【映画豊作】地獄の11月ハイライト。と、ジャナンドレア・ノセダのよさみの深さについて【クラシック音楽】
結論から言おう。今年の11月は地獄だ。なんかもういろいろごたごたしてるので適当に書き連ねてみたい。
・とりあえずまず風邪ひいた
私事で恐縮だが、風邪をひいた。こうして記事を書いている今も調子が良くない。喉に激痛があって鼻も詰まっていたので、病院に行き薬をもらい少しは楽になったが、痰の切れを良くして、でにくい鼻汁の排出を促す薬のおかげで半端なく唾が出るために2〜3時間おきに起きねばならず、それがなんだかんだえぐい。いや、排出されたほうがよいものが排出されてくれるのは有難いんですがね。今週は超絶久しぶりに会う約束をしてる人がいたり、音響かなにかのお手伝いもあるし、体調を崩している場合ではないのでゆるく生きようと思ってる。
・歯が浮いてる感じがしてなんか痒い
風邪とはべつに最近どういうわけか、右奥歯が浮いている感じがしていて、なによりむず痒い。できることなら一旦歯をとって丁寧に洗って、そして元に戻したいくらいに痒い。最初は副鼻腔炎かと思っていたが、鼻は治っても歯が治らん(風邪ひいてまた鼻がアレな感じになったが....)。ただ、病院に行ってみたものの虫歯や歯周病はないらしく、そういう問題は心配ないとのこと。
だがしかし、小学生の頃に矯正していたからか、噛み合わせに問題がある可能性が否定できないとのことで、調整のために歯を削られた。ちょっと前に整体で顔が歪んでる(?パッと見はわからないレベルで)的なことを言われているのだが、調べてみても噛み合わせが原因かもしれないので、歯科医院に通う決意をしたぞ(^o^)/
・観なきゃいけない映画が多すぎる件
これはヤバいTシャツ屋さんのボーカルこやまさんもインスタのストーリーで言ってた気がするのだが、今月は観なきゃいけない、もはや観るしか選択肢がない映画が多すぎる。豊作なのはうれしいが、スケジュールとお財布が追い付かなくなるので、もうちょっとバラけてくれてたらうれしいのに、と思う今日この頃。
すでに観たのは『ルイスと不思議の時計』、『ザ・アウトロー』、『華氏119』。これから観ようと思ってるのは『ヴェノム』、『ボヘミアン・ラプソディ』、『くるみ割り人形と秘密の王国』、『地蔵とリビドー』、『まっ白の闇』。正直、全部観きる自信はない。くるみ割り人形は今月下旬公開だし、来月にまわすかもわからん。
ちなみに、基本的にはハリウッドのバトル×アクション×カーレス的な映画が好きなので、このなかだと『ザ・アウトロー』が普段観ているものに一番近い。でもとってもチキンなnot銃社会の住人(日本人並感)としては、距離があっても人を殺せるものは心臓に悪い。いつどこから撃たれて死ぬのかわからんので、常に警戒。ただ有機物が苦手なだけで無機物は平気なので、トランスフォーマーはBlu-ray買って無限に観てる。ち、知的金属生命体?らしいけど、金属だったら無機物扱いでいいっしょたぶん....という話。
そして『ルイスと不思議の時計』は佐藤二朗さん目的。『華氏119』はマイケル・ムーア監督作品観たさに観た。
マイケル・ムーア監督ね、お笑い芸人のハリセンボン春菜さんがアリアナ・グランデさんの前で「マイケル・ムーア監督じゃねぇよ!」というネタを披露したものの伝わらなかったという話は存じ上げていたのですが、そもそもマイケル・ムーア監督の顔も作品も知らなかったので、本家を観ておきたかった的な。むろんマジレスすると、ちゃんと作品そのものに興味があって観ておりやす。
そんなこんなで、心臓に悪い映画が得意でないので、『ヴェノム』は非常に迷っていたのだが、マーベル沼に嵌まってしまった人間としては観るしかないのかな....とか。今となってはスタン・リー追悼の意も込めて。
・ジャナンドレア・ノセダのよさみについて
今これを打っているMacBook Airも「じゃなんどれあ・のせだ」を変換すると「じゃ何度レア・乗せだ」になるので、ご存知ない方もいらっしゃるかもしれないが、ジャナンドレア・ノセダ(Gianandrea Noseda)はイタリア・ミラノ出身の指揮者である。
(※なお、クラシック関連の文章を読む限り慣例的に「さん」付けはしないようなのでこのまま失礼したい。)
先日、N響のC定期でラヴェルのピアノ協奏曲とプロコフィエフ『ロメオとジュリエット』(抜粋)を聴いてきたのだが、個人的にとてもよさみが深かった。特に、プロコフィエフは何度も聴いたことのある曲だったので、こういう表現もあるのかと思ってテンション爆上げ。ものっそい情熱的で、まるで踊っているかのような指揮なのだ。あぁこういう音楽がつくりたいんだなというのが伝わってくるような。
動画はみなさんご存知「モンタギュー家とキャピュレット家」。よくCMなどで使われているから、一度は聴いたことがあるはず。
それはそうと、普段クラシックをお聴きにならない方だと、指揮者って必要なの?みたいなことを言う方がたまにいらっしゃるのだが、指揮者が変われば音楽も変わる。これはガチ。わかりやすいところで言うと、演奏のテンポとかそういうものも指揮者によって違ったりするので、同じ曲を異なる指揮者で聴き比べたりすると案外なるほどとなったりする。公式以外の動画をアップできない病の持ち主なのでここにはあげないが、例えば『フィガロの結婚』序曲をクレンペラー指揮とクルレンツィス指揮で比べてみるとわかりみが深いかと思われる。
そのようなわけで、ジャナンドレア・ノセダは俺のなかでわりと万難を排してでも聴きに行きたい指揮者リストに追加しておいた。以下の動画でノセダの情熱が伝わると信じている。サムネイルからしてえぐいくらいに迫力あるよね。
ところでこのときのC定期、ラヴェル「ピアノ協奏曲 ト長調」はアリス・紗良・オットで、アンコールはまさかのサティ「ジムノペディ第1番」。客席もざわついたが、俺の内心もざわついた。ピアノ弱者なので、ジムノペディってこんな風に弾けるもんなんだ....という衝撃がすごかった(素人並感)。なんかもういろいろ反省して、いつもよりは練習してピアノのレッスンに行ったら、先生に毎回これくらい練習してくれればいいんだけどって言われたよ\(^o^)/趣味でピアノやってますって言えるレベルには持っていきたいという儚い目標はありますいちおう。
そんな俺の話はともかくとして、以下に公式のMVを貼っておく。ピアニストで、しかもソリストレベルの方はそりゃあもちろんお上手なんですけれども、とっても繊細で、感動。普段はデニス・マツーエフみたいなパワフル系ばっか聴いてる俺でも惹かれてしまう音色。よきです。
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