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ホテルサービス その516 - キャリア開発室 -

1986年に降りた辞令には📖

「キャリア開発室」と書いてありました。

新卒入社2年目しかも全社員で私1人だけ。

上司曰く📣
これからのホテルはゼネラリストじゃないといけないから毎日職場が変わる。

全く意味不明な説明があったのみ??

基本は宴会部に属していた私。
翌日はフレンチレストラン。
その翌日は日本料理レストラン。
さらにその翌日はコーヒーハウス。
たまに中国料理レストラン。
遅番はバーテンダーとラウンジ。

宿泊部ではベルマンにドアマンとハウスマン。
フロントバックのヘルプに営業周り🚶‍♂️

挙げ句の果てには外販レストランサービス。
高速道路SA内ホテル直営レストラン。

様々な部署へ命令通りに動くだけの日々💦

当時の私は解ったのか判らなかったのかさえも分かっていない1人だけのキャリア開発室員。

翌日の出勤時間や場所は前日夕方にに決まる。

まるで日替わり「定食」の様な扱いには正社員なのかと疑う日々も続いたものでした。

それに同期社員は同じ部署で着々と自身の立ち位置を固めているのに私は配膳会か??

しかもタイプが違うレストランでは!
フランス語
中国語(広東語)
古典並みの日本語

全て読解しなければ仕事にならず。
全辞書を買い勉強するしかありませんでした。

それから一年後バブル経済はホテルを潤し。
宴会サービスの人手不足を理由に「キャリア開発室」は突然無くなってしまいました。

なんだか良いように使われただけかも?
私だけ取り残された感は拭えず。

上司に疑問を持ったが一年の間に沢山の部署を経験でき後に功を発揮する事にはなりました。

その恩恵は今も継続しておりホテルF&Bの事ならば誰よりも詳しい知識と技能が身についているHOTEL DIRECTORというわけです。

当時は嫌で仕方なかった日替わり「定職」(^ ^)

それによってもたらされた貴重な経験があるから今の私を支えているのは間違いない事実。

〜 キャリア開発室 〜

外資系ホテルのマネージメントトレイニーを模したシステムを作り上げたそのホテル。

将来の総支配人を輩出するプログラムの構築途中たったそうですが…

そんな事は当時の私は知る由もなく仕事に遊びに一生懸命でした(^O^)

*写真はとある劇場ケータリングで撮らせてもらった貴重なアングルです*

明日は俺はフレンチについて…
書いて参ります✍️

HOTEL DIRECTOR

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