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歌詞

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弾き語りやバンド活動で書いた歌詞を載せていきます。
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2021年2月の記事一覧

【歌詞】桜の樹の下で

【歌詞】桜の樹の下で

晩秋の黄昏に身を横たえ
他愛のない話を繰り返しては
時が過ぎることにさえ気付かず
夜空に一番星を探した

最近では随分とあなたのいない
生活とも相性が良くなったわ
でもね あの季節が訪れる度
こうしてあなたを思い出すのよ

葉々も散った桜の樹の下で愛を誓い合った
でも春が来て桜咲く頃 旅立ったあなたのこと

五年後も十年後もずっとこうして二人
歩いていけるよね 心から微笑んで
ひらひらと舞いだした

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【歌詞】ふたりの足跡

【歌詞】ふたりの足跡

木枯らしの吹く街でひとり虚空を仰ぎ見れば
過ぎ去りし日の君の笑顔が心を掠める

重い葉を落とした街路樹は何処か寂しげで
戻れない時をただ恋慕う僕に似ている

日が傾き街の明かりが優しく灯ったなら
遠い空からひらりひらりと雪が舞い始める

孤独が胸を締め付ける
忘れようとした君への想いが
再び熱を帯びていく
叶わぬ恋と知っているのに

幸福そうに微笑んでいる人々を背にして
凍えそうな気持ちを胸の中で

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