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ホテルサービス その696 - 主客≠主従 -

ホスピタリティーの概念はゲストを歓待することであるが西洋と日本では真意は異なる。

そもそも日本は精神に重点を置く国として「もてなす客人に対し精神的安らぎを与える」ことが歓待の意を示すことが多い。

日本人の心には「至れり尽くせり」を狙うのが西洋サービスと異なるあり方を示す。

西洋「お客様は外来者です」
日本「お客様は神様です」

この違いも『人間』か『神』かという点は大きな違いに通じ勘違いを起こす方が続出。

人間は法律を守らなくてはならないのに対し神様に法律は関係ない。

この大きな差が日本のサービス業の地位向上も妨げられている要因と考えられる。

さらにお客様と言う様で崇めることも良くないから「お客さん」と改訂するべきである。

サービスと言う言い方もhappy hourなる言葉の使われ方に定着したのだが!

昔のサービスタイムを使う店も少なからずあるのは頂けない事実。

可笑しい使い方の代表例
① サービスタイム
② 安売りサービス
③ 出血サービス
英訳すれば意味不明の単語の羅列となる。

特に③『出血したら危ないじゃないですか』余計な心配すらしてしまうのだ(^^)

根本的な社会認識の違いがありカスハラ全盛の世になりからホテルマンを目指す人はバカらしくやってらんねーのだ。

お客様は神様では無くお客様でもない!
お客様はお客さん「さん」付けがよろしい。

それ以上でも以下でもなく正統な価値を提供するからこそ正統なお金を支払う方々がお客人としてお迎えできるというもの。

ゲストであってもお店側に場所や飲食を気持ち良く対価として提供している事に感謝の意を込めるべきではないでしょうか。

利用する側の気遣いがもてなしに表れる!
それにはご馳走様とありがとうを言うだけでもお互い幸せな気持になるもの。

もてなしとホスピタリティーは『思い遣り』を形にした尊い言動であり日本人として大事な主客関係の表れでもあります。

主客は主従に成らず主客のままの人の常。

明日はFarewell tagについて…
書いて参ります✍️

HOTEL DIRECTOR

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