週末旅をお勧め(16回目):二泊三日で札幌と小樽をちょっとだけ
16回目の投稿は札幌と小樽です。会社を定年退職して平日に旅行ができるようになったので週末旅ではありませんが、いつもの様に短時間で旅をしています。札幌にしたのは札幌のJRタワーの無料宿泊券があったので、それの有効利用も兼ねています。
【1】今回の旅の目的
札幌のJRタワーの無料宿泊券の活用と、新しくループ化された路面電車のつながった部分が未乗車だったので、そこに乗る事と札幌の地下鉄の完乗です。
【2】札幌への旅の計画(移動・宿)
今回の旅では往復の飛行機と一泊の宿泊はダイナミックパッケージで予約しました。
移動:羽田⇒新千歳、新千歳⇒羽田の航空券はJALダイナミックパッケージで予約
移動:公共交通機関を利用する
宿泊:札幌のJRタワーをダイナミックパッケージで予約し、プラスの一泊は知人経由で
【3】おおよそのルート
1日目:羽田空港(07:30)→JAL503→(09:00)新千歳空港→札幌市内散策→札幌(泊)
2日目:札幌→札幌市内散策→札幌(泊)
3日目:札幌→小樽→千歳空港撮影→新千歳空港(19:00)→JAL524→(20:35)羽田空港
【4】札幌旅行の写真レポート
(1)1日目の行程
羽田空港~千歳空港~札幌~丘珠空港~すすき野~大通り公園~北海道神宮~藻岩山~札幌(泊)
羽田空港の出発は今回は7時半と早いのでラウンジで朝食を取りながら富士山方向を撮影。北に向かう便なので富士山が見えないけど気にしない(笑)。そして久々にみた香港エキスプレスの離陸を撮影。
搭乗時間が近づいたので搭乗口で案内ディスプレイを撮影。
機内に乗って窓の外を撮影するとフラップの一か所だけが完全に降りているが、これはあまり見たことがない。
羽田空港を離陸する時の様子をタイムラプスで撮影しました。
あまり天気がよくないので地上風景が見えない中を飛行していたが、北海道に入る時には海岸線が見えてきたので一枚撮影。
新千歳空港への着陸はデジカメが利用できるようになってから初めてなので、通常の動画の方法で撮影。
札幌には前に何回か来ているのと地下鉄に路面電車に乗るのが目的の一つなので新千歳空港からはJRで向かう。
札幌駅に到着し駅構内で木彫りのアイヌ像が展示されていました。
今回の旅の目的は札幌市営地下鉄と路面電車がループ化された部分の乗りつぶしなのでまずは地下鉄南北線の北側の終点の栄町駅まで乗って来ました。
地下鉄の栄町駅から丘珠空港は歩いて行ける距離なので行ってみる事にした。まずはターミナルが見えて来たところで一枚。
ターミナルビルの前に丘珠空港の名前が入っている看板がありました。
空港のターミナルビルを撮影しました。
この後はターミナル内を探検し展望デッキで滑走路などを見た後は栄町駅に戻り東豊線の逆の終点の福住駅に。地上に出たけど見る所もないので再び地下鉄に乗って豊水すすき野まで戻る。すすき野では昼間に有名なNIKKAの看板を撮影。
ここは夜の方が見栄えがするね。しばらく待ってループ化した路面電車が来るのを待って撮影。
お昼の時間になったので近くのラーメン店で一日目の昼食
昼食後は天気が良かったので大通公園をブラブラ散歩。大通公園と言えば正面に見える「さっぽろテレビ塔」ですね。
5月になるとかなり暖かくなってきているので噴水も人気ですね。
花もたくさん咲いています。右手のテントイベントの準備の様です。
札幌には何回か来ていますが北海道神宮にはお参りに行っていなかったので今回初めて来ました。桜の時期でもあるのでちょうど良かったです。
北海道はちょうど桜が満開の時期でした。
神門が見えてきました。しめ縄が少し変わった形です。
近くまで来てしめ縄をアップで撮影しました。しめ縄の上に米俵が2つ載っているものでした。
神門をくぐると正面に拝殿が見えて来ます。本殿はその奥ですね。
北海道神宮は円山公園の中にあり公園は花がいっぱい咲いていました。
地下鉄の乗りつぶしのために東西線の終点の宮ノ沢駅に来ました。近くには目ぼしい観光スポットもないので地上に出るだけでした。
東西線の終点は新札幌駅ですが、新札幌⇔南郷18丁目は何回も乗ったことがあるので、南郷18丁目まで乗りました。地上に出てあるいていると牛さんに出会いました。(この近くに仕事をしている時に出張に来ている会社がある)
南郷18丁目から大通りまで戻り地下街を歩いて札幌駅に戻ってきました。宿泊ホテルのJR日航札幌タワーはこの横にあり、チェックインして部屋で少し休憩します。
まずは部屋にチェックインです。凄く豪華な部屋でベッドに寝た時の正面が大きな窓で高いビルがないのでカーテンを開けても気にならず夜景を楽しめます。そのカーテンの開け閉めもベッドの横のスイッチで開け閉めが出来ます。一泊は自前ですがもう一泊は宿泊券で無料で泊まります。
昼間の景色はこういう感じです。夜景になった時にどうなるでしょうか楽しみです。
