ジョグバー

30年以上企業で商品開発に従事する。ジョギングが趣味で大阪マラソンにも3度出場。 ジョ…

ジョグバー

30年以上企業で商品開発に従事する。ジョギングが趣味で大阪マラソンにも3度出場。 ジョギングでヒザを痛めてから「なみあしウォーキング」に出会い、痛みを解消。 定年をキッカケに「なみあしウォーキング」の全国普及を目指す。

最近の記事

昔の日本人の歩き方とロボットの歩き方

いつも読んでくれて、ありがとうございます。 今回は昔の日本人とロボットの話です。  江戸時代の人々の歩き方とロボットの歩き方にはいくつかの共通点があります。 江戸時代の人々は、草履や下駄を履いていたため、足の裏全体で着地して歩くことが多く、カカトから地面につけず、膝を曲げて歩くスタイルが一般的でした。 また、大股ではなく小股で歩き、手をほとんど振らずに歩くことが多かったようです。 特に女性は内股で前傾姿勢で歩くことが一般的でした。  一方、ロボットの歩き方も重心の

    • 「歩く江戸の旅人たち」

      『歩く江戸の旅人たち』という大好きな本があります。 谷釜尋徳先生が著した本で、江戸時代の「お伊勢参り」をテーマに綿密な記録の分析をまとめた一冊で、江戸時代の庶民が徒歩で伊勢神宮を目指す旅の様子を詳細に描いています。  旅のルートや歩行距離を分析し、自然環境との関連性を探り、幕末から明治初期にかけての日本人の歩行スタイルや規制について述べています。 また、杖や草鞋など、旅に欠かせないアイテムの使い方や重要性を解説し、旅費の調達方法や経済事情についても触れています。 さらに、

      • 世界マスターズ 銅メダル

        知り合いの陸上選手 世界マスターズ 日本代表の甲斐奨史さんが 世界マスターズ スェーデン大会 5000m競歩において銅メダルを獲得されました。 素晴らしい!!  甲斐さんは熊本県で銀行に勤めながらずっと競技を続けてこられました。35歳になったら世界マスターズに挑戦すると以前からずっと準備をされていたそうです。  そのために私が開発した「ジョグバー」を練習で使っていただき、効果を実感いただいてました。世界に挑戦され、結果を残すことは大変です。それも仕事を続けながら、地元の高校

        • 事業化最大のハードル

          会社を途中で退職され起業を目指している方と知いその方から「補助金」申請をお願いするコンサルタントの先生をご紹介いただきました。 そのコンサルタントの先生にお会いして、最初の私の質問が「先生が補助金を申請された企業はどのくらいの確立で採択されるんですか?」でした、すると「ハイ,100%です!!」と先生は答えました。また、次のステージのドアの鍵を持った人が現れたと天に感謝しました。  すぐにコンサルをお願いし、補助金申請作業に取り掛かりました。 後で話をお聞きすると、そのコンサル

        昔の日本人の歩き方とロボットの歩き方

          商品化へのパスポート

          特許出願して私は驚きました。思っていた以上に早く特許登録できたのです。 「ジョグバー」のようなものを誰も今まで考えなかったんだ。私は商品化するために試作してきた経験を活かしながら量産できる形状に設計する必要がありました。私は会社では設計業務も担当していましたが、会社では金属加工が主な業務で樹脂(プラスチック)成型品の設計は経験したことがありませんでした。誰か設計してくれる人を探していたところ、東京で樹脂製品を専門に設計してくれる方をご紹介頂き、ジョグバーの商品化を目指す設計が

          商品化へのパスポート

          メンター現る!!

          木寺先生の本を読んで、すぐにメールで連絡させていただきました、折り返しご本人からメールをいただき、木寺先生がオンラインで歩きの講座をされていることを知りました。 私はすぐに歩きの講座に入会し、先生の「なみあしウォーキング」を勉強することにしました。「なみあしウォーキング」とは簡単に申し上げると「江戸時代の旅人」のような歩き方で、昔の日本人は1日平均30キロ以上歩いて旅していました。幕末に日本を訪れた外国人が日本人の歩行能力には驚いたようです。東北から三重県の伊勢神宮まで約3ケ

          メンター現る!!

          魔の手が迫る

          ・試作品を作りながら特許出願作業も進めていましたが、ジョグバーはもともとジョギングのサポートベルトだったんです。そのアイデアもマラソンを走っている時に発想したので、それは当然の事なんですが、商品化しようとした時に「ジョグバーを装着するとラクで速く走れます!!」と人に伝えないと商品が売れない。私はそう考えました。  しかしながら私はどうでしょうか? 速く走れるわけでもなく、マラソンに数回出ただけのただの市民ランナーでした。フルマラソンも最高で4時間30分と決して早いとは言えない

          魔の手が迫る

          転機

          ・起業ゼミで試作品を見せたところ、参加者の顔はポカ~ンって感じで、誰からも意見をいただけませんでした。試作品だけでは何ができるのかが?いまひとつ伝わりにくく、誰もコメントのしようがなかったようです。世の中にないモノを作るということはこういうことだと知りました、使ってみないと感想すらもらえないんだ、わかりやすい試作品を作り世の中の人に試してほしいそう思いました。  まずは、特許を取得しようと知り合いから特許事務所を紹介してもらい、1年くらい特許事務所に通いながら、自分で試作品作

