大正13(1924)年12月27日小樽手宮爆発事故
<小樽港内艀船にて火薬爆発の大椿事 多数の艀船は木端微塵 死傷者算なし>
小樽新聞 大正13(1924)年12月28日 日曜日
二十七日午後一時二十七分小樽市手宮高架桟橋の方面に当たって天地も破れんばかりの一大音響を發して爆發したものがある、同時に全市三万戸の家屋に一大振動を與へ二階墜落したもの、窓硝子を破られたもの等全市に亘り續出して市民はいづれも戸外に飛出した。右は廿五日山口縣厚狭日本火藥会社から札幌三田火藥店及岩見澤川口火藥店に宛て發送したる火藥及ダイナマイト八百六十