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嫌な環境から出て、人生が回り出した

 慌ただしい1ヶ月が過ぎましたが、非常に充実した時間でした。それはまるで、整体で歪んでいたところを時間をかけて矯正するような時間。

 だからもう、あの辛く苦しい1年は過去になった。今の私は未来に向かって歩いているのだと感じています。



◾️人生終わったと思った「あの日」から一年

 気づけば昨年、休職を選択せざるをえなくなった発端の事件から、ジャスト丸1年経ちました。会社と揉めに揉め、なんでこんな理不尽な目にあわなくてはいけないのだと泣きました。

 そこから半年以上は、再び会社員として働いている姿は想像できないほど、絶望していました。

 では、なぜいまはそのとき想像していた絶望状況から立ち直れたのか? 勇気を出してコンフォートゾーン(自分にとって居心地の良い環境)から出たから。

 具体的には、人事異動を決意したこと。環境や好きな仕事を変えるのは怖かったけど、決断しました。


タイミングは、自然とくる


◾️ここを去る。大胆な決断


 当時の私は、ストレスと嫌いな人と働く我慢から、家で乱暴な振る舞いをし始めていました。家族にも迷惑だし、このままじゃだめだと、人事異動を希望しました。

 異動先は、ものすごく忙しい&人手不足の部署でした。そこなら人手不足なので希望が通りやすいと考えて、自分から申し出ました。

 正直、周囲から「本気なの?あの部署に行くなんて、大丈夫?」と心配されました。それでも、ストレスを与えてくる人から離れるのが最優先。でもこの決断が正解でした。


そう、行くだけ


◾️適性をもとに「我慢」を減らす


 異動してストレスの種類も変わりました。

 以前は、精神的なストレスが大。「人間関係(傍若無人な振る舞いをする人)」がいて苦しみました。これは自分の手におえない。

 現在は、精神的ストレスは激減。業務量過多による肉体的なストレスが増えたくらい。でも業務のやり方を工夫することで改善できるし、私にとって肉体的ストレスは発散しやすい。

 こうして私は、自分がコントロールできる要素が多い環境にシフトして、我慢を減らし、心から笑える日々が以前より一層増えました。

 周囲の声に、飲み込まれなくてよかった。人それぞれ、適性がある。私にとっては、こっちの方がよっぽどマシ。それを感じている日々です。


 まるで休職前のような幸せな日々がようやく戻ってきたと感じています。そして私は、ある朝に5年近く我慢していたことを脱却して夢を叶える行動に出ました。


さぁ、羽ばたく準備はできた


◾️行動が、夢を後押しする


 来年の台湾行きの航空券を予約したんです。

 私はもともと海外旅行が大好き。ところが、コロナ禍・結婚・住宅購入・物価高・休職による貯金の目減りなどで5年以上、大好きな海外旅行へはいけていなかったのです。


 でも「大胆な行動は、自分の道を作る」という今回のコンフォートゾーンを出る経験が後押ししてくれて、ようやく決心ができました。


 買おう、買おうと悩みながらもできずに二週間近く経っていたのですが、その朝、朝四時過ぎに自然と起きて「今からチケットを取ろう」と腹をくくりました。


 予約完了ボタンを押したとき、窓の外の朝焼けを見て、なんだか自分の人生が変わりそうだと改めて感じました。

 たかが旅行チケットをとっただけ? 違う。自分がずっと勇気がなくてできなかったこと、現実的に余裕がなくてできなかったこと、それがようやく叶った瞬間でした。


最後に海外へ行った時の写真
(2019年、スウェーデン)



◾️つらかった。だからもう、上がっている


 ちょうどこの台湾行きの飛行機をとる前後から、私の毎日は一層充実していました。

 趣味のボイトレレッスンのために毎日歌の練習をしたり、作家になりたいのでシナリオの勉強をしていた結果、ようやく腹落ちした技術を身につけ始めていました。

 こういう自分の技術の土台を作り上げることって、挫折しそうになることも多いです。だけど続けてきて、できるようになったとき、ものすごく自信になります。


 最近は自己暗示を、一層心から信じられるようにもなりました。

 私は絶対作家になる。自分の未来はこうなっている。叶えたかった夢は絶対叶う。


自己暗示も、繰り返せば自分との約束。元気がないときや、自信がないとき、不安なときはできません。去年の私にはこれもできないことでした。それが今はできるようになったんです。


 きのう会社へ行くときに日本ハムファイターズの万波選手の入場曲にもなっていた「好きなこと」(柊人)を聞いていました。

辛いのは上がっている証拠らしい

「好きなこと」(柊人)


 あぁ、本当だ。あんなに一年辛かった。そして今、本当に上がっているもん。それを体感できたここ最近でした。



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