【アジャイル】立ち止まること
忙しいとできてないけど、立ち止まってみよう。
最近ふりかえりのことも書きましたが、ふりかえりのタイミングだけではなく「立ち止まる」そして「考えてから次動く」というのができている人がそこまで多くないんだなと感じています。
会社の中でもアジャイルにしても何にしても、新しい事をやろうとする人、やりたくてもできない人それぞれいますが、何か始めるにしてもできてない人の理由は「忙しい」「何か新しい事をやる前にまず目の前のことをやらないと」というのが多いです。
気持ちはとても分かります。
動いていれば何かやっている感じはしますもんね。止まってしまうと何も生み出してない感じもするし、外目から見たらサボっている、上手く行ってないと思われてしまいますよね?
でも、そのまま進んでも本当に上手く行っていると言えるのでしょうか?
ただ闇雲に改善もせずやっていて問題が起きたとき対処すればよいのでしょうか?
結局は改善なくその延長線上には成果になっていない、ただ動いていただけという辛い未来があったりしないでしょうか。
立ち止まるには勇気がいります。しかし立ち止まって現状を見て改善をすることにより、未来の見通しはより良くなります。チームで改善活動をすればチームの結束力も上がります。
アジャイルに限らず、何か不穏な空気を感じたり何か良くないことを感じたときには立ち止まることを勧められます。何かを変えなければならない、小さな改善であってもその場を流してしまい、誰一人と向き合わなければいずれ問題が大きくなります。
世の中の大きな事故や不祥事も、立ち止まることを誰一人せずに流された結果だと思います。声を挙げれば空気を読んでいないと言われ、排除される…そんな不健全な組織やチームもあったりはしますが、本当にそのままで良いのでしょうか?
もちろん大きな組織になったり状況によってはすぐに大きく変えることは難しいでしょう。おのおの事情があることもよく理解できます。しかし立ち止まれるという姿勢があるのとないのとでは雲泥の差があります。
まずは立ち止まる習慣を付けましょう。アジャイル/スクラムであれば意識的にふりかえるタイミングは用意できます。スクラムでなくてもふりかえりを組み込んで立ち止まれる習慣を作り出しましょう。