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『あめつち』語り

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1500ページ短篇集『あめつちの言ノ葉』全48篇の制作秘話をご紹介! ……と言いつつかなりゆるめの昔語りエッセイになる予定ですっ!
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【第0回】『あめつち』語り、始めます。

【第0回】『あめつち』語り、始めます。

書店に並ぶどの文庫本よりも分厚い小説――
1500ページ短篇集『あめつちの言ノ葉』

ひとりのもの書きが、どのようにして「物語」と出会い、そして共に歩んできたのか。それを窺い知ることのできる一冊です。

↓↓↓BOOTHで入手可能ですっ!↓↓↓

(2022/06/25追記『あめつちの言ノ葉』完売しました!)

初めましての方は初めまして、そうでない方も初めまして。今田ずんばあらずです。

150

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【第4回】模倣のなかで僕はつよくなる【ほ】遙か彼方の空の下、桜舞い散るミツナの詩(124P)

【第4回】模倣のなかで僕はつよくなる【ほ】遙か彼方の空の下、桜舞い散るミツナの詩(124P)

 『あめつちの言ノ葉』は想像を上回るペースで頒布することができ、
2022年6月19日、なんと最後の1冊をお渡しすることとなった。
 すなわち完全頒布達成。世に言う「完売」である。御礼である。
 ありがとうございます、ありがとうございます……。

 もうこの世に頒布できる『あめつちの言ノ葉』はないのだが、
当然お手元に『あめつちの言ノ葉』がある方がいらっしゃるわけで、
皆様のためにも、この連載は続

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【第3回】僕は旅をはじめた。【ち】ママチャリのエッセイ(118P)

【第3回】僕は旅をはじめた。【ち】ママチャリのエッセイ(118P)

 僕はよく休日に自転車を使ってサイクリングをする。
 別にどこに行きたいだとか、欲しいものがあって行くわけでもない。自転車もサイクリングに適するマウンテンバイクではなく、僕の自転車は俗にいうママチャリだ。前にカゴがあり、後ろに荷台が付いている。七段ギアがあるのでまだマシだが。
 そんな自転車に乗ってまでサイクリングをしたいのは、新しい世界を見てみたいからかもしれない。

「ママチャリのエッセイ」っ

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【第2回】喘息少年は夢を見る。【ぬ】懐旧のクリスマス・デイズ(728P)

【第2回】喘息少年は夢を見る。【ぬ】懐旧のクリスマス・デイズ(728P)

「私ね、冬の山が好きなんだ」
 なーちゃんは白い吐息を漂わせながら言った。
「春とか夏の山はさ、たくさんの葉っぱで覆われてるけど、冬の山はもう落ちちゃってるでしょ? 何にも隠さないでさ、ありのままの自分を見せてるのかって思うと、なんだか憧れちゃうなあ。スーちゃんもそう思わない?」
 振り返った彼女の笑窪は病院で見たときよりもずっと健康的で、ふっくらとしていた。
「僕にはよくわかんないや」

喘息で

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【第1回】見たことのない「星空」を想起することはできるか。【ゐ】半球のスター・ダスト(1420P)

【第1回】見たことのない「星空」を想起することはできるか。【ゐ】半球のスター・ダスト(1420P)

「ねえ、君は星空を見たことがあるかい?」
「ほしぞら? ほしぞらってなんだい?」
 緑豆くんの記憶の始まりには、伏流水くんとのお話がありました。
「星空は、きらめきさ」
 伏流水くんは、緑豆くんの問いかけに、そう答えました。星空は、きらめき。
 真っ暗闇のなかで、星がまたたくのを懸命に想像しました。

家系ラーメンのトッピングとしての人生を全うする、もやしくんの一生を描く、今田ずんばあらず最高傑作

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