          旅の始まり

          ・大阪マラソンで授かった「ジョグバー」のアイデアをなぜか、商品化しないといけないという衝動に駆られ、人が集まるところでは自分には「ジョグバー」というアイデアがあり、それをいつかは商品化しないといけないと話のネタにしていました。しかし、自分ではどうすれば商品化できるのか皆目見当もつかず、途方に暮れていました。  あるセミナー終わりの懇親会で樹脂パイプ工場の社長さんに「ジョグバー」の構想をお話ししたところ、次にお会いした時には、自分なりの考えでカンタンな試作品を作ってきてくれまし

          天命

          ・これからしばらくはジョグバーが開発されるまでのお話をさせていただきたいと思います。  まず、私が最初にジョグバーを発想したのは、2012年の大阪マラソンで御堂筋を走っている時でした。 それまでの私は運動といえば自転車でのサイクリングでした。ランニングは昔からどうも苦手で、走ることだけは避けていました。2011年に大阪マラソンの開催が決定し、その年からなぜか「自分は走らないといけない」と、天?からのお告げを聞いたような気がして、急にジョギングを始めることにしました。 家族も

          ジョグバーお試し会

          みなさんジョグバー西分です。 江戸時代の歩き方って、どんな感じですかとよく聞かれるんですね。 言葉では伝えるんですけど、歩きって動作ですから、なかなかうまく伝わりません。昔の歩き方は実際にやってみないと伝わりません。 私も大阪→東京まで500㌔を歩けたのは、この江戸時代の歩き方(大江戸ウォーキング)ができたからだと思います。 その最大のポイントは重力をうまくコントロールできるようになったからだと思います。このワザを習得できると「平地なのに坂道を下る」ように歩くことができるん

          ジョグバーお試し会

          2022年9月 大阪→東京歩き旅の思い出   久々の投稿

          お元気ですか? ジョグバー西分です。 私が2022年の9月にジョグバーの試作品を装着して大阪→東京まで歩いて旅したことを皆さんは覚えておられるでしょうか?  私は覚えてますよ~((当たり前やろ!!)  早いですね、あれから2年が経ちました。 この2年間、私はただボ~っとしていたわけではないんです。 (そのわりにブログ書いてないやないか!!) ジョグバーを商品化するために奔走しておりました。 2023年の8月には東京ビッグサイトの展示会「SPORTEC2023」にも出展し、

          2022年9月 大阪→東京歩き旅の思い出   久々の投稿

          エクストリームウォーキング100 完歩

          久々にブログ書きます〜 そして、これからは週に1〜2回はブログアップしますので、たまに見に来てください。 お願いします〜 エクストリームウォーキング(朝日新聞社主催)の100キロウォーキングTokoyに参加しました。 実は8月展示会(スポルテック2023)にジョグバーを出展した際、朝日新聞の方に誘われて 参加するコトにしました。 主催が新聞会社だったコト、長距離のウォーキングを趣味としている人が集まるイベント、そして、イベント提供が大手スポーツメーカーだったコトなど、ジ

          エクストリームウォーキング100 完歩

          500㌔歩き旅 総集編6

          一日40㌔歩き旅 実は江戸時代の人が一日40㌔歩いていたからと言って、彼らはアスファルトの上を歩いていたわけではありません。土の上を歩いていたと思います。コレは歩いてみて初めて分かりましたが、アスファルトが足の裏に与えるダメージは想像以上でした。 40㌔以上あるくと一歩踏み込んだら、焼けた炭の上を歩いているような痛みが足の裏を走ります。 一日40㌔は無茶なチャレンジだったと実感した。しかしながら、500㌔歩き終えて感じたのは、膝や腰、太ももやお尻などに全く痛みは出なかった

          500㌔歩き旅 総集編6

          500㌔歩き旅 総集編5

          無謀だった1日40㌔歩行 私がこの歩き旅を想いついたのは「歩く江戸の旅人たち」(谷釜尋徳著)を読んだからです。 江戸時代の旅人は毎日、40㌔くらい歩いて旅をしていたことを知り、自分もチャレンジしてみたいと考えるようになりました。  当時は歩くだけなのでカンタンにゴールできると甘く考えていました。と言うのも 私は7年前に100㌔ウォーキングに参加した経験があり、フルマラソンも過去に4回出走しましたので、長距離歩行には少し自信がありました。その過信からこの歩き旅を少し甘く考

          500㌔歩き旅 総集編5

          500㌔歩き旅 総集編3

          西と東 かなり乱暴な話しになりますが、 日本列島を東西で二つ分けるとしたら みなさんだったら、どこに線を引きますか? 私はこの旅で明確な線があるコトに気づきました。 それは、愛知県と静岡県の県境です。  愛知県の郊外を歩いていると、歩行者はすごく目立ちます。(クルマ社会なので歩行者は少ないというコト) そんな中、みなさん歩き旅の私に気軽に声をかけてくださいました。(感謝です) でも、それだけではありません、わざわざ飲み物を買って待っていてくれたり、ある婦人はお菓子や凍

          500㌔歩き旅 総集編3