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コミックエッセイ描き方講座7期終了しました!

もうすっかり年末…
みなさま、ご体調など崩されてませんでしょうか?

先日、コミックエッセイ描き方講座7期生が無事に巣立っていきました。

前回と同じく、今回も最終日は五反田の会議室でリアルミーティング!
一番の遠方組は宮崎から駆けつけてくれました…!
この時期、都内のホテルは高かろうに…。
みなさん、各地からお集まりいただきありがとうございました…!!

ここまでみんなで励ましあい、悩みを打ち明けあい、なんとか最終日まで
たどりついた7期生。みんなリアル対面は初めてなのに、会った瞬間もう親友! という熱さが、やはりこの講座の特徴ですよね~。
みなさんが同じ志でつながってくれたこと、私は心からうれしく思います。


さて、今回の受講者は全員で12名。
卒業制作12Pを提出し、最終的にグランプリ1名と準グランプリ2名が
決定します。

今回のグランプリは、こたきさえさんの「からまわり性教育」。

幼少時の、性への興味関心や罪悪感をストレートに描き、
圧倒的な共感を得たこちらの作品。

Xに投稿するや多くのかたにRTされ、いろんな方向からのコメントも
殺到しました。コメントにはすべて目を通し、配慮しつつ、本来のテーマである「親が娘に性を教える際のとまどいと実体験」を描く真摯な作品にしていきたいと思っています。
こたきさん、赤裸々に描いてくださりありがとうございます。
「自分だけじゃなかった…!」という方が本当にたくさんいらっしゃいました。

そして、準グランプリ ひとりめは ことりさんの『産後ママは漢方で強くなる』

産後ママの体のダメージに寄り添ってくれる漢方を、漫画でわかりやすく伝えてくれます。「漢方って興味あるけど小難しい…!」って人はきっと多いので、そういう方々の悩みを解決できる1冊になりそうです。
細かい部分まで行き届いた線で、ストレスなく読める上手さに絶賛の嵐。

そしてもう1人の準グランプリは、ユキさんの『自分と仲直りしたい』。

誰でも思い当たる節のある自爆案件がムダに多いユキさんが、身を削って描いてくださり場内大爆笑。講座では「BOOM」が流行語大賞になりましたよ。「藤崎はいた」でみんな涙目になります。ほかにはどんな「BOOM]案件があるか、今から楽しみでしょうがありません…!


グランプリ、準グランプリのみなさん、おめでとうございました。

これから、はちみつコミックエッセイでの書籍化に向けて始動していくことになります。長期スパンですので、焦らずやってまいりましょう。

また、惜しくも選外だったみなさんの作品も、本当に力作ぞろいで。
以下、ご紹介してまいります~。

まましまぶんこさんの『コドモと旅する?! 旅育のススメ』。

お子さんとの宮古島での旅模様を圧倒的な画力で描いた本作。
亀や海、グルメの描写がう、うますぎる…!
実用的な内容で、ほかの旅育ももっと読んでみたいと思わせてくれます。
講座ではなごませる達人で、みなさんから慕われておられました~。


次は、いとりさんの『がんばり沼から抜け出したい。』

幼少時の環境で不安症になったいとりさん。この12Pではその「原因」を見つめる深い内容になっています。ここまでご自分を掘り下げるの、辛かったと思いますが、その甲斐あって、共感も圧倒的なものがあります。
最初のネームでは再提出になりましたが、そこから本当に頑張った!
敢闘賞を差し上げたいです。

いとりさんはこの講座を受けての感想も、描いてくださっています。
「かけがえのない財産になった」と聞いて、心から嬉しく思います…!

お次は、日向みゅこさんの『7年離れていても家族になれる! いいとこどり別居婚』。 ある出来事をきっかけに、別居婚を選んだみゅこさん。「別居婚て意味あるの?」という素朴な疑問にストレートに答えてくれて、納得感絶大。話の流れもとても上手で、読み込んでしまいます。
「女の私が男に合わせるのがあたりまえじゃない!」という気づきに、場内拍手喝采。夫婦の男女格差がなくて、読んでて気持ちいい!


次は、こしこさんの『生きづらいのは、家族のせい?』。
他人の評価を求めすぎてしまう自分の思考の癖をひもとくと、
そこには家族が横たわっていた‥。
はじめは「描くテーマが見当たらない」と悩んでいたこしこさん。しかし作業に入ってからは一転、いままで見てこなかった自分の深い内面を描けました。講座での成長っぷりが半端ないです~!

次は、リコロコさんの『47歳、洗濯機も回せない夫 主夫になる』。
お子さんが4人いらっしゃるリコロコさん。夫さんとの子育て模様の
「すれちがいあるある」をリアリティ(しかない)たっぷりに描いています。お子さんたちのキャラもしっかり見せつつ、夫さんのいら立ちや家事っぷりに共感するやら関心するやら…! 子育てしながらの卒業制作、大変だったろうなあ…。遠方からの参加、ありがとうございました!


最後は、麻友さんの『ココロをラクにするセルフケア 麻友の場合』。
もうとにかく絵がかわいい。色がほんわかしてきれい。
お子さんたちがかわいすぎる~~!!
環境が変わって適応障害になってしまった麻友さんが、
少しずつ立ち直っていく作品の、冒頭12Pにあたります。
ネームでは心象の掘り下げが浅かったのですが、最終的にはここまでの完成度に! 麻友さんも講座でのジャンプアップがすごい。敢闘賞や~~~!

…さあ、いかがでしたでしょうか。
読み応えある作品ばかりですよね‥‥!

コミックエッセイって、その人の人生をのぞくことができて、
「それを選ばなかった自分」や「選ぶかもしれない自分」を追体験できるのが魅力だと思うのですが、7期生のみなさんもまさに、読者にさまざまな追体験を与えてくれました。


ほかにもあと数名の方が受講されているのですが、
作品をまだご自身のSNSにアップされていらっしゃらないので、
アップされ次第、こちらに追加したいと思います。

最後に、こたきさんによる講座最終回のレポート。
こちらを読むと、講座の雰囲気がわかると思います~。

(いっつも最後の講評でドタバタになって、受賞の余韻なく
打ち上げ会場に向かうのでした…とほほ)


ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

次回8期は、4月以降で予定したいと思っております。
募集はこちらのnoteで発表するほか、私のXやはちみつコミックエッセイのXでもご案内しますので、受講ご希望の方はフォローしてお待ちください。

では、みなさま、健康に気を付けてよいお年をお迎えください!
2025年も笑顔でお会いしましょう!




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松田紀子/編集者・ファンベースディレクター
コミックエッセイ編集者として会得したあれこれを、ここでシェアできればと思います。応援よろしくお願いいたします~!