて思った
ただ、不思議とやる気がなくなることはなかった
自分は自分の出来ることを平常心で坦々とやったらいいのかなと再認識できた
あとがきで、オークラさんが自身の3歳の息子に、
「自意識は自分を苦しめるけど、それとちゃんと向き合えば、必ず笑える日々が送れるから。」
という言葉を贈っているけど、この言葉の意味を理解するためにも、まずは淡々と自分のやれることをやっていくことが大事なのかなと思った
あと、昔はX-GUNの嵯峨根さんがアンタッチャブルの山崎さんに「やんま、コレ」と言って無茶振りしていたというのを読んで、嵯峨根さんに対してのイメージが変わった
くりぃむしちゅーの有田さんが言っていたのは想像がつくのだが、有田さんなら嫌な感じはしないけど、嵯峨根さんから言われたらちょっと嫌な感じがするし、嵯峨根さんもそんな偉そうな感じだったんだーと思った
というかオークラさんが嵯峨根さんに対して若干悪意を持って書いてるような感じもした
悪意というか復讐みたいな感じというか
こちらの勝手な想像なので違ったら大変申し訳ございません・・・