ホテルの部屋からの夜景も楽しみですが別の場所からも。休憩後はまた地下街をブラブラ歩いて大通りへ。大通り近くの西四丁目からすすきの電停を経由してロープウェイ入口まで路面電車に乗って藻岩山へ。西四丁目⇔すすきのの間が新しく開通した区間で、ここに乗っていなかったので札幌の路面電車は完乗です。藻岩山へはこのゴンドラの様なのに乗って山の上にあがります。
ゴンドラのような小さな車体ですがケーブルカーのような構造です。
山頂からの景色はこういう感じで、この角度だと山が大きく入るのであまり夜景は楽しめそうもありません。
こっちの角度の方が夜景にはよさそうな感じですが、少し靄が掛かっているようなので夜景がハッキリ見えるか心配です。
藻岩山からの夜景です。少し明るめに撮影したものです。手前の山が少し入っていますね。
少し暗めに撮影したものです。長崎や函館の夜景と比べるといまいちの気がします。距離的に遠い感じと高さがないのが要因かも知れません。
ロープウェイで下って路面電車ですすきのまで来て有名なNIKKAの看板の夜を撮影。
新しくつながった部分の交差点のカーブ部分の線路の光具合がいい感じです。
ホテルに戻り部屋からの夜景です。近いのでかなり綺麗です。ベッドに寝た状態で夜景が見えるのは最高です。
(2)2日目の行程
札幌~赤レンガ庁舎~二条市場~遠藤家住宅~北海道大学総合博物館~真駒内~札幌(泊)
日航札幌タワーは朝食付きのプランで宿泊しています。朝はバイキング形式ではなくセットメニューで、和定食か洋定食のどちらかを選べますが、和定食の場合は海鮮丼にすることも出来、朝からですが海戦丼にしました。ドリンクとサラダにデザートはバイキング形式です。
2日目は札幌市内を少し回ります。地下鉄の真駒内までは乗ったことがないので、それをするのが唯一の目的です。まずはウォーキングを兼ねて北海道赤レンガ庁舎へ。ここは1888年(明治21年)に建てられ約80年北海道庁として使われてきた建物で内部も公開されています。この写真はゲートを入って正面から撮影したものです。
少し入って庭園の右側から手前の花壇を入れて撮影してみました。
正面に近づいて撮影した写真で階段を上がった先び玄関ホールがあります。こういう構造は色々な所で見かけますね。
記念室と書かれた部屋の中で会議をするようなテーブルがあり右奥には知事の机のような展示がされていました。壁にかかっているのは歴代の知事でしょうか。
次は市街地の東側にある札幌市民の台所とも言われている二条市場です。創成川の東側になり、始めてここに来た時は「ししゃものオス」を買ってお土産にしました。その時は市場の人に本物のシシャモは北海道でしか取れないし卵の入っているメスより美味しいので価値があると言われて買いましたが家に帰ると家族に「卵が入ってないの!」とがっかりされましたが食べたら物凄く美味しくて感謝された想い出があり、それ以外本物シシャモはオスが定番になりました。
狸小路は創成川から西に7ブロックに渡るアーケードのある路地で色々なお店が集まっています。その始まりの東の川の所にあるのが、この『生誕』というオブジェです。
狸小路から近くにある東本願寺札幌別院に来ました。ここが山門です。
山門を入って正面の建物で会館のような感じで一般的なお寺とは違う感じでした。
東本願寺の近くで路面電車の可愛いのが来たので思わず撮影しちゃいました。比較的古い車両ですね。
ほぼ同じ場所で撮影した路面電車の車両で、こちらは低床車で3両編成の最新車両ですね。
遠藤家住宅の倉は1919年に造られたレンガ造りの蔵で国の登録有形文化財に指定されています。遠藤家の住宅はすすき野の中心部にあり、元は材木商だったそうです。
遠藤家であったのはこの塀にある『遠藤興産株式会社』の表札でわかりますね。いまでも会社の本社のようですね。
少し入った所から蔵全体を撮影したもので市場の句は2階建てで手前は平屋の建物につながっています。大きな煙突が昔の雰囲気を残していますね。すすき野の中心部にこれだけ大きな土地と建物があるのにはビックリです。
北海道大学は札幌駅のすぐ北側にありクラーク象がある事で有名ですが、この博物館も忘れてはいけません。130年前のクラーク博士の時代(札幌農学校)から集められた資料が展示され無料で見学ができます。建物はレンガ造りの立派なものですね。最初に北大を訪れたのは1971年8月53年前と半世紀以上前で、その時は博物館なんて興味がなく入らなかったので写真もなかったね。
マンモスが展示されていました。牙が本物の収蔵品のようですが、このように長くて張り出している牙が顔の前に付いているのは不便そうですね。物を食べるにも長い鼻がMustのようです。
北海道は日本の国境に面していてかつては樺太で陸地の国境線があり、その国境線に設置されていた日露国境の実物です。
恐竜のウンチの化石です。ウンチも化石になるんですね。
カナダのアルバータ州で発掘された鳥類のパラサウロロフスの化石が展示されていました。ほかの展示はレプリカとかなっていますが、この展示にはそれがなかったので本物?
