活躍している起業家の性格特性を分析したら3つのパターンが見えてきた
こんにちは。Jobgram公式キャラクターの「おみそ」です。
突然ですが、「起業家」と聞いてどのような人をイメージしますか?
カリスマ性がありそう、交友関係が広そう、壮大なビジョンを持っていそうなどなど……色々なイメージがあるようですが、実際のところはどうなのでしょう?
弊社が開発しているJobgram(ジョブグラム)には、2018年のクローズド版サービス開始から今日までに診断を受けてくださった多くの方々の性格データが蓄積されています。
今回はそちらのデータをもとに、活躍している起業家の性格特性を分析してみました。
■前提条件
誰が対象?
この記事で分析する対象は、2018年〜現在までにJobgramの性格診断を受けた人のうち、スタートアップを起業した経験のある方です。(n = 562)
“活躍した”の定義は?
今回はグラム株式会社の独自定義で分析していますが、「◯年以内に事業が▲以上拡大した」「資金調達を発表したものの◯年以内に事業撤退した」などの動向が反映されています。
「日経新聞やSNSで話題になったあのスタートアップ起業家」的な人たちが含まれているとイメージしてください!
■分析結果
成功した起業家・失敗した起業家などの性格特性データから共通点を分析した結果、「活躍する起業家は3つのパターンに分類できる」 という説にたどり着きました。
■活躍する起業家の3分類
ビジョンを語り、熱狂を生み出すことを重視する「営業型」 77%
計画・管理・遂行を重視する「事業管理型」14%
自らの発信よりもプロダクト磨きを重視する「プロダクト型」9%
※上記3パターンのどれかに当てはまる人は、ビジネスパーソンの15%程度
それでは、一つずつ見ていきましょう。
1.ビジョンを語り、熱狂を生み出すことを重視する「営業型」
営業型の思考パターン
リーダー適性が非常に高い
自身で合理的な意思決定を下すことを重視エネルギッシュ適性が非常に高い
他人からも熱意が見える、テンションが高い、喜怒哀楽が表に出やすいアナリスト適性が低い
探求心や1つのトピックを深堀りすることを重視しない
営業型の行動パターン
挑戦重視
考えるよりまずやってみることを重視、成功するまで手数を打ちまくることで現状を打破する傾向
営業型のビッグファイブ*
外向性が非常に高い
自分以外(他人)からの刺激を求める、他人との交流や新規の出会いに非常に積極的、「目標達成」「昇進」「社会からの承認」などが大好き神経質傾向が非常に低い
目の前のリスクを感じ取れないため楽観的で堂々としている、不安を感じにくい開放性が非常に高い
今ないものをイメージできる、新しい概念を取り入れたり常識やルールを覆すのが好き誠実性がやや低い
「1つのことを中長期でコツコツ頑張る」より「急激に変わる市況に合わせて短期勝負する」が得意
目標達成スタイル(制御焦点)
攻撃型(促進焦点 優位)
長所:今ない成果を得るために全力をつくす、成果のためのリスクは厭わず手数を打つ、答えがない課題にもめげずに取り組める、レジリエンスが高い
短所:慣習や前例に従えない、動くべきでない場面で動いてしまう、余計なことをしがち、結果がわかりきったことに取り組むのが苦手
「営業型」 起業家の特徴まとめ
ビジョンを語り、熱狂を生み出すことを重視する「営業型」の特徴をまとめるとこちら!
2.計画・管理・遂行を重視する「事業管理型」
事業管理型の思考パターン
リーダー適性が非常に高い
自身で合理的な意思決定を下すことを重視アナリスト適性が非常に高い
探求心や1つのトピックを深堀りすることを重視