QSO Party 2025(その2)
Party初日になかなか交信数が伸びなかった(目標は20局)ので、2日目は電波の飛びの良い、見晴らしの良いところへ移動しました。
移動運用
QSO party2日目は、長崎県佐世保市の烏帽子岳山頂からの参加でした。
山の頂上付近の駐車場に車を停めて、アンテナを設置し、無線機のスイッチを入れるといきなり皆さんの無線交信が聞こえてきます。しめしめ。
呼んだり呼ばれたりして、たちまち6局と交信成立。これで合計17局。
目標まで、あと3局!
、、、
しかし、その後が続かない。
その位置から電波の届く範囲に、アクティブな無線局が無いようです。
そこで、山頂駐車場よりも更に見晴らしの良い山頂まで移動することにしました。
やはり、周りを遮るもののない山頂は、電波の飛びも良い。
さっそく4局と交信成立し、目標達成!
アイボールQSO
この日は日差しが強くて風も穏やかで比較的暖かかったものの、30分もすればさすがに暖をとりたくなってくる。
そろそろ切り上げようかと思った頃に5局目から呼ばれたのですが、声が途切れ途切れ。
近くの駐車場に居られるみたいなので、駐車場まで私が降りて行くことにしました。そこで無事に相手の局長さんとお会いすることができ、しばし無線談義で盛り上がりました。(こういうのをアマチュア無線業界ではアイボールQSOと呼びます。即ち、無線機ではなく、目玉を利用して交信(?)すること)
このあと、駐車場で更に2局と交信成立してわたしの今年の QSO Party参加は終了しました。
成果発表!
目標としていた、合計20局以上との無線交信をクリア!
雑感
アマチュア無線の交信って、魚釣りみたいだなって思う。
魚を釣りたい人がいて、いろいろ工夫して魚が釣れそうな場所と魚が好みそうな餌を用意して糸を垂れる。そこへたまたまやってきた魚が、餌にパクッと食いつく。
それと同じで、無線交信したい人が、相手局が居そうな周波数で相手を探し、たまたまその電波を聞いていた人が、応答してもいいかなって思って応答し、無線交信が成立する。
「CQ, CQ, CQ, New Year Party!」と声をあげて、応答があった時の喜び。
なんど発信しても応答がなかった時の辛抱とガッカリ感。
まさに「あたり」を待つ釣り人の気分。
電波は、山や建物それに上空の電離層に反射して、複雑に伝播していく。
交信相手と交信を成立させることができるのは、無線設備の性能のみならず、運用の技術力と、さらに運の要素も大きいと思う。
弱い電波は、より強い電波を出す局の波に被さってかき消されてしまうこともしばしばだが、無線交信の会話の途切れをうまく捕まえて呼びかけると、弱い電波でも相手と繋がることもある。
私の小さなバッテリー駆動の無線機から発射され弱々しい電波が、地球表面の磁界に影響を与えて、1,000km超離れた無線機のアンテナがそれをキャッチする。なんというロマン!
ああ、楽しかった。
お相手いただいた心優しい局長さんたち、お世話になりました!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。