クラーク像近くの古川講堂の写真です。この写真を撮影したのは53年前(作成時)の初めての北海道旅行の旅行の時(中学二年生)にここで撮影した写真があったからです。
この写真がその53年前(作成時)の古川講堂です。周りの木々がなくずいぶん印象が変わっていますが、建物は補修はされていると思いますが、ほぼ同じ外観ですね。
この写真は縦サイズで手前に私と友人が写っていますがカットしています。奥の方はたぶん大学生でパンタロン(当時の呼び方)が時代を感じます。この時に20歳くらいという事は70歳を超えているのですね。
札幌農学校の時代のクラーク博士の像は外せないですね。
2日目の昼食は「元祖ラーメン横丁」にあった焙煎舎というお店に入りました。
食べたのは香煎味噌らーめんの800円です。
地下鉄の乗りつぶしで南北線の終点の真駒内に来ました。単純に往復しても良いのですが真駒内は札幌冬季オリンピックが開催された所で会場を見たく少し散策します。この写真は真駒内の駅前で撮影しました。
駅前から西に伸びる道路を真駒内公園の方に歩いていくとマンションが見えてきました。確か札幌オリンピックの時に選手村として建設され終了後に分譲されたものだと記憶しています。
そのまままっすぐ進むと真駒内川につきあたります。そこには真駒内グリーンハイツ歩道橋という橋が架かっていて、それをわたります。この橋から真駒内川を撮影しました。
先ほどの橋を渡った所で確認すると真駒内グリーンハイツ歩道橋の名前の通り住宅地しか行けないようなので一度戻って別の所から公園に向かいました。シラカバの平地が広がり公園が近いのがわかります。
札幌オリンピックの時の聖火台がそのまま残されていました。
札幌オリンピックの時のスピードスケートの会場がありました。まん中はテニスコートになっていますが周りはそのままで今でも冬はスケートリンクになるそうです。この頃は天然氷での競技で屋外でしたね。
公園を歩いていて公園の名前が入ったオブジェを見つけて撮影しました。奥に見えるのは『雪華の像』で1971年の札幌オリンピックの時に設置されたものです。(上のブロンズ像)
2日目はホテルで夕食を食べる約束があったので早めにホテルに戻って来ました。昼間の風景はこういう感じです。
ズームして遠くの山々を撮影してみました。雪を抱いた山々が見えますが、どの辺りでしょうか?
