カケハシ小田中いくおさんとKAGのお悩みについて考えたらもっとKAGが好きになった話(KAGレビュー特別編イベントレポート)
はじめに
こんにちは!KDDIアジャイル開発センター(KAG)のスクラムマスター/エンジニアの三宅です。
先日、全社イベントであるKAGレビューに特別編ゲストとして株式会社カケハシの小田中いくおさんをお招きしました。
今回はこのイベントのレポートを通して、改めてKAGに対しての気づきを共有します。
自己紹介
KDDIアジャイル開発センター(KAG)のスクラムマスター/ソフトウエアエンジニアの三宅(@jnymyk)です。
KAGのカルチャーである”楽しく成果を出す”組織・チームを実現するには?に強い関心があります。
KDDIで4Gモバイルネットワーク立ち上げ期の開発・検証・運用を経て、KAGでホームIoT、XR、MaaS、auコンシューマ領域のDXプロジェクトにスクラムマスター/ソフトウェアエンジニアとして参画してきました。
現在は生成AI関連の自社プロダクト開発を担当しています。
まとめ
いきなりですが結論です。
今回のイベントを通して自分たちの組織の良いところ、課題を改めて客観的な視点で見ることができました。それによって改めて自信を持てたり、手を打つべき課題を明確にできました。
そして何よりKAGをもっと好きになりました!
いくおさん&カケハシさん、今回は忙しい中本当にありがとうございます!
非常に有意義&貴重な時間でした👍
ゲストについて
小田中 育生(おだなか いくお) さん
株式会社カケハシ エンジニアリングマネージャー。
いきいきや、良いチームづくりや信頼関係などを軸に幅広く発信。「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」著者。
経歴:株式会社ナビタイムジャパンにて、経路検索の研究開発部門責任者や、 VPoEとしていきいきとした組織づくりを目指しアジャイル開発の導入推進・支援を経て、 現在は株式会社カケハシでエンジニアリングマネージャーを担当。
発信活動(note) :https://note.com/dora_e_m/
イベントの目的・背景
イベントの発端
KAGの規模が短期間で拡大する中で、所属チームなど身近な範囲では良好な信頼関係を築くことが出来ている一方で、チームを超えた関係構築や、コラボレーションに当時の私はモヤモヤを感じていました。
また、当時の私はエンジニアリングマネージャーと1on1をすると非常に仕事の調子がいいなーと感じていました。この感覚を対象を身近なところからチームや組織に拡大していくことができれば、抱えていたモヤモヤが解消できるのでは?と漠然と考えていました。
そんな中、いくおさんのnoteで言語化されていた内容に、これ以上ないほど共感しました。
この記事の中ではその1on1はなんのために実施するのか?という問いに対して以下のように答えています。
私が漠然と感じていたのはこれだ!!!と、記事に感銘を受けた私は早速いくおさんにご連絡して、その勢いのまま会社を超えた1on1を実施いただきました。(忙しい中本当にありがとうございました!)
このときの1on1の内容は以下でnoteに記事化いただきました。
この1on1の後、全社イベントであるKAGレビューにゲストとしてお話を伺えないかと打診したところ、快諾いただき今回のイベントが実現しました。
イベントの目的
前置きが長くなりましたが以下を目的にKAGレビュー特別編を実施することにしました。
イベント当日のハイライト
KAGは全国に地方拠点を設けており東京近辺以外のメンバーも多く在籍しているため、オフィス+オンラインのハイブリッド形式で開催しました。
コンテンツは以下です。
以下、イベント当日のレポートです。
1. いくおさんについてのLT会
まずは私といくおさんというテーマで、このイベントの趣旨やなぜいくおさんをお招きしたのか?を私からLTさせていただきました。
2番手はKAG小笠原さん(@bonbon_0605)からいくおさんのアジャイル・スクラム以外の側面からその人となりが紹介いただきました。内容のほとんどはガンプラと音楽のお話でした!
