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懐かしい歴史と美味しい味を持つ「鶏肉飯」

嘉義という街は、映画「KANO」でも有名な台湾南部に位置しています。この街には、私たちを魅了する名物グルメ鶏肉飯(ジーロウファン)があります。この鶏肉飯は、柔らかくジューシーな七面鳥を使っていることが特徴で、一度食べたら病みつきになること間違いなしの美味しさがあります。


鶏肉飯は1943年にはじまりましたが、当初は魯肉飯(ルーロウファン)を販売していました。その時代は、太平洋戦争が始まり、物資不足の時代でした。魯肉飯は豚肉を煮込んで作られますが、配給制だったため、豚肉はお金を払っても買えず、服などと物々交換する必要がありました。ところが、ある旧正月に七面鳥が配給されました。魯肉飯のタレをかけてみたところ、口当たりが良く、おいしかったので、戦後になって鶏肉飯を売り出すことになったというのが鶏肉飯の由来です。その時代、鶏肉は安価に手に入ったのが七面鳥だったというのが理由です。

鶏肉飯は、台湾の庶民的な料理であり、本当に美味しいです。歴史もあり、物語性もあり、誰もが食べたくなる料理です。これを食べることで、台湾の文化を感じ取ることができます。台湾の郷土料理を味わってみたいと思うなら、嘉義を訪れた際には美味しい鶏肉飯を食べてみることをお勧めします。鶏肉飯は、台湾の文化と歴史を感じながら食べることができる一品です。是非、皆さんも嘉義を訪れて鶏肉飯を食べてみてください。


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