(3)3日目の行程
札幌~札幌駅~小樽駅~小樽運河~小樽歴史的建造物~千歳空港~羽田空港
最終日は札幌を散策する予定でしたが、予定変更して小樽に行くことにしました。その理由は後でわかります。まずは札幌駅から小樽までJR北海道で移動します。
快速列車に乗って小樽駅に着きました。小樽駅から歩いて行ける範囲で観光します。と言っても小樽は前にも来ていて観光しているのでそれをなぞる所も多いですね。
小樽の街中には手宮線の廃線跡が残されています。前にも歩いたことがあるので今回は入口の看板のある所を撮影しました。奥の方には桜が咲いているのが見えます。
富士銀行(今はありませんが)の前身の安田銀行の小樽支店の建物で昭和初期の建物だそうです。この建物の前の道路が拡張された時に歴史的建造物なので壊さずに曳家工法で動かしたそうです。
小樽と言えば運河で何回か来ていますがまた来てしまいました。5月でいい景色が見られる予定でしたが曇り空だったので発色がいまいちですね。
こちらは北海道製罐の倉庫ですね。荷物を上から降ろすようなスロープは缶のサイズですね。
旧澁澤倉庫の建物で今はカフェとライブ・シアターになっています。1895年の造られた倉庫で左右に2棟の建物をこの写真の中央の建物がつなぐ構造になっています。澁澤という名前で思い浮かべるのは新一万円札の肖像になる澁澤栄一ですが、その澁澤栄一が小樽で倉庫業をしていた時の建物です。
旧大家倉庫は1981年に建てられた石川県出身の海産物商の大家七平によって建てられた倉庫です。外側には札幌で算出された石を使った石造りの倉庫です。
旧小樽倉庫は1890年に建てられた木造石造りという珍しい構造の建物です。木造の倉庫の外側に耐火性の優れたレンガを張り付けてある構造で、窓のアーチが綺麗です。
旧第四十七銀行小樽支店は昭和初期に建てられたもので正面の4本の円柱が見事です。小樽は鰊漁や海産物や石炭・木材などの積み出し港としても栄えたので銀行が多く支店を出していました。
旧塚本商店は1920年に造られた呉服商の店舗として作られた建物で、木造の外側にコンクリートを塗った構造になっています。
1933年に建てられた小樽商工会議所の建物で、小樽の経済界の拠点となった建物です。この建物は昭和になってからなので鉄筋コンクリート造りです。
旧三井銀行の小樽支店の建物で内部も公開されていて、内部は石造りのカウンターなどお金を掛けた造りになっています。それほど昔は小樽は重要な拠点だったのですね。
旧越中屋ホテルは1931年に建てられた鉄筋コンクリート造りの建物です。越中屋は明治30年代の英国の旅行案内所にも乗っていた旅館だそうで、後に外国人旅行者のために別館として建てられたそうです。
旧三菱銀行小樽支店は1922年に建てられた鉄筋コンクリート造りの建物で6本の半円柱が並んでいます(写真の右側)。昔はレンガ色のタイルが張られていたそうですが、後に今の色にされたとの事です。
旧第一銀行小樽支店は1924年に造られた建物で道路の角部分が丸くなっているのがオシャレですね。第一銀行は明治6年に澁澤栄一によって創設されて日本最古の銀行で、後に第一勧業銀行になり、いまのみずほ銀行になっています。
旧北海道銀行本店は1912年に造られた石造りの建物で、石造りのために創建当時の姿で残っているそうです。北海道の中心は札幌になっていますが、最初は函館で次に小樽と港のある町が中心だったので、北海道銀行は本店を小樽に置いていました。
日本銀行旧小樽支店は銀行は今でもあるので旧日本銀行ではなく、旧支店です。いまは金融資料館として内部が公開されています。建物は1912年に建てられた煉瓦造りの建物で設計は東京駅の設計などで有名な辰野金吾氏です。
日銀の小樽支店の建物は金融資料館となって無料で公開されています。この写真は入った所のカウンターの内側の写真です。
1億円の札束も置いてあります。実際に持ち上げる事ができますが、大きさや重さは同じですが本物ではないでしょうね。
1億円の奥には1000億円分が積み上げられていました。日銀の金庫などではこういう風景を見られるのでしょうか?
金庫は非常に頑丈なものでこれは破れる事はないなという印象です。
向井呉服店の倉庫として使われていた煉瓦造りの建物で1907年に造られました。
昼食はこの小樽ニュー三幸というお店に来ました。このお店に来るのが小樽にきた目的です。
頼んだのはこのあんかけ焼きそばです。と言うのは前夜の「ケンミンショー」で小樽のソウルフードという事で放送されていて、おいしそうだったのと話題となったので札幌からすぐの事もあり食べにくるのと観光を合わせたのです。
2泊3日の札幌・小樽旅行は小樽で終わりで小樽駅からJR北海道で千歳空港へ向かいます。始発なのでガラガラでした。
千歳空港の昼は初めてだったので飛行機の撮影をする予定でしたが、あいにくの雨なので屋根のある所で少しだけ撮影しました。
中途半端の時間のフライトなので千歳で食べるか羽田で食べるかを考えましたが、羽田はいつでも食べられるので千歳で食べる事にし、北海道らしいジンギスカンのお店を見つけました。
食べたのはこのジンギスカン丼です。
空港ターミナルの中にコカ・コーラのホワイトベアがいました。オリンピック応援のようです。
搭乗待合室の写真です。このJAL524便に乗って帰ります。
帰りの便は窓側席が取れなかったので機窓の風景も離着陸動画もなしです。
【5】まとめ
・一番の目的のループ化された路面電車は乗りつぶしに成功した。
・札幌の地下鉄の乗りつぶしも完了した。
・札幌のJRタワーの部屋は高層階の夜景が綺麗な素晴らしい部屋にして頂いた。(知り合いの魔力で一泊5万円が一泊分はタダ!)
・千歳空港での撮影は雨が降っていて満足いくものでなかった。
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