頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法 感想
Audible版『頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法 』 | 田村 耕太郎 | Audible.co.jp
はじめに
本書は孫氏の兵法を基に、著者の政治経験などから、様々な”アホ”との実体験とその対策を綴っている。
いかに無駄な戦いを避け、効率よく状況をコントロールするか、
その為に如何に自己を制御するか、
本書におけるアホ=足を引っ張てくる身内をどう分析するか、
そして如何に恨まれないか、恨みを解消するか等。
本書はこのような人におすすめ。
人間関係に悩む人
効率よく人脈を作りたい人
人間関係トラブルを避けたい人
基本的に相手をアホと見下す場合でも感情的に対応して良いことはまず無い。
感情的なやり取りで相手に恨まれたり、相手を恨んだりするからだ。
そこで、合理的視点から自分も相手も冷静に見るようにするべきである。
冷静に見ることで分かることもある。
例えば自分から見て”アホ”な相手の行動が相手にとって利益を得る手段であり、”敢えて”アホな行動をしているのだと理解することが出来る。
つまり、その事情を無視してアホな行動を感情的に咎めても関係が壊れるだけだ。
例:あなたの上司が”アホ”で職場における部下の要望を解決するよりも上司の上司におべっかを使うことに集中している。
だが、冷静に事情を観察すると、その上司の上司も”アホ”でおべっかを使い、ご機嫌を取らないと上司の上司から
「上司が責任者である職場全体が睨まれる」
つまり上司の上司から部下を守るためにワザとおべっかを使っている。
この様にアホな上司は暗君の前で佞臣を演じている場合もある。(本物のアホの場合も多々ある)
まとめ
人間関係に対しては冷静かつ合理的に対処しないと思わぬ過ちを犯してしまうため気を付ける必要がある。