小笠原さんの前職の同僚が現在カケハシいくおさんと同じチームに在籍しており、その方にもいくおさんのいきいきが伝播しているという話。共通の知人についてのエピソードはとても説得力がありました。
LTのラストはKAG中島ぴよさん(@piyonakajima)からはいくおさんの発信活動のベスト5選についてのお話でした。
中島さんの直近の担当プロジェクトでまさに以下の発表に救われて何とかやり切れた!というエピソードで、非常に熱いお話でした。
2. F-1 GP(フィードバック-1 グランプリ)によるお悩み相談会
事前にKAG内でアンケートをしてあつめたお悩みネタに対して、回答者3名からフィードバックをもらうことでお悩み相談を実施しました。
回答者はいくおさん、KAG小笠原さん、KAG小糸さんの3名です。
お悩み相談者からは回答者からのフィードバックにフィードバックする(お礼や感想を伝える)ことまでを含めて実施して、単なる一方通行のコミュニケーションではない対話スタイルで非常に盛り上がりました。
以下、お悩み相談ネタをいくつかピックアップします。
特にお題2についていくおさんからのフィードバックで印象的だったのは、以下の内容でした。
KAG拡大に伴う課題からOSTを運営してくれていたメンバーの悩みをリアルに感じることができ共感しました。
その上で、悩みながらもOSTという場を作ってそこに毎週10人以上継続的に集まっている状況は誇って良いものだし、人数が本当にゴールなの?というフィードバックは相談者も私も目からウロコが落ちた感覚がありました。
3. カケハシEMいくおさん✖️KAG VPoE岡澤さんによるパネルトーク
最後はカケハシ EMいくおさんとKAG VPoE岡澤さんによるパネルトークです。
お二人ならではの視点から良い組織とは?良いチームとは?そのためにどのようなことを心がけているか?などを語っていただきました。
お二人とも歩んできたキャリアや環境は違えど共通するマインドを持っている印象でした。
特に印象的だったのが、以下のお話です。
言葉選びに多少の違いはあれどお二人に共通するメッセージでした。
続いてのテーマは良いチーム・組織のベースとなる信頼関係やコミュニケーションの質を高めるために普段意識していることについてです。
具体的な手法として1on1 やふりかえりについてテーマにしました。
カケハシいくおさん、KAG岡澤さん、どちらにも私は1on1を実施いただき、その効果を強く実感しました。そのため、お二人が何を意識して1on1に臨んでいるのか、非常に興味があり、個人的にはこのイベントのメインコンテンツはこのテーマだ!!!というくらい思い入れがありました。
1on1で意識していることとして印象的だったのは以下のお話です。
今後、私がKAGのいろんなメンバーと信頼関係を構築していく際に全力で活用していこうと考えています。
4. 懇親会
イベント後はオフライン参加メンバーで懇親会を実施しました。
ビールと美味しい中華と共にイベント内で話した内容を元に時間を忘れてイベント中に触れた話題を深掘りして盛り上がりました🍻
成果と所感
今回のイベントを通して、自分たちが当たり前だと思っていることに価値があったり、誇れるものがあるということに改めて気づくことができました。
また、KAGが拡大していく中で良いチーム・組織を目指すにはどうあるべきか?をみんなで議論できたことが最大の成果だと感じています。
以下はKAGレビュー時のSlack実況スレです。合計で150件超のコメントでワイワイする中でKAGが良いチームを目指す上での気づきが得られました。
今後にむけて
今後もKAGについて考える場を継続していき、定期的により良いチーム・組織を目指すには?をみんなでワイワイしながら考える場を作っていきたいと思います。
今回でKAGレビューゲスト回は2回目の開催で、初回はKAG小糸さん企画によるだいくしーさんゲスト回でした。3回目、4回目と定期的に開催していきたいです。
初回のイベントレポートはこちらです。
まとめ
今回のイベントを通して自分たちの組織の良いところ、課題を改めて客観的な視点で見ることができました。それによって改めて自信を持てたり、手を打つべき課題を明確にできました。
そして何よりKAGをもっと好きになりました!
いくおさん&カケハシさん、今回は忙しい中本当にありがとうございます!
非常に有意義&貴重な時間でした👍
おまけ
KAGレビュー開始までの間、KAGオフィス内のフリースペースでミニOSTを実施しました。当日オフィスに出社していたメンバーがふらっと立ち寄ってくれて、だんだんと人が集まってきてゆるい雑談からKAGのカルチャーの言語化まで、さまざまなテーマで盛り上